雑誌『and GIRL』2020年3月号(2月12日発売 掲載ページP134~P137 )

特集「花粉、寒暖差、ストレス......肌が最も敏感になる春を前に知っておきたいケア法&コスメをお届け アラサーゆらぎ肌をレスキューし隊!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

気温がだんだん上がり始めて花粉も舞いまくる春は、肌コンディションが急降下しやすい過酷な時季。なんだか急に肌の不調を感じるときはありませんか?
「YES!」と思われた方は見逃し厳禁です!それはゆらぎ肌かもしれません。
そんなときは調子が悪いなりのケアが絶対条件です。
対処方法がわかっていれば、いざというときも安心できます。

ふだんは肌が弱い方じゃないからといって、少しの違和感をスルーするのは危険です!肌が出してるSOSサインを見逃さないのが、ゆらがない肌作りの第一歩です!

【ゆらぎ肌の基本】
Q.「ゆらぎ肌」と「敏感肌」ってどう違うの?
A.‶ときどき敏感〟になる肌がゆらぎ肌です。
ムズムズ、チクチク、ヒリヒリするなどの違和感・赤み・乾燥・かゆみ・大人ニキビなどの症状がでます。1つでも当てはまった人はゆらぎ肌の可能性大。
慢性的に肌が不安定なのが‶敏感肌〟‶ゆらぎ肌〟とはいつもは問題なくても季節の変わり目や寝不足のときなどに、肌がムズムズしたり大人ニキビができたりする肌のこと。見た目が粉っぽかったり、キメが乱れてメイクノリが悪かったりするのも特徴です。

【ゆらぎ肌の原因】
ゆらぎ肌の要因は多種多様。花粉など春ならではのものもあれば、生活習慣の乱れや間違ったケアで自らゆらぎを招いていることもあります。内外両側から対策しましょう。
ゆらぎ肌になってしまう主な原因は大きく分けて2つ!
●内的要因
① 睡眠不足
眠りが足りないと体も心もすべて乱れます!
真っ先に見直すべきは睡眠です。寝不足が続くと肌再生が行われず、心身共にダメージ大。1日最低6時間は欲しいところです。
② 食事の偏りや腸内環境の乱れ
食事のバランスが悪く栄養不足だと肌も不健康に。摂取量も重要なので過度なダイエットはやめましょう。便秘は肌の乾燥を招くので、腸ケアも大事です。
③ ストレス
人事異動など環境変化が多く忙しい春。ストレスが続くと交感神経の緊張が続きバリア機能も低下します。睡眠の質や栄養の吸収も悪くなります。こまめに発散するように心がけましょう。
④ 運動不足
運動不足だと体内循環が滞り、代謝も乱れがちです。栄養が届きにくくなるので肌も不安定になります。ストレッチなどはストレス発散にも良いので取り入れるのはいかがでしょうか。
●外的要因
①花粉、黄砂
春のいちばんの大敵、花粉や黄砂などの大気汚染物質は肌に付着すると刺激物となります。肌のバリア機能が低下していると肌内部まで入り炎症の原因にもなります。
②大気の乾燥
肌の水分を奪う大気の乾燥もまだまだ油断は禁物です。乾燥でバリア機能が壊れた状態は角層の水分が逃げ、さらに刺激を受けやすくなるという悪循環におちいります。
③肌への刺激・摩擦
洗顔時に肌をこする、古いパフでファンデを塗るなど、物理的な刺激を与え続けると肌は確実にゆらぎます。せっかくのお手入れが逆効果になってしまう前に止めましょう。合わないコスメを使うのもNGです。
④気温の寒暖差
寒暖差があると毛細血管が拡張して赤みやかゆみが出現することが。また急に気温が上がると春モードに体がついていけず、自律神経が乱れ免疫力も低下し、ゆらぐ原因になります。

【レスキューコスメ&テクニック】
●スキンケア編
いつものスキンケアに違和感があるなら、すぐにコスメを切り替えるのが正解です。製薬会社が作ったものや敏感肌ラインを選ぶと安心です。
◆ゆらぎレベル低:化粧水がシミる
水分量が少ないクリームだけで素肌を包み込む!
水系のコスメはシミやすいので、ゆらいだときはクリーム1品でケアするのがおすすめです。保湿とは本来クリームなどで油分を与えること。しっかり潤いを補給しましょう。
当院オリジナルの『セラミドバリアクリーム』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30g ¥5,000)は、天然セラミドが主成分で、水分保持力・抗炎症作用が高く、季節の変わり目のざわつきやすいお肌や、敏感に傾きやすいお肌をやさしく守ります。

◆ゆらぎレベル高:クリームすらシミる
さらにこってりしたバームだけで超低刺激な保湿を
バームはクリームよりシミにくいので、さらに刺激レス。顔全体に塗るのは違和感があると思いますが、セカンドスキンを作って肌を守るイメージです。純度の高いものを選びましょう。バームすらシミるときは皮膚科を受診しましょう。
●べ-スメイク編
肌が敏感なときは、すっぴんがベストだというのは勘違いです。無防備な肌は花粉など刺激物が付着しやすいので、ベースメイクでガードしましょう。バリアが弱って肌がゆらいでいるときほど、刺激は肌内部に入り込みやすくなるため、敏感肌ラインから出ている低刺激なベースメイクを賢く活用するのがオススメです。さらにBB・CCクリームなら紫外線カットやベースメイクが1つですみ、比較的簡単にオフすることができるため、肌の負担を少なくすることができます。

