日本テレビ『ヒルナンデス』 2016年8月25日OA
「女の手作りクッキング!このごはん誰が作ったの?大人気ママさんタレントSP」大好評のため第7弾の今回も慶田院長が解説をいたしました。
辻希美さん:ローストビーフ、サーモンとイクラのお寿司、冷奴、ココアプリン
8歳の長女・5歳の次男・3歳の三男のママさん。
ローストビーフは低脂肪で高タンパク質。タンパク質は筋肉を作るのに欠かせない栄養素ですから成長期に積極的に食べさせたい栄養素です。鮭にはカルシウムの吸収効率を高めるビタミンDが豊富です。骨や歯の成長を助けるので、育ち盛りのお子さんに良い食材です。また、鮭には脳の働きを活性化させるDHAも含まれるので頭の良い子になるかも。お寿司やお刺身など生で食べることで、効率よく摂取することができます。
別日のメニューの鶏そぼろ丼、コーンスープもGood !鶏肉と卵の組み合わせは、子どもの成長に必要なタンパク質がたっぷり摂れる良い組み合わせです。コーンスープのとうもろこしは、糖質とタンパク質が豊富。多くの国で主食になっていることからも分かるように、体を動かすエネルギー源になります。また、ビタミンB1が豊富なため、炭水化物の代謝をサポートしてエネルギーを作り出します。総合的に、成長期のお子さんの体を作るのにぴったりのメニューです。
スザンヌさん:パンケーキ、ハム、目玉焼き
2歳の男の子の朝ごはんです。
お子さんと一緒に作った甘いパンケーキ。実は朝食べると良いことがあります。パンケーキは糖分が高いので、体と頭を目覚めさせる効果があり、お子さんの朝ごはんにおススメのメニューです。ハムと卵はタンパク質が豊富。タンパク質は朝食べることで、寝ていた間に下がった体温を上げる効果が期待できます。さらに卵の黄身には卵黄レシチン(ホスファチジルコリン)という成分が豊富に含まれています。これは、神経伝達物質「アセチルコリン」の材料となり、記憶力向上効果があるといわれていますから、お子さんに毎日食べさせたいですね。
別日のメニュー鯖の味噌漬け、野菜サラダもおススメ。鯖は、脳を活性化させるDHAが豊富。味噌は体を作る材料となるアミノ酸が豊富で、お子さんにとても合ったメニューです。鯖の臭みを消し、子どもでも食べやすくなる調理法も良いですね。また、野菜の種類がとても多く、生野菜だけでなく根菜を温野菜としてたっぷり食べている点も素晴らしい。子どものころから野菜をしっかり食べることで、ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、食物繊維を十分に摂取でき、免疫力が高く、風邪などを引きにくい丈夫な体を作ります。
井上和香さん:冷やし中華、お出汁トマト
1歳の女の子を育てるママさんの朝ごはんです。一般的には授乳の時期ですね。
授乳中のお母さんは、特に栄養をしっかり摂らないと体力が続きません。
トマトに豊富に含まれるビタミンCとハムや卵のタンパク質に含まれるタンパク質は、授乳期に重要な栄養素と言われています。さらにトマトとハムの組み合わせは、育児中のお母さんを助けるストレス緩和効果が期待できます。実は、強いストレスが続くと、ビタミンCやタンパク質を大量に消費してしまいます。夜泣きなどでイライラが溜まりがちなお母さんにぜひ摂っていただきたいですね。
別日の夕食アスパラのお浸し、ズッキーニのハムチーズのせも良いメニューです。アスパラガスには多種のビタミンがバランスよく含まれています。アミノ酸の一種アスパラギン酸は、代謝を活発にし、タンパク質の合成を高める働きがあり、授乳期のママさんにも、成長期のお子さんにも特に食べていただきたいお野菜です。ズッキーニはβカロテン、ビタミンB群、葉酸、カルシウム、カリウムなどビタミン、ミネラルが豊富。チーズのタンパク質、カルシウムと一緒に取ることで、骨や筋肉の成長を助けます。育ち盛りのお子さんにぴったりのメニューです。
今回は、大人気のママさんタレントのごはんSP。食材の品目が多く、お子さんの健やかな成長のためにバランス良い食事を工夫されていますね!
ぜひ参考になさってください。