雑誌『美ST』2018年5月号(3月17日発売) 掲載ページP55)
53ページ大特集!『40代、若く見せたいなら「シミを取る!」「くすみを晴らす!」』
美白特集の2つのコーナに慶田院長の取材記事が掲載されています。
特集①『顔が白くなると他のパーツが悪目立ちしてしまいます。上級者は極めます「く美白」「て美白」「は美白」「め美白」「ちく美白」』
年をとってくすむのは顔だけではありません。顔のシミやくすみ取りだけに躍起になっても、そのパーツが黄ばんでいては、かえってガッカリです。真の美白賢者は、見落としがちな〝あのパーツ″まで、丁寧に磨き上げていいます。
職業柄、顔以外の美白ケアも気を配っています。ニップルケアを始めたのは2人目出産後。妊娠中はメラニンが活性化し、肝斑が出たり、生理的にメラニン量が多い部位が濃くなります。私の場合は、わきの下とニップルが自分でも驚くほど黒ずみ、出産1か月後に〝ジェントルレーズ″を照射しました。同時に顔に使う美白外用剤を時々ボディーにも塗るようにして、マメにケアをしています。
関連リンク:
・『ジェントルレーズ プロ』
また白肌を目指すなら眼球の黄ばみも要注意。主な原因は日焼けと糖化です。過剰な糖質の摂取はコラーゲン線維の糖化に直結し黄色く変化してきますます。スマホの影響で近年急増するドライアイで軽い炎症を繰り返すことも白目が濁る一因です。今のところ眼球の色を元に戻す方法はなく、日々のケアが不可欠だと思っています。
●「目」黄ばんだ瞳は予防第一!炎症も糖化もこまめにケア
黄ばみの主な原因は日焼けと糖化です。日傘やサングラスのほか、飲む日焼け止め"ヘリオケア"を365日服用して紫外線を防御し、ヒアレインをマメに差して乾燥による摩擦刺激も予防します。「白目が充血している!!」そんな炎症には抗炎症効果の高いステロイド剤のフルメトロン点眼液で緊急的な対応も出来ます。多方面からの対策が肝心です。
関連リンク:
・『ヘリオケア』
●「乳首」医療とコスメの複合ケアで黒ずみ消去。温泉も恥ずかしくない
出産後に黒ずみが加速したと驚き、乳輪と乳頭にアレキサンドライトレーザーの〝ジェントルレーズ″を照射、1回で薄く皮が剥け元に戻りました。以降、ターンオーバーを高め過剰なメラニンを排泄させるレチノール高配合のエンビロン〝モイスチャーACEオイル″と、メラニン合成をブロックする美白剤〝ルミキシル″または〝ナノメッド HQエッセンス″を週2〜3回塗ってケアしています。ナノメッドHQはナノ化された導入促進剤と混合された低濃度で高吸収のハイドロキノンで、刺激性皮膚炎を生じないので敏感な乳首にも安全にお使いいただくことが出来ます。
関連リンク:
・『モイスチャーACEオイル』『ルミキシル』『ナノメッド HQエッセンス』
・『ジェントルレーズ プロ』
特集②「娘に伝えたい美白の読み聞かせ」(3月17日発売 掲載ページP78)
慶田院長自身が16歳と5歳の女の子のママとして、乳児期からのUVケアを実践しています。今回、皮膚科専門医直伝の『お子様向けのUVケア』を紹介します。
親愛なる娘へ。
ママが赤ちゃんのころは母子手帳に「日光浴のすすめ」という内容が書かれていたけれど、今はありません。日光の肌へのダメージは大きく、特に成長期の子供たちは細胞分裂が盛んである分、紫外線による皮膚ガンの発生率が高くなりやすく、とても危険なのです。オゾン層が破壊されつつある現代はとくに注意しなくてはなりません。一生に浴びる紫外線の80%は20歳までに浴びてしまうと言われています。外出の前には日焼け止めを塗りましょう。スプレー式の日焼け止めは、全身に使えて、汗をかいた時の塗り直しにも便利だから、鞄に忘れずに入れておきましょうね。肌がキレイなころからしっかりケアすることで、10年後、20年後、もっと先まで後悔しない肌でいられますよ。太陽の下で過ごしたときは、乾燥しないように、ビタミンC配合でシ予防ミに効果がある化粧水を習慣にしましょう。将来、あなたがお母さんになるころ、みんなに褒められるような美肌になることを願って。ママより。
