日本テレビ『ヒルナンデス!』 2017年8月16日(水)OA内容
特集『プロの使用品覗いちゃうんデス!』
今回初めて水曜コーナに出演しました。特集は、「皮膚科医が教える!日焼けケアアイテム」で、夏のうっかり日焼けに役立つ知識をご紹介しました。
そもそも日焼けとは、太陽光によって皮膚が炎症を起こしている状態です。いわば火傷と同じこと。ヒリヒリするほど炎症を起こしている場合は、すみやかに皮膚科での診察を受けるべきです。ところが、海など外出先から帰ってきた時間では、病院が終わっていることがほとんどですね。
そこで、皮膚科専門医の慶田院長が、日焼けした当日に行うべきアフターケアについて解説しました。
日焼け直後のケアとして、やってはいけないこととは?
1. 日焼け直後のローションパックはNG。
日焼けによって乾燥していると思い、パックをする方も多いかもしれません。しかしパックは成分の浸透率が高く、日焼け直後はその成分が逆に肌の刺激になることがあるためおすすめしません。日焼けは「サンバーン」と呼ばれるようにやけど状態。刺激に敏感になっているので、美容液の成分も肌ダメージにつながる可能性があります。
2.むけてきた表皮をついつい手ではがしてしまうのは、絶対NG!
無理に皮をむくと、二次感染の可能性があります。外部刺激から肌を守るバリア機能がこわれ、外から細菌などが侵入しやすい状態になります。
では、日焼け直後はどうするべきなのでしょうか?
問.うっかり日焼けをして、痛くて眠れないときに飲むと良いのはどっち?
A頭痛薬 B強めのお酒
答.うっかり日焼けをしてじんじんと痛むときは、家庭にある頭痛薬(消炎鎮痛剤)を飲むと症状をやわらげることができます。
ひどい日焼けの場合、体内では炎症が起きています。その炎症によって痛みの原因物質が次々と作られるため、じんじんと痛みを生じます。頭痛薬(消炎鎮痛剤)は、痛み物質の生成を抑制する効果があり、結果的に症状の緩和につながります。ロキソニンなどドラッグストアで手に入りますからいざというときのために覚えておいてくださいね。
是非、ご参考になさってください。