雑誌『VOGUE JAPAN』2019年3月号 (1月28日発売 掲載ページP174~177)
特集「大人のためのイノセント肌。」に、慶田院長の監修記事が掲載されました。
What'sイノセント肌?大人こそ知っておきたい美肌の極意。
イノセント肌とは完全無欠とは対極にある、ふんわりと柔らかな印象の肌。頑張った若返り感とは違い、年輪なりのゆるみを残しながら、清らかで健康的な透明感のある肌を目指しましょう。
●シミ・毛穴より全体感。ミクロよりマクロを意識。
拡大鏡で肌を観察し小さなアラに一喜一憂するのは、まさに"木を見て森を見ず"。
毛穴やシミのミクロの点より、肌全体のツヤや透明感というマクロの面を重視。スキンケアも、ピンポイントをいじりまわすより、肌全体の潤い補給や代謝アップに重点を置くことでターンオーバーがスムーズになり、いい結果が出やすいもの。ツヤツヤでパッと明るい印象は、シミやシワを飛ばす効果もあります。
本人にとって気になる毛穴や目尻の浅いちりめんジワも、他人は見ていません。むしろ全体のくすみや輪郭のくずれなど面の質感、形状が印象を左右するので、ちょっと離れたところから見る、客観的な視点が必要。自分には見えにくく他人からはよく見える横顔、斜め顔にこそ年齢がでるのでしっかりチェックを。
●目立つシミは消しても不自然な盛りすぎは禁物。
気をつけていてもシミ、赤み、毛穴、シワや凹みによる影などアラが増える大人の肌。
目立つシミはレーザーで消していいし、肌を活性化して引き締める美容医療はアリ!
ただしヒアルロン酸やボトックスなどの注入は慎重に。
脂肪も骨も年齢とともにボリュームロスが生じます。萎縮にはフィラー注入の一択しかないのですが、過剰に繰り返すとオーバーフィルドシンドローム(過剰注入症候群)になり表情が不自然に。質感改善やたるみ、シワは定期的なレーザーで対応可能です。
■ドクターが考えるピュア肌への近道。
毎日の肌コンディションはスキンケアで整える。でも化粧品では改善できないトラブルも多いもの。
ピュアな肌を狙うならムラのない均一な質感はマスト。シミや肝斑、色ムラの最新治療はダウンタイムも痛みもなく、消去すればメイクも薄くなりストレスフリーに受けられます。肌色のトーンアップやたるみの引き締めも、メスやフィラー注入以外の手軽な治療で改善できます。シミに見える脂漏性角化症というイボの場合は、凹凸が影になるのでCO2レーザーで削ってなめらかに整えます。クリニックを上手に使って、すっぴんイノセント肌を手に入れましょう。
関連施術:
フォトフェイシャルM22
●たるみ派には
痛くないサーマクールで引き締めてハリを底上げ。
頬に丸みがなくなり、ゆるんだ肌がさまざまな影を作り、フェイスラインがもたついて顔を大きく見せるたるみ。
イノセントと対極のたるみ顔をメスを使わずに引き締めるなら、サーマクールFLXがおすすめ。ラジオ波を照射して、熱エネルギーによりコラーゲン線維やSMAS筋膜を引き締めてハリを回復。毛穴やほうれい線が目立たなくなり、輪郭がすっきりする小顔効果も。最新機種は痛みが軽減し即効性もアップしました。
サーマクールFLX(両頬300ショット)¥300,000~
関連施術:サーマクールFLX
●くすみ派には
ピコレーザーでメラニン粉砕、速効穏やかブライトニング。
顔全体に点在するシミや色ムラ、モヤッと広がる肝斑、面のくすみを化粧品だけで消去するのは難しいもの。
ノイズを掃除して全体をトーンアップするなら、YAGレーザーを低出力で照射するピコトーニング。メラニンを微粒子に粉砕し、最新機種は痛みもダウンタイムもかさぶたもなくブライトニングを実現。照射後にトラネキサム酸をイオン導入することで、炎症を抑え肝斑の悪化も防ぎます。たった1回でも高い美白力がありますが、5回程度繰り返せば明らかな肌色改善効果がみられます。
ピコトーニング(初回)¥36,000~
●シワ派には
ヨレッとしぼんだ肌質をダーマペンでなめらかに。
初期老化に見られるちりめんジワやきめの乱れは、光の反射率を下げる原因に。
シワっぽい肌は先端に極細針がついた電動ニードル機器ダーマペンで肌質改善を。1秒間に100~120回という高速振動を繰り返し1分間で5~6万個のマイクロホールを開け、穴が閉じる前に美容成分を導入します。傷が修復する過程で成長因子が多量に放出され線維芽細胞が活性化するので、ハリが回復しふっくらなめらかに。ペン型なので、目元など細かい部分にも対応。
ダーマペン(初回)¥28,000~
関連施術:ダーマペン
美しい大人の肌の概念がかわりつつあり、年齢不詳よりも年齢相応の柔らかなゆるみを残しながら、頑張らず、気負わず、でも手抜きはしないのが最新のトレンド美肌。心地よい大人のイノセント肌を育む方法を今すぐマスターしましょう。
是非、ご一読ください。