TOKYU ROYAL CLUB MEMBER'S MAGAZINE『Fino』2019年12月(掲載ページ P36)
東急ロイヤルクラブ会員誌『Fino』の特集「体の声を聴く こんにゃくセラミドで、毎日コツコツと肌の乾燥予防」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
寒さとともに空気が乾燥してくるこの季節。肌の乾燥防止のため、保湿クリームやボディローションが欠かせないという人も多いのではないでしょうか。
【こんにゃくセラミドで、毎日コツコツと肌の乾燥予防】
肌の潤いを保つためには、内側の水分が逃げるのを防ぎつつ、外部からの刺激をはねのける、角層のバリア機能が大切です。肌は表面から表皮・真皮・皮下組織の3層構造になっていて、表皮のうちで最も外側に位置するのが角層です。角層で保湿の役割を担っている主なものは、皮脂膜・NMF(天然保湿因子)・細胞間脂質(セラミドなど)です。なかでも水分保持力が高いのが細胞間脂質で、水分保持の約8割を占めています。つまり、角層の中の細胞間脂質の量が潤いを最も左右するということです。加齢とともに体内で作れるセラミド量は減るので、30代以降の方は意識的に摂取するといいでしょう。
クリームやローションにもセラミド配合のものがありますが、ドラッグストアや通販で購入できる、こんにゃくセラミド配合のサプリメントを愛用しています。塗布したところに作用するクリームとの違いは、サプリなら全身への効果が期待できますし、飲むだけなので毎日続けやすいですよね。
約10年前には既に、こんにゃくセラミドの経口摂取によって肌のバリア機能が高まるという実験結果が出ています。最近では脳機能にも良好な影響を与えるというエビデンスも出てきています。1日に1.8mg、サプリで3粒ほどが推奨摂取量で、飲む時間帯は問いません。とにかく毎日、摂り続けるのが理想です。肌が生まれ変わるターンオーバーに必要な10~14日後には、多くの人が効果を実感できるでしょう。
なお、こんにゃく芋をすりつぶして作る生芋こんにゃくにもセラミドは含まれていますが、調理して食べるとしたら、セラミドの推奨量を摂るには300g(1枚半)にもなるため、毎日続けるのはなかなか大変です。市販のサプリメントを利用して、冬も潤いのある肌をキープしてみてはいかがでしょうか。
◇当院オリジナル高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』銀座ケイスキンクリニック取扱い ¥5,000(30g)は、角層のバリア機能に着目し開発した天然セラミドを主成分とし、水分保持力・抗炎症作用が高く、アトピー性皮膚炎、超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善が期待できます。
ご参考にしていただければ幸いです。