雑誌『美ST』2019年1月号(11月17日発売 掲載ページP188~189)

特集「加齢やストレス、冬の乾燥で肌のバリア機能が低下しています!40代のゆらぎ肌に飲む〝こんにゃくセラミド〟」

バリア機能が低下して、乾燥したりかゆみが出たり、「なんとなく不調肌」の人が増えています。原因は肌のセラミド不足かもしれません。スキンケアで肌に補うだけでなく、実は食べても増やせるんです。飲んで効く"こんにゃくセラミド"で潤った美肌を目指しましょう。

<1.肌に.はセラミドがとても大切です。>
季節の変わり目に乾燥したり、かゆみや赤みが出る「なんとなく不調肌」。その原因はバリア機能の低下にあります。肌の最前線にある角層のバリアが弱くなると、そこから外的刺激が入り込みやすくなり、肌内部に炎症を起こします。炎症状態が続くと老化を促進させることにもつながります。外から異物が入り込まない整った角層を作るのは天然のクリームといわれる皮脂膜、水分を抱えるNMF(天然保湿因子)、そして角質細胞のすき間を埋めるセラミド(角質細胞間脂質)。特に水分保持力の高いセラミドがたっぷりあると、表面のキメが整い、ふっくらした透明感のある肌に。肌が健康で美しく見えるにはセラミドが必要なのです。

●バリア機能が壊れている、なんとなく不調肌が増えています
【バリア機能が高い肌・低い肌】
肌を外的刺激から守るのが皮膚表面にある角層。その角層の健やかさを保つのがセラミドを主成分とする細胞間物質です。セラミドが角層の細胞間を隙間なく埋めていると、肌表面のキメが整い、バリア機能もアップ。紫外線や大気汚染物質など外からの刺激を跳ね返し、肌の炎症を防ぎます。

・バリア機能が低い肌
皮膚のバリアが弱いので、細菌や湿疹を悪くするものが肌に侵入して悪さをします。内部で微弱炎症を起こし、細胞や組織にダメージを与え、シミ、シワなど肌老化の原因に。
・バリア機能が高い肌
皮膚のバリアがあるので、細菌や湿疹を悪くするものが侵入できない状態です。

●正常なターンオーバーにはセラミドが重要な役割を担う
コラーゲンやヒアルロン酸はハリや弾力を作って内側から支えますが、セラミドは表皮で肌の潤いを保ち、正常なターンオーバーやバリア機能を保つ重要な役割を担っています。残念ながら表皮細胞の中で合成されるセラミドは年齢とともに減少。スキンケアや食べ物から補うことが大切です。

<2.こんにゃくセラミドが肌にいい!>
美肌のカギはセラミド
食べ物の中で植物性セラミドが多いのがこんにゃく芋。ただ市販のこんにゃくは製造過程で含有部分が捨てられてしまうので「生芋こんにゃく」を選びましょう。
実験では、セラミドこんにゃくを摂取するとセラミドだけでなく、肌の線維芽細胞やコラーゲンの産生を増加させるというデータもあり、美肌試験でも潤い他改善が見られています。

<3.セラミドを食べて摂るメリットは全身に作用すること!>
セラミドを経口摂取することで体内での合成酵素が活性化する
セラミドはスフィンゴ脂質の一種で皮膚中の脂質の約50%を占めているほか、全身で機能を果たしています。セラミドは多くの植物に含有されており、経口摂取した場合は、そのまま肌のセラミドになるのではなく、体内でセラミドの合成に関係した酵素が活性化することが分かってきました。皮膚の機能改善効果や保水性についてはここ10数年で研究が進み、がんの抑制、アルツハイマーの予防などセラミドが生体にもたらすさまざまな可能性に注目が集まっています。
実際に、1日1200μgのこんにゃくセラミドを4週間、摂取した場合、75%の人が肌の潤いの改善を実感。5割り近くの人がツヤ、ハリの改善を感じたと回答しています。
35歳~59歳の男女にこんにゃくセラミド1日0.6㎎または1.2㎎を12週間続けて摂取してもらったところ、摂らなかった人に比べて頬や肘の肌からの水分蒸散量が減少。肌のバリア機能が上がり水分が逃げにくくなりました。

こんにゃく芋を調理して食品からセラミドを取ることもできますが、サプリメントならより手軽。こんにゃく芋を原料にセラミドを抽出した製品も多く出ています。
是非、手軽に取り入れて体の中からセラミドを補給しましょう。

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