雑誌『MAQUIA/マキア』2016年11月号(9月23日発売 掲載ページP210~213)
特集『"秋ゆらぎ"も"秋落ち"も寄せ付けない!「季節の変わり目」に負けず肌絶好調!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
そろそろ強い日差しからは解放される時期ですが、秋口は夏の肌疲れのツケがたまり、肌の調子がダウンしやすいものです。"秋ゆらぎ"と"秋落ち"肌にならないために、自身の肌の調子を正しく理解し、賢い肌ケアをはじめましょう。
日常生活を見直し、先手先手でスキンケアを
秋のはじめは、夏の紫外線や高温多湿、旅行などのイベントの疲れがたまり、肌にさまざまな不調がでやすくなります。肌を外部刺激から守るバリア機能が落ち、さらにブタクサやカナムグラといった秋の花粉が飛散し、ゆらぎやすくなっています。
また、気温の低下から血流が悪くなりやすく、たるみなど"秋落ち"も加速するシーズン。まずは、健康な肌を育むために栄養バランスの取れた食事、質のよい睡眠を心がけ、"秋ゆらぎ"、"秋落ち"をケアしましょう。
こんな症状がでていたら...秋ゆらぎ肌かも?
・なんだか肌がピリピリ、ムズムズ...
・スキンケアが入っていかない
・原因不明のニキビが出る
・原因不明の赤みがでる
・乾燥のせいか肌がかゆい
・疲れてもないのにくすむ
Q.秋はどうしてゆらぐの?
A.夏の間の紫外線の蓄積と、秋の気温低下が主な原因
夏に浴びた紫外線ダメージと、寝苦しさによる寝不足で体全体が疲れ、バリア機能がダウン。そこに空気の乾燥が加わることなどから、"秋ゆらぎ"が起こるのです。まだ気温は高くても湿度は低下しているので、クリームなどで油分をしっかり与え、保湿することが大事です。
Q.敏感肌だけどメイクしなきゃ!どうしたらいい?
A.つけ心地と落としやす重視のメイクを心がけましょう。
外気や紫外線から肌を守るためにもベースメイクは大切です。肌の刺激にならないものを選び、ときにはフェースパウダーだけにするなど、クレンジングの負担がかからないメイクにしましょう。
ゆらぎを感じたら肌が敏感になっているので、お手入れはとにかく優しく、過剰なスキンケアは禁物です。お肌が弱っていたり、不安定でバリア機能が低下した状態だと、新しい化粧品や長時間のパックなどが刺激となってしまう場合があります。肌が安定するまでは、保湿を重視したシンプルなケアに切り替えましょう。ひりつく、赤くただれている、化粧品でしみるなどの刺激を感じたら、炎症のサインです。自己流のスキンケアを中止して、皮膚科専門医に相談しましょう。
本誌では、症状別に"秋ゆらぎ"、"秋落ち"に負けない肌のための、おすすめコスメが紹介されています。優しい使い心地と、保湿がポイント。秋の肌ケアの参考になさってください。
是非、ご一読ください。