雑誌『CHANTO』2019年5月号(4月5日発売 掲載ページP42~45)
特集「ママのキレイは最高の入浴法でつくる」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
忙しいママはゆっくりお風呂に入る時間もままならないのですが、正しい入用法さえ知っていれば疲労回復や美容効果も期待できます。短い時間でも"キレイ"をつくれる効率のいい入浴法と、おすすめの極上バスグッズで、最高に気持ちいい時間を過ごしましょう。
本誌調べによると
『仕事で疲れてお風呂に入らず寝てしまう日はある?』
➡2割が入浴せずに寝てしまうことがあると判明!
美容と健康には睡眠が大事です。お風呂はシャワーで手軽にすませる日があってもいいですが、メイクや保湿だけは忘れずにしましょう。
≪正しい手順を守れば疲れがとれて肌もキレイに≫
入浴には、①肌の毛穴が開いて汚れが落ちやすくなる、②血流を促して肌の生まれ変わりをアップさせる、③自律神経を整えて疲れをとる、などのメリットがたくさんあります。
ただし、手順やケアのしかたを間違えると、肌の乾燥などのトラブルになります。まずは正しい入浴法を覚えましょう。
お湯の温度は冬で42度前後、夏で39~40度が目安です。シャワーですまさず、できれば湯船につかるのがポイントですが、無理は禁物です。疲れた日は、子どもだけ洗って自分はつかるだけ、余裕があればホームエステなどのスペシャルケアを、と状況に応じてお風呂を賢く活用しましょう。
【デイリーケア編】
子どもと一緒でもできる、忙しい毎日でも大丈夫、効果的な入浴法を覚えて翌日へのエネルギーチャージをしましょう。
●入浴前
①浴室を暖めておく
部屋の寒暖差をなくして体への負担を軽減するため、浴室は熱いシャワーを流すか、湯を張った浴槽のふたを開けておきましょう。
②ブラッシングとクレンジング
髪のからみをとったり、付着したホコリや花粉をとるために、乾いた状態でブラシをかけます。顔はクレンジング剤をなじませておきましょう。
③体のゆがみをチェック
鏡で体をチェックしてみましょう。40歳を過ぎると自然と脂肪は減ってくるものです。お肉のつき方だけに囚われず、体のゆがみを見て正すことが重要です。
●入浴中
①かけ湯
心臓への負担を減らすため、足元からかけ湯を。頭も湯洗いし、頭皮をやわらかく、皮脂をゆるめておき、同時に顔のクレンジング剤を流しましょう。
②つかる(1回目)
湯船につかると体温をしっかり上げるメリットはありますが、長くつかりすぎると肌が乾燥します。3~5分程度で大丈夫です。
③ママの髪を洗う、子どもを洗う
自分の髪を洗い、トリートメントを浸透させるために頭をタオルで包んでから、子供も洗います。子どもを湯船にいれ、トリートメントを流しましょう。
④つかる(2回目)
3~5分程度つかり、体が温まったら湯船に座った状態で浴槽につかまり、ウエストをひねる&肩甲骨のストレッチをしましょう。
⑤ママの体を洗う
肌のバリア物質が流れた状態で湯船につかると乾燥するので、顏と体を洗うのは最後に。このとき、手で泡を動かすように優しく洗いましょう。
※固形石けんはアルカリ性で脱脂力が強いものが多いため、肌の乾燥が気になる人は避けたほうが無難です。肌に優しいのは液体のアミノ酸系洗浄剤です。しっかりと泡立てて使いましょう。皮脂やニキビが出やすい人は、その部分を少し長めに洗っても良いでしょう。
●入浴後
①暖かい場所で体をふく
せっかく温まっても、入浴後に寒い場所にいきなり出ないように、体を拭くのは暖まった状態の浴室か脱衣所で行いましょう。
②保湿
慌ただしくても保湿はしっかりと、化粧水やボディーローションを塗りましょう。
③水分補給
体を冷やさないよう、入浴後は常温の水や白湯を飲むのがベストです。夏など子供が汗だくになった時は、冷たい水でも大丈夫です。
【スペシャルケア編】
ママは子供を優先して、自分のことはあとまわしにしてしまいがちです。たまには一人でゆっくりリラックスする時間をつくってみましょう。
<なんにも考えない至福のひととき♪リラックスアイテム>
ゆったりと湯船につかって温まっているだけでも、日頃の疲れや悩みを忘れられます。いい香りや心地よい明かりなどの癒しアイテムをプラスすれば、体も心もパーッと解放できます。
●お風呂用間接照明
照明を落としてお風呂に入ることで、自律神経のうち副交感神経が優位となり、リラックス効果がアップ仕事や家事の戦闘モードから切り替えができ、睡眠にも好影響です。
●入浴剤
お湯に浸かるだけで、角質層内の潤い成分は溶けだしてしまいます。それを少しでも補うのが、保湿系入浴剤です。配合されている保湿成分は、肌表面に膜をつくり、自前のうるおいを守りますさら湯の入浴より、肌の皮脂が抜けにくいことが研究でも立証されています。
また、バスピローを使用したり、アロマオイルなどの香りもリラックスできるのでおすすめです。
<出かけなくても手軽にきれい♪エステ気分アイテム>
普段ケアしきれない毛穴汚れや気になる乾燥は、どんどん進化しつづけているホームケアアイテムを活用して、体が温まるお風呂時間を賢く利用するとラクに美活ができます。
●フットケア
お風呂でのケアは手軽で、気持ちいいものです。ただし、削りすぎは必要な角質も除去してしまうので注意してください。ケア後の保湿はマストです。
●パック
スチーム効果で体が温まるお風呂では、パックの効果もアップします。ただし、シートタイプのパックは、肌に密着することで成分を浸透させるため、入浴後の使用がおすすめです。
<気分爽快リフレッシュ"汗活"ですっきりアイテム>
あまり汗をかかない人は自律神経が乱れがちになります。たまにはお風呂でじっくり汗をかく習慣づけをしましょう。ただし、お風呂で汗をかくのは、気分爽快ですが、長い時間お風呂で過ごすと、体の水分が多く失われてしまいます。適度な水分補給と保湿は忘れずに行い、短い時間でも、"キレイ"をつくれる効率のいい入浴法を是非お試しください。
是非、ご一読ください。