雑誌『MAQUIA/マキア』2016年6月号(4月23日発売 掲載ページP148~149)

特集「美白&UVケア100問100答」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

まず美白を目指すならおさらいしておきたい紫外線に関してです。紫外線とは、太陽光のうち200から400nmの波長域を指し、地表に届くのは280~315nmのUVB、315~400nmのUVAです。

シミやシワにたるみ、ニキビやキメの乱れ、毛穴のたるみなど、あらゆる肌悩みを引き起こし、皮膚がんの原因にもなります。紫外線対策は0歳から始めましょう。
いっぽう、紫外線を浴びることでビタミンDが活性され、骨が丈夫になるなどの益もありますが実際には5分程度あたれば十分なので意識して浴びる必要はありません。
老化の原因の8割は紫外線などによる「光老化」ということがわかっていて、太陽光は避けるべきです。冬でも雨や曇りの日も太陽光の影響は無視できません。一年中紫外線対策をこころがけましょう。

日焼け止めのSPF、PAともに数値が大きい方が効果的ですが、塗る量と塗り直しがポイント。特に紫外線が強い時期は、日傘などとあわせて、より守りを固める努力をしましょう。

シミとくすみはどのようにちがうのでしょうか?一般的にシミは部分的で、くすみは顔全体に生じ、それぞれ原因も異なります。シミは、両コメカミ~頬にかけての「バタフライゾーン」にできやすく、紫外線のダメージがきっかけとなりメラニンの過剰産生が生じ、部分的にメラニンが蓄積した状態です。

そばかすは、5歳くらいからできはじめ、場所は頬だけでなく、鼻の上、上まぶたにできることもあり、シミより比較的小さな点であることも特徴です。月経前にシミが濃くなるように感じる場合は、女性ホルモンの影響による肝斑かもしれません。エストロゲンはメラニンの生成を促進します。

一方、くすみはメラニンの影響のほか、乾燥や血行不良、糖化などでも起こりますから、スキンケアと基本的な生活習慣が大切になってきます。

ただ単に白くすれば美しい肌かといえば答えはNO.色むらがなく透明感のある健康素肌を目指しましょう。色黒さんでも紫外線&美白ケアをすれば、肌の色を明るく変わります。
ご参考になさってください。

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