雑誌『VOCE(ヴォーチェ)』2016年5月号 (3月23日発売 掲載ページP132~137)
特集「最強美白コンシェルジュにお任せあれ!黒リーヌvs.白リーナのための美白レッスン」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
‶黒リーヌ〟はスキンタイプでいうダークスキンの女性。年中肌がくすんでみえてしまいがちで、メラニン活性が活発ですぐに黒く日焼けをするタイプの肌質です。
‶白リーナ〟とは色白の女性のことですが、良いことばかりでなくシミや赤みが目立ちやすいという問題も。
日々美白ケアに励んでいても求めるような効果が実感できないのは、もしかしたら肌質にあったケアができていないのかもしれません。
色黒女子と色白女子では、美白ケアのポイントが異なります。
そこで、慶田院長が「肌質コンシェルジュ」として、肌色の傾向別美白ケア法を提案しています。
色黒肌は細胞を守るメラニンをどんどん作れるため、紫外線の影響を受けにくく、肌年齢が若く、シミもできにくい傾向にあります。ただし美白治療をはじめる際は、全体にメラニンが散らばって黒いので、美容医療が難しいという難点も。また、炎症後の色素沈着が起こりやすく、ニキビや虫刺されの跡に注意が必要です。
色白肌は、細胞の核を紫外線などのダメージから守るメラニンの生成能力が色黒肌より弱く、光の悪影響を受けやすい特徴があります。20代後半からシミが現れるケースが多く、シワや老人性いぼも早くから出現する可能性も。皮膚がんなどを含め、リスクが高い肌タイプといえます。
ダメージを受けやすい色白肌は、守りのケアを重視し、トラネキサム酸などの抗炎症ケアや、特に優しい保湿などをこころがげることが大切です。
色黒肌は、メラニンの生成を促す紫外線や、色素沈着の原因となる摩擦、炎症性ニキビの刺激を徹底的にブロックし、ターンオーバーを促す少々攻めのケアが適しています。
では美容医療では、肌色タイプに合わせてどのような治療が行われているのでしょうか。
今回は実際に2名の方が当院で慶田院長の診察を受け、肌質改善の治療を体験されました。
カウンセリングの上、色黒肌の診断の方にジェントルレーズ、色白肌の方にフォトフェイシャルM22をお受けいただきました。
‶黒みを消す〟ジェントルレーズはメラニンや産毛などの黒い色に反応するレーザーで、シミのみならず、くすみや黒ずみまで改善します。
‶白さが増す〟フォトフェイシャルM22は、6種類のフィルターと、照射の強さなどの設定を調整することで、シミや肝斑、くすみ、赤みなど、個々の肌質に最適なオーダーメイド治療が可能です。
お2人ともに、照射後に紫外線や活性酸素から守るビタミンAのイオン導入を行ったことで、肌のバリア機能も強化され、肌自体の保湿力が高まり、刺激に強いお肌に近づきました。
定期的にビタミンAを補充することで、肌の潤いに不可欠なコラーゲン、エラスチン、グリコサミノグリカンの生成を促し、シミだけでなく、シワとたるみを予防する効果があります。
スキンケアの効果がいまいちと感じたら、取り返しがつかないシミやニキビ跡を残すまえに、美容皮膚科にご相談されることをおすすめします。
是非ご一読ください。