雑誌『InRed/インレッド』2018年8月号 (7月7日発売 掲載ページP112~113)
特集「暑い季節を気持ちよく過ごしたい 涼やかな雰囲気を纏う夏のデオドラントケア」
清潔感のあるボディで好印象
汗をこまめにオフして爽やかな状態をキープ
少し動いただけで汗をかく夏は、いつの間にか汗臭くなることがあります。けれど、汗そのものは本来、無臭です。汗は〝全身から出て体温調整するエックリン汗〟と、〝わきや外性器周りなどの部分的に出るアポクリン汗〟があります。アポクリン汗はたんぱく質を多く含み、これが常在菌によって分解されることでにおいに変わります。わきは臭いの強い汗が留まりやすく、汗の蒸発とともに広がるので周りの人にも気づかれやすくなります。対策としては、わきの汗を抑えることや汗をかいたら早めに拭き取ること。これだけでもかなり軽減されます。
(対策1)
汗そのものをブロックする
いつどこでも手軽に使えるのが制汗剤やデオドラントアイテム、精油の香りでケアするエチケットスプレー。わきの汗を止めても、他のパーツで調整するので体に影響はありません。制汗剤は汗ジミ対策もできるので便利です。
(対策2)
汗をすばやく吸収する
汗が肌に留まる時間が長いほど菌の分解が進むので、吸汗性のインナーやパッドを使うのも賢い選択。ミネラルを含む汗は、乾いたハンカチでは取れ切れません。拭くときはボディシートや濡れタオルなどがおすすめです。
(対策3)
生活習慣を見直して体質改善
1 肉や辛いものを食べすぎない
脂肪が多い肉やニラ、スパイスなどをよく食べる人は体臭が強くなりがち。焼肉やステーキ、アジア料理はほどほどに。
2 体臭を強めるタバコは控える
皮脂が酸化することも体臭の原因のひとつ。ストレスや加齢、暴飲暴食はもちろんのこと、タバコも酸化を進め、においを強くさせます。
<足のにおい>
丁寧にケアすれば素足に自信が持てる
1日中はいた靴を脱いだときにモワッと立ち上がる足のにおい。これも汗が常在菌によって分解されることで発生します。
パンプスやスニーカー、ストッキングなどで通気性が悪いと、汗がこもって靴のなかは蒸し風呂状態。すると常在菌が増えて汗の分解が進み、においが蓄積されます。
また、夏は水虫にも注意が必要で、深刻化すると皮がふやけて悪臭を放ちます。ムレによるにおいも水虫も対策としては、汗がこもらないようにすること。そして、同じ靴ばかりを履かないことです。
古い角質もにおいの原因になるので、毎日しっかり洗い、定期的な角質ケアも行いましょう。角質や汚れは靴のインソールにも付着するので、帰宅後は固く絞った布やアルコールなどでインソールを拭いておくことも大切です。
●朝出かける前のフットケアを習慣化
靴を履く前はにおいの元となる汗にアプローチするアイテムを活用。制汗剤やクールジェルを塗るほか、汗を吸収する使い捨てインソールを忍ばせるのもおすすめです。
●外出先で靴を脱ぐ前に消臭アイテムで応急処置
一番困るのが、座敷での食事やホームパーティ。手軽ににおいケアできるフットシートやスプレーは〝バッグに常備〟が夏の常識です。
●入浴時に専用ソープで洗う
汚れや古い角質はその日のうちにしっかりオフ。足の指の間は汚れが溜まりやすいので、手を使って丁寧に洗いましょう。
●その他のケア
週1で丁寧なケアとバスマットの交換
足の爪裏も汚れが溜まるので、週1回ブラシ洗浄を習慣化しましょう。また、湿ったバスマットは菌の温床となるのでこまめに洗濯を。
お風呂が面倒な日は足湯で代謝アップ!
1日動いた足は汚れや汗、雑菌でいっぱい! 疲れていても足だけは洗うのが賢明です。代謝が上がることでにおいも軽減されます。
気温が上がり湿度も高くなるこれからの季節。デオドラントケアを習慣にしましょう。
是非、ご一読ください。