本来UVケアは0歳から始めるべき。細胞分裂のスピードが速い乳児期~小児期は、特に紫外線のダメージが大きく、シミ・しわ・たるみなどの光老化に加え、老人性イボや皮膚がんのリスクも高く、赤ちゃん時代から抜かりない紫外線対策が肝心です。
日焼け止めは、夏だけでなく、天候に関わらず日の出から日没まで1年を通して塗りましょう。雨の日でも晴天の30%程度の紫外線は降り注いでいます。
お子さんの場合は、外遊びや体育の授業の時にも日焼け止めを常備したいもの。特に夏は毎日、そして効果を保つために2~3時間ごとに塗り直すべきです。
赤ちゃんの頃は、石鹸で落とせるノンケミカルタイプが使いやすいでしょう。
幼稚園以降は、刺激が少なく肌に合うものであれば、紫外線吸収剤が含まれるもので問題ありません。化粧をしない子供の場合は、顔とボディ兼用のものでOK。
特にこれからの時期は、UVカット効果が高いものを選びましょう。薄くしか塗れていないし、流れたりもするのでSPF35~50、PA+++以上は欲しいところ。
具体的には、自分の娘たちには、SPF50+、PA++++、ノンケミカル、ウォータープルーフ、抗酸化成分ファーンブロック配合、UVA、UVB、ブルーライトに加え、近赤外線までカットしてくれる『ヘリオケア360°ミネラル』を塗らせています。
長女は学校のロッカー、バックの中のポーチにも1本ずつキープし塗り忘れた時、汗で流れた時の塗り直しをしています。ラロッシュポゼ UVイデアのスプレータイプの日焼け止めも、便利です。美白化粧水の使用は、抗酸化効果で紫外線の酸化ストレスを防ぐという意味では、早くから始めた方がおすすめです。抗酸化効果のあるレチノール(ビタミンA)やビタミンC配合の化粧品(プロラビッシュローション、エンビロンモイスチャーACEオイル)は小学校高学年から使わせると良いでしょう。
物理的な遮断方法としては、熱中症にならない程度に、帽子や衣類などでがっちり覆うべきです。『帽子をかぶらなければ、外遊びはしないNO HAT NO PLAY!!』と教育すると子供は守ります。ポイントは例外を作らないこと。ルールを破れば速やかに撤収する怖いママですが、将来きっと感謝するはずです。特に6月~9月の日本では、紫外線の強い10:00~16:00は屋内で過ごし、それ以外の時間帯もなるべく日陰で遊ばせます。
体の内側からのケアも習慣にしたいものです。飲む日焼け止めヘリオケアは4歳以上から内服可能な天然成分でできています。大きなカプセルですが、小学校高学年以降は飲めると思います。長女は中1から毎朝飲んでおり、体育祭などアウトドアの時には、昼に飲み足しています。
サプリメントを飲むなら、抗酸化力が高くビタミンのACEエースと呼ばれているビタミA・ビタミンC・ビタミンEを一緒に飲むと、相乗効果がありおすすめです。
また、抗酸化作用の高い食べ物は、離乳食の始まる5ヶ月ごろから摂取すべきです。
野菜を食べられる子供に育てる食育は、肌育の一環。食べさせるときに、「紫外線に強くなるのよ」「循環を良くするのよ」「お腹の調子を良くしてお肌を強くするのよ」など効能を話して聞かせていました。わが家の娘たちはびっくりするほどたくさん野菜を食べます。
ただし、柑橘類・せり科野菜などソラレン高含有食品は、紫外線への感受性を高めてしまうので、日没後に食べましょう。
実は、シミになりやすい体質(抗酸化能力の低さ)が遺伝することが分かっています。
遺伝子検査で、抗酸化能が低い場合は、より一層シミ対策をすると良いでしょう。
部活や体育、外遊びなど、子供の頃に焼いた肌は、確実に将来シミになり、皮膚がんのリスクも高まります。短期間に大量の紫外線も、少量長期間の紫外線も両方影響します。娘の一番身近なアドバイザーとして、今からUVケアの大切さを伝えていきましょう。ちなみに、息子さんにも同じようにしてあげてくださいね。男の子の方がお外で遊ぶ時間が長いので、UVケアは女子以上に必要なのです。
是非、ご一読ください。
関連リンク:
・院内調合オリジナル化粧品
ヘリオケア360°ミネラル、プロラビッシュローション、エンビロンモイスチャーACEオイル
・肌質関連遺伝子検査