【生活習慣の注意事項】
《NG》朝は洗顔料を使わない!
朝の肌は夜に塗った油分や寝ている間に出た皮脂が酸化して、さらにほこりなども付着しています。お湯だけだと油分は落ちないので洗顔料は使いましょう。キメ細かい泡がマストです。

《NG》ベースメイクが崩れそうだから化粧水のみつける!
ゆらいだときこそ保湿第一です。夜より少なめの量でいいので、朝も油分できちんとフタをしましょう。ベタつく人は乳液+目元のみクリームでもOKです。

《NG》肌の負担になりそうだから日焼け止めは塗らない!
日焼け止めは絶対年中塗りましょう。春先はまだそこまで紫外線が強くないと思いがちですがゼロではありません。弱った肌に紫外線が当たると炎症や色素沈着を起こしやすくなるので、低刺激タイプを必ず塗るようにしましょう。

《NG》頻繁にティッシュで鼻をかむ
頻繁に鼻をかむと、紙でこすれて肌はかなり傷みます。ソフトなティッシュを選びましょう。また、鼻水が肌につくだけでも刺激となって赤みやかぶれが発生することもあります。
肌についたまま放置せず、ぬるま湯で洗い流してからワセリンを塗布しましょう。鼻水をはじいてくれます。

《NG》保湿を意識してこまめにミスト化粧水を使う!
ミスト化粧水は打ち水のようなもので保湿成分が少ないので、潤い目的ならクリームや乳液を塗る方が効果があります。朝のメイクを軽めにすれば、クリームを塗ってからリキッドファンデでお直ししてもそこまで崩れることはありません。

《OK》マスクやめがねで花粉対策
花粉症ならばマスクとめがねは必須。髪はまとめ、ファーなどは避け、ナイロン素材などの服を着て花粉を付着させないようにしましょう。花粉症ではない人は、マスク自体が肌への刺激になったり、蒸れて皮膚炎を起こす可能性もあるので、しない方がベターです。

《OK》オフィスで1日1杯コーヒーを飲む。
コーヒーには利尿作用がありますが、肌が脱水することはなく影響はありません。気分転換にもなるので1日3杯くらいなら問題はありません。ただし夕方以降は眠りの質が下がるので避けましょう。

《OK》仕事後は運動をしてリフレッシュ
汗で赤みが出ても一時的なら問題ありません。むしろ汗を定期的にかいた方が角層の水分量も保ちやすくなります。ただ、ホットヨガは一気に血流が高まりかゆみが出やすいので、肌が敏感なときは控えるのが賢明です。

《OK》大好きなお酒を飲む
悪酔いせずお酒を楽しめる人は、適量であればストレス発散に効果的です。ただしお酒を飲むと、体内でアルコールを分解するために、皮膚の再生&皮脂調整機能をもつビタミンBを大量に消費します。ビタミンBを含む物を一緒に食べることがオススメです。枝豆はビタミンB を豊富に含む食品。実は枝豆とビールという組み合わせは理にかなっているということです!

《NG》クレンジングオイルは刺激が強そうなので使わない!
クレンジングオイルは洗浄力が強いイメージですが、実はこすらずにサッとメイクが落とせるので、肌にのせている時間が短く、むしろ肌への刺激が少なくてすみます。のせてから1分以内を目安になじませ、感触が軽くなったら乳化させてしっかりすすいで下さい。

《NG》帰宅後はくつろいで、お風呂に入るときに洗顔!
花粉症の人はできる限り花粉を早く落とした方がいいので、帰宅直後にクレンジング&洗顔するのがベストです。洗顔後は、きちんと保湿することも忘れずにしましょう。お風呂に入るのが帰宅後1時間以内くらいなら、入浴時でもかまいません。

《OK》美容医療の力に頼る
当院で大人気の『プラズマシャワー』は、強力な殺菌力で肌トラブルの元凶となる細菌を一撃します!増えすぎた黄色ブドウ球菌やアクネ菌を殺菌し、炎症を早期に鎮静化させます。
当院では、お悩み・目的に応じて3種類のコースを設けていますが、一番リピーターが多いのが、ヒト骨髄幹細胞の培養上清由来のサイトカインをたっぷり含む『サイトプロMD』を導入する肌再生コースです。「肌再生」のスイッチを入れて、肌の自活力を引き出し、傷ついた肌の「炎症」を素早く抑え、細胞の不具合を整えて衰えた肌を新しく健康な肌へ生まれ変わらせます。繰り返し受けることで、キメ・小ジワ・毛穴の開き・くすみなども徐々に改善します。
肌状態や年齢によっても異なりますが、1~4週間に1回の間隔で3~5回の施術をおすすめします。その後も定期的に継続することでさらに効果的です。
当院では、施術の最後の仕上げに美容成分たっぷりの「濃密パック」をサービスで付けています。肌に吸い付くようにフィットして、ハリのあるみずみずしい肌へ導きます。
翌朝の美肌効果に、きっとご満足いただけると思います。
気になる方は、お気軽にお問い合わせくださいね。

美容医療の力を借りながら、ゆらぎ肌の時季を乗り切りましょう。
ご参考になさってください。


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