WEB『A-Beauty』2016年2月9日
『更年期相談室34 ひどい花粉症、今すぐ何とかしたいときの解決策』に慶田院長の監修記事が掲載されました。
前回VOL34で、今年の花粉症の傾向と対策についてお話ししていますが、今回続編で最新の花粉症治療について解説しています。
『薬を飲むなら症状が出る前から、が原則』
今年も花粉情報が飛び始めた地域が増え、しゃみ、鼻水、目のかゆみ...と花粉症の人には悩ましい季節になりました。
そこで、「つらい花粉症、すぐになんとかしたい!」という方に、花粉が飛散し始めてからでも間に合う副作用のない治療があります。
まず、花粉症の抗アレルギー剤や漢方薬などの内服薬は、花粉飛散前、症状が出始める前から飲むことがとても大事です。そうすることで症状を軽減し、効果を高め、薬の飲みすぎも抑えられます。
「今年こそは治っているかも...と思って」と症状がつらくなるまで飲まずに我慢するのはNGです。かえって、薬の量が増えてしまったり、強い薬じゃないと効かない...ということにつながります。
『ボトックスを点鼻すると瞬時に軽減できます』
「ボトックス」の点鼻薬は、重症の花粉症に即効性ある治療法として、今、注目されています。
銀座ケイクリニックでは、シワ治療で使われている「ボトックス」を使った花粉症治療を行っています。シワ治療とは異なり、ボトックスを針を使って注射するのではなく、鼻腔に点鼻するだけですから痛みもありません。もちろん麻酔は不要で、ダウンタイムもありません。早い方では、点鼻当日から鼻水・鼻づまり・目のかゆみなど症状を抑えることができる最新の治療法です。マスクを着けなくてすむので、化粧崩れなどを気にしなくてすみます。
『副作用もほとんどありません』
ボトックスの神経伝達物質(アセチルコリン)の放出をブロックする働きを応用して、鼻の粘膜の神経の働きを抑制し、鼻水などの分泌を止め、花粉症の症状を軽減させます。
施術は、横になった状態で少量のボトックスを細いシリンジで点鼻し、数分後に鼻をかんで終了します。軽くうがいをして、すぐにお帰りいただけます。当日から飲酒や入浴などの制限もありせん。鼻炎薬特有の口や鼻の乾き、眠気、だるさが出ないため、仕事や車の運転など、日常生活に支障をきたす心配もなく、抗アレルギー薬の内服も併用できます。
効果の持続には多少の個人差はありますが、1回の点鼻で、約2~4週間程度持続します。2~3回の治療で1シーズンの花粉症の症状を抑えることができて、治療回数を重ねても、効果が低下することはありません。
『ほかの施術と比較してみても...』
粘膜をCO2レーザーなどで蒸散させるレーザー手術は、鼻粘膜の慢性的な肥厚と重度の鼻閉があり、いびきもひどい方には有効な治療です。日帰り手術で、切除術と比較して出血はないものの、効果の持続期間は半年~1年程度と短い点が問題といえます。
一方ボトックス点鼻は、麻酔も不要で5分で治療できるため、ストレスなく繰り返し行うことができます。飲み薬と比較すると、花粉症へのボトックス点鼻は、飲み薬のように眠気やだるさもでないため、仕事や勉強、車の運転など、日常生活に支障をきたす心配がありません。花粉飛散1か月前から飲み始める必要がなく、花粉症の症状が出てからも効果を発揮します。
費用は自由診療なので病院によって異なりますが、銀座ケイスキンクリニックではボトックス点鼻1回通常15,000円を、花粉飛散シーズン特別キャンペーン8000円でお受けいただけます。
今年は早めに対策を始めて、ラクに乗り切りましょう。