2017年(4月〜6月)のメディア掲載情報
WEB『MYLOHAS/マイロハス』2017年6月26日掲載
マイロハスは「意識する」をキーワードに、カラダと心にいいものやいいことを展開し、ボディケアや脳活用法、 スキンケアのヒント、健康的な食事、掃除、睡眠、お風呂などを掲載する、美容意識の高い女性に人気のウェブサイトです。
特集:SKIN&HAIR 「やってはいけない洗顔の6つのNG行為」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
"正しく洗顔できていない人が多い"、"顔を洗ったほうが肌が潤う"など、驚きの事実が判明した前編「正しい洗顔のやり方って? 美肌ドクターが伝授!」に引き続き、洗顔の素朴な疑問にお答えします。
Q1.毛穴が気になります。洗顔で心がけたいことは?
A1.洗いすぎないことです。
暑いシーズン、どうしても毛穴の開きや毛穴目立ち、キメの乱れが気になるものです。皮脂がたっぷり出るからしっかり洗顔するのがベストと思いきや、それが裏目に出ることもあります。毛穴が気になるという方ほど"洗いすぎ"の傾向があります。ごっそり汚れが取れるパワフルな洗顔料や、毛穴がすっきりするパックを使用する方も多いと思いますが、 過剰なケアが負担となりさらに毛穴が目立つようになります。もちろん余分な皮脂汚れは落とさなければいけませんが、いじりすぎると肌は自身を守ろうとして角層が分厚くなり、毛穴がより一層目立ってしまいます。洗いすぎないこと、そしてシンプルな保湿を徹底すること。また、身としがちなのですが、紫外線によるダメージも乾燥を招き、角層が厚くなる原因です。日焼け対策もしっかり行いましょう。
Q2.肌トラブルを招きかねない、洗顔で見落としがちなこととは?
A2.「すすぎ残し」と「不潔タオル」に注意です。
シンプルですが案外多いのが、清潔なタオルを使っていないケースです。濡れた手や顔を拭いたタオルは、どうしても雑菌が増えてしまいます。特に高温多湿の夏は菌が繁殖しやすいので、タオルはこまめに替えてください。手や顔を拭いた後、そのまま干しておけばタオルは乾きますが、そこには雑菌がたくさんいます。また、髪の生えぎわのすすぎ残しも多発しています。ヘアケア剤の付着やカットの仕方で毛先が当たるといった事も影響しますが、生えぎわにニキビができやすいという方はすすぎ残しの可能性大です。ささっとすすぐのではなく、生えぎわまで丁寧に洗ってください。手でお湯をすくってすすぐなら20回くらい、お風呂で洗顔するなら、お肌の刺激になってしまうので温度はぬるめの36℃設定で弱流のシャワーで優しく洗い流すといいでしょう。
Q3.敏感肌です。おすすめのクレンジングや洗顔料のタイプは?
A3.選ぶならやはり敏感肌用ラインがおすすめです!
肌がデリケートだと、オーガニックで優しそうなイメージのコスメに惹かれますが、ドクターの立場からすると、"敏感肌ケア=オーガニックのスキンケア"とは限りません。たとえば、人によっては植物成分でかぶれや炎症を起こすこともあり、植物由来成分なら敏感肌でもOKと考えるのは間違いです。大手メーカーなど研究機関がしっかりしているところは、繰り返しテストをして安全性を確保しています。そういったメーカーが出す敏感肌用のラインなら、肌への負担が最小限でトラブルを起こしにくいものです。ナチュラルなもののイメージに惹かれますが、敏感肌用のラインから選ぶことをおすすめします。
Q4.泡立てネットは使ったほうがいい?
A4.泡立てが苦手な人にはおすすめですが、ただし清潔を保つように注意して下さい!
洗顔は、とにかく泡のクオリティが大切です。洗顔時にこすってしまうと洗顔料が角層内に残ったり、必要な皮脂や角質細胞間脂質まで奪われたりしてしまいます。もこもこの泡はそれを防ぐクッションになります。おまけに、泡立てることで洗浄力は高くなり、洗顔料も少なくて済みます。そんな良質な泡が簡単に作れる泡立てネットはおすすめですが、使い方に注意しましょう。洗面所やお風呂場に吊るしっぱなしという人が少なくないと思いますが、濡れた状態では雑菌が発生してしまうので、きちんと洗って外で干す、あるいは2つ用意して洗濯しながら交互に使うといったケアが絶対に必要です。時々キッチンブリーチなどの除菌剤に浸け置いてクリーンに保つのもおすすめです。
Q5.肌がざらつく、硬い。そんなときのおすすめ洗顔は?
A5.酵素入りの洗顔料で優しくピーリングをしましょう。
角質が厚みを増してざらつきを感じるなら、酵素入りの洗顔料で、優しいピーリング効果があるので肌がなめらかに整います。角質ケアというとスクラブを思い浮かべますが、スクラブで物理的にこするケアはひじやひざなどボディにとどめ、顔は酵素の力で優しく落とすほうがベターです。毎日使ってOKなものも、週2回程度に留めるべきものもあるので、使う頻度は製品に合わせ、また、乾燥で荒れてごわつく可能性もあるので、硬く感じられる肌ほど保湿は入念にしましょう。
Q6.洗顔で、肌に必要な皮脂を落としていいの?
A6.潤いキープのために皮脂が果たす役割は、たったの3%です。
肌表面でバリアとなり潤いを守っている皮脂ですが、肌の水分保持において、皮脂が果たす役割は3%ほどです。天然保湿因子(NMF)が17〜18%、細胞間脂質が80%と言われています。つまり、潤いキープ力の97%は角層に備わっており、皮脂分泌量と肌の乾きはさほどリンクしていません。皮脂はきちんと分泌されているのに肌が乾いて感じられる"インナードライ"という状態も、洗顔が原因ではなく角層の乱れからくることがほとんどです。きちんと整った角層を育てるためにも、丁寧で正しい洗顔を心がけましょう。
毛穴やざらつき、敏感肌などそれぞれのお悩みに適切な洗顔を行ってくださいね。
WEB『MYLOHAS/マイロハス』2017年6月24日掲載
マイロハスは「意識する」をキーワードに、カラダと心にいいものやいいことを展開し、ボディケアや脳活用法、 スキンケアのヒント、健康的な食事、掃除、睡眠、お風呂などを掲載する、美容意識の高い女性に人気のウェブサイトです。
特集:SKIN&HAIR 「"頭皮の健康"を色でチェック!あなたは青白と赤色どっち?」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
シャンプーの基礎の基礎をお届けした前編に続き、夏ならではの不快なトラブルを防ぐための頭皮のチェック方法や頭皮ケアに潜む勘違いを解説しています。
Q1.頭皮のベトつきが気になるなら、頭皮のクレンジングは必要?
A1.頭皮は男女ともに皮脂の分泌が盛んな部位です。頭皮クレンジングは、余分な皮脂を落としすっきりするので、女性も時々取り入れるとよいでしょう。
シャンプー前に頭皮になじませ、皮脂やスタイリング剤を落とすのが頭皮クレンジングです。頭皮ケアというとまだ男性のものという意識がありますが、女性も週に1~2回ほど取り入れ頭皮をしっかりクレンジングしましょう。質の高い洗浄成分を使っているものがたくさん登場し、使うとやはりさっぱり感、すっきり感があります。頭皮がかなりべとつくと感じる方なら、顔用のクレンジングオイルをプレシャンプーがわりにするのもアリです。その後は丁寧にすすいで、普段と同じシャプーをきちんとしてください。女性は乾燥しやすいので、肌質に合わせて頻度は調整してくださいね。
Q2.抜け毛が気になります。どんなヘアケアを選べばいい?
A2.ヘアケアよりもまず、食事を見直しましょう!
エイジングによって毛髪の再生力は低下してしまうので、どうしても抜け毛は増えてきます。抜け毛を気にする女性にまずお願いしているのが、ヘアケアよりもまず食生活の見直しです。特に若い世代の薄毛は過剰なダイエットによる栄養不足や、貧血が隠れている可能性があります。体は脳や心臓、肝臓といった重要な臓器にまず栄養を巡らせようとするものです。どうしても髪や肌、爪への栄養補給は後回しになってしまうため、食生活が大切になります。できれば年1回ほどのペースで、貧血検査をしてチェックしましょう。また、あっかんべーをして瞼の裏が白っぽくないかも目安になります。健康的な血色の赤ではなく薄ピンクだったら鉄欠乏性貧血の疑いがあるので注意しましょう。
Q3.サロン専売のシャンプーのほうが効果ある?
A3.髪の悩みが深い方にはおすすめです。
ドラッグストアなどで販売されている手頃な価格のものでも、汚れを落としたり保湿する目的では充分ですが、サロン専売のものはヘアケアへの意識が高い人用に開発されています。スタイルにこだわりのある方、髪や頭皮悩みが深い人はサロン専売のもののほうが細分化されているので自分に合うものが見つかるかもしれません。
Q4.髪ダメージが悩みです。トリートメントの効かせワザはありますか?
A4.ひと手間で効果がぐんとUPします。
シャンプー後、手で髪の水気を絞っただけでトリートメント剤を塗っている人が多いようですが、タオルで水気をしっかりおさえてからトリートメントを塗るだけで、仕上がりがかなり違います。ヘアサロンでも、きちんと水分をおさえてからトリートメント剤を塗布し、タオルで巻いて蒸しながら放置しています。その手順を真似て、トリートメント後はタオルで巻いて2〜3分放置します。お風呂に浸かるのなら、その間をトリートメントタイムにしてしまいましょう。ひと手間で同じトリートメントでも効果がぐんとアップします。さらに、トリートメント剤はヌルつきがなくなるまできちんとすすぎましょう。
Q5.自分の頭皮が健康か、見分け方はある?
A5.かきわけてじっくり観察しましょう。
髪をかきわけて、頭皮をチェックしてみてください。乾燥している頭皮の場合、よく見ると細かい粉をふいていることが少なくありません。また、オイリーな頭皮なら脂漏性皮膚炎などで赤みを帯びていることもあります。基本的には頭皮のコラーゲン(白)と静脈の色(青)が透けるため、健康な頭皮は青白く見えます。色がくすんでいたり赤みを帯びてみえるのは、くすみや炎症が隠れている証拠です。シャンプーやトリートメントなど、毎日の正しいヘアケアで頭皮環境を整えましょう。
夏を快適に過ごし、サラサラで美しい髪と頭皮をキープするコツを、ぜひご参考になさってください。
WEB『MYLOHAS/マイロハス』2017年6月19日掲載
マイロハスは「意識する」をキーワードに、カラダと心にいいものやいいことを展開し、ボディケアや脳活用法、 スキンケアのヒント、健康的な食事、掃除、睡眠、お風呂などを掲載する、美容意識の高い女性に人気のウェブサイトです。
特集:SKIN&HAIR 「今さら人に聞けない、正しいシャンプーの方法【前編】」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
今回は、正しいシャンプーの方法がテーマです。多くの女性が悩む、髪のダメージやパサつきを防ぐ鍵は、シャンプーやトリートメントといった