WEB『@cosme/アットコスメ』
資生堂薬品「サンメディックUV」のブランドファンクラブ内での慶田院長監修のブログ「教えて!トモコ先生」が掲載されました。
(2018年7月23日更新)
【日やけ後のアフターケアとインナーケア】
もうこれ以上、紫外線ダメージを肌に残さないために、日やけしてしまった日のアフターケア、紫外線に負けない肌を育むインナーケアについて。
■日やけ止めは、こまめに塗り直す!
「夏は、アウトドアレジャーやマリンスポーツを楽しむ事が多くなりますが、1~2時間ごとにウォータープルーフの日やけ止めを塗り直してください。海やプールで泳ぐときは、ときどき水を飲んだりして休憩を挟みますよね。そのタイミングで日やけ止めも塗り直すように習慣づけましょう」
「また、ちょっと外に出ただけでも汗をかいて、タオルで拭いたりしますよね。これだけ暑いと、せっかく塗った日やけ止めも取れてしまいます。汗をかきやすくなったら、日やけ止めのこまめな塗り直しを意識しましょう」
■日やけしてしまったら、正しくアフターケア
「屋外で過ごした後、肌が赤くほてっているのは、強い紫外線ダメージを受けたことを意味します。肌が炎症を起こしているので、まずは水で冷やして炎症を落ち着かせます。長時間冷やし続けていると肌のバリア機能が下がるので、30分経ったら保冷剤を乾いた薄いガーゼなどで包み直しましょう」
「あまりにもヒリヒリするときは、市販の消炎鎮痛剤を飲むのも1つの方法です。日やけ後1週間は、保湿すること、患部を刺激しないことを心がけてください。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けましょう」
「日やけは、時間が経つと炎症部位が黒くなって、皮が剥けることも。皮がペロンとめくれていると、どんどん剥いてしまいたくなる衝動にかられますが、無理に皮を剥くのは肌ダメージにつながるので絶対にやめて!次の皮膚が準備していますし、古い皮膚は自然に脱落するので、触れずに放っておきましょう」
「紫外線を浴びた肌は乾燥するので、しっかり保湿することも忘れずに。バームやオイルより、水分を抱え込む効果のある保湿をしてください。セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなど複数の保湿成分を組み合わせたものがよいでしょう。また、日やけ後は体の免疫力が低下しやすいとき。だるくなったり、風邪をひいたりしやすくなるので気をつけてくださいね」
■夏におすすめのインナーケア
「8月は夏バテを起こしやすいとき。体の具合が悪いのに肌状態が良いということはまずありません。体調を整えることはスキンケアの一環。インナーケアで体の中から整えましょう」
「意識して摂りたいのは、ビタミンA・C・E、ポリフェノールなどを含む抗酸化力の高い食べ物です。パプリカ、にんじん、ブロッコリー、トマト、小松菜、ベリー類などを積極的に摂りましょう。迷ったら、色の濃い野菜を選んでおけば間違いありません。野菜は蒸して温野菜にすると、ビタミンを壊さず、量もたくさん摂ることができます。吸収をよくするという意味では、腸内環境をよくすることも大切。ヨーグルト、味噌などの発酵食品も一緒に食べて、腸内環境を整えましょう。ほかには、今が旬のスイカもおすすめ。抗酸化力が高く、カリウムも豊富でデトックス作用も期待できますよ」
「肌と体の健康のためには、タンパク質も欠かせません。卵、紅鮭、サーモンなどがおすすめです。卵はどんな調理法でもかまいません。毎朝、ゆで卵や目玉焼きを食べるようにするとよいでしょう。紅鮭やサーモンは、抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富。ビタミン類とあわせて、積極的に摂取しましょう」
(2018年8月30日更新)
【UVケアを習慣づけるには?】
紫外線対策をわかりやすく解説、慶田院長自信も実践しているUVケア習慣をレクチャー。「UVケアの重要性はわかっているけど、面倒くさくて習慣にできない・・・」という方は必見です!
■紫外線を甘くみていると、10年、20年後に後悔するかも!?
「【光老化】という言葉をご存じですか?肌が老化する原因の約8割は、紫外線などの太陽光によるものと考えられています。紫外線の中でも特にUV-Bは肌細胞のDNAを傷つけ、シミなどの原因に。長期的には皮膚がんを引き起こすリスクもあります」
「日やけ止めなどで紫外線対策をするということは、単にシミを防ぐためだけでなく、皮膚がんのリスクを減らすためにも必要なこと。紫外線は細胞を傷つけ、免疫力を低下させます。健康のためには、大人も子供も、女性も男性も、老若男女を問わず紫外線対策が必要だということをぜひ覚えておいてください」
「特に子供はお日さまが大好き。だからといって、日やけ止めも塗らずに大量の紫外線を浴びていると、細胞が傷つき発がんリスクを高めます。子供の健康を考えたら、素肌を紫外線にさらさないように大人が気をつけてあげるべきですね」
■日やけ止めを習慣づけるコツとは?
「朝、ゴミ出しをする数分だけのために、わざわざ日やけ止めを塗るのは面倒だと思っていませんか?しかし紫外線を浴びる量というのは、毎日リセットされるわけではなく、一生積み重ねられていくもの。すっぴんで紫外線を浴びる時間が1日2分だとしても、1カ月合計では60分。つまり、無防備なまま1時間日光浴をしているのと同じ結果になるんです。それを毎日、10年、20年と続けていたら肌はどうなるか・・・考えただけでドキッとしますよね」
「1番よいのは、日やけ止めを毎朝のスキンケアに組み込んでしまうこと。外出する・しない、メークする・しないに関わらず、朝のスキンケアの最後には日やけ止めを塗ると決めてしまいましょう。そうすれば、ゴミ出し、新聞取り、洗濯物干し、子供の幼稚園の送迎などちょっとした外出のたびにいちいち塗る手間が省けます。また、窓ガラスやレースのカーテンを透過して室内に入ってくる紫外線も防げます」
「日やけ止めなどUVケアグッズは、外出時にさっと使えるよう、ポーチの中はもちろん、玄関、車の中、自転車のカゴ、ベビーカーなど、ありとあらゆるところに配置するのが習慣化するコツです。私の場合、自転車のカゴには帽子とUV手袋、ベビーカーには日やけ止めを入れています」
■「日やけ止めは1日の間に数回塗り直すもの」と心得る
「日やけ止めは、朝塗ってしまえばOKというものではありません。時間が経つと紫外線防御力は下がりますし、汗や皮脂で流れてしまったり、衣服でこすれて落ちることもあります。屋内にいる時間が長い方でも、お昼ぐらいには塗り直しましょう。会社員の方がランチで外に出るときは、その前に塗り直すのがおすすめです」
「長時間外にいるときは、日やけ止めだけでなく日傘や帽子も併用します。また、外を歩いていて暑くなったら、上着を脱いで半袖になることもありますよね。そんなときは面倒くさがらずに、腕に日やけ止めを塗りましょう。もし日やけ止めを持っていなかったら、コンビニなどでも売っていますので躊躇せずに!今日ぐらいはいいかと油断して、紫外線対策をおろそかにすると、皮膚の健康も美しさも損なわれて、美容医療の手をかなりかけなくてはならなくなりますよ」
是非、ご一読下さい。