レーザートーニング
レーザートーニングとは、QスイッチNd:YAGレーザー「Medlite C6」による肝斑の治療方法のことをいいます。 一般的に肝斑にレーザー治療は禁忌とされてきましたが、QスイッチNd:YAGレーザーは1064nmと長波長のため皮膚に深く届き、肝斑を刺激しないように非常に弱い出力で照射することで、蓄積したメラニンを少しずつ減らし肝斑を改善していきます。回数を重ねるたびにメラニンの量が少なくなり、透明感のある肌へと導きます。
レーザートーニングの特徴は、フラットなビーム光での低出力照射にあります。通常、レーザー光のエネルギーは中心部がいちばん高くなり、端にいくほど弱くなります(ガウシアン型)。
しかし、パワーが弱すぎる端の部分では効果がみられず、強すぎる中心部では炎症が強く起こり、肝斑が悪化する可能性があるため、従来のレーザー機器は肝斑治療に適していませんでした。
しかしこの治療で用いるハンドピースでは、均一なレーザー光(トップハット型)で肝斑のメラニン色素を狙い撃ちし、効果を出すことができます。
銀座ケイスキンクリニックでは、ロングパルスNd:YAGレーザーを低出力で中空照射する方法「ジェネシス」にて肝斑の治療を行っております。
ビタミンC、トラネキサム酸の内服に加え、ハイドロキノンクリーム・ルミキシルクリームなどの美白剤、トレチノインナノエッグ(レチノイン酸)の外用を併用することで、肝斑の安全な治療が叶う時代となりました。