雑誌『LEE』2021年3月号(2月7日発売)
特集「敏感なときにも心地よく!花粉の季節にも!ガードしながらUV対策で、肌を守る!」(掲載P104~P105)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
待ち望んでいる春も、もう間もなくですね。でも一年のうちで、肌が最もゆらぎやすくなるのもこの時期なのです。その対策は万全ですか?紫外線、花粉、ホコリ、精神的ストレスなど...そんな春先の環境に負けない健やか肌を保つ対策を改めて考えましょう!
■春先のゆらぎに必要なケアは?
Q. 春先の肌がゆらぎやすくなるのはなぜ?
A. 紫外線に花粉...春は肌を敏感にさせる要素がたくさんあります。
冬の乾燥の影響で、春はバリアカが低下する傾向があります。そんな肌を襲うのが春先の花粉や黄砂、PM2.5などの飛来物や徐々に増えてくる紫外線です。さらに、季節の変わり目による自律神経の不調や、異動や入学など新年度の環境の変化による負荷もかかります。そのため春は肌トラブルが生じやすくなってしまいます。
Q. 花粉が気になるこの時期のUVケアに迷います...
A. あれがちな肌ほどUV対策は大切です。敏感肌に配慮したものを選んでください。
花粉などで肌あれがひどいときは放置せず、まずは皮膚科で治療を受けましょう。それと並行して日焼け止めで肌を守ることが大切です。肌が弱い方は浸透しにくいシンプルな処方のものをお使いください。最近は花粉対策も考えた日焼け止めもありますし、研究力の高い会社の敏感肌用がおすすめです。あれてしまっても諦めないでください。
Q. 花粉や乾燥にゆらぎがち...どんなスキンケアをすべき?
A. 優しい感触の洗顔・保湿・紫外線対策。この3つを徹底しましょう。
"保湿"に始まり"保湿"に終わるというくらい肌をしっかり潤すということは大切です。
肌が敏感になっている時は、水系のコスメがしみやすいので、ゆらいだときはクリーム1品でシンプルなケアがおすすめです。セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)、グリセリン、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどが配合された保湿剤(モイスチャライザー)は確かな保湿効果をもたらします。天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。さらに、花粉などの飛来物を潤いを残しながら優しく洗い流す洗顔やクレンジング、そして日焼け止めなどの紫外線対策も必要です。この3つを徹底させることが第一です。あとは、腸内環境を整えるなどインナーケアもパランスよくしましょう。
Q. 春の紫外線は肌にどんな影響を与える?
A. バリア力が低下していると紫外線は肌トラブルの原因になります。
春先は紫外線に対して油断しがちですが、この時期から徐々に量が増え始めるので注意が必要です。特にバリア力が低下しがちな春の弱い肌に紫外線が当たると、より炎症や色素沈着などのトラブルを起こしやすくなります。炎症は肌老化を加速させる要因にもなります。UV対策はマストです。春からはさらに、飲む日焼け止め2種『ヘリオケアウルトラD』と『ソルプロプリュスホワイト』の内服も始めましょう。体の中からのUV対策も抜かりなく。
Q. 春のゆらぎ肌のUV対策、効果的な塗り方を知りたい!
A. 薄く2度レイヤー塗りを。こまめな塗り直しも大切です。
適量を1回薄く塗り広げたら、さらにもう1回重ね塗りすると効果的です。広い面は指の腹で一気に広げ、まぶたや鼻のまわりなどは薬指で丁寧に行ってください。汗やこすれなどで落ちやすいので、メイクの上からでも大丈夫なのでこまめな塗り直しも必要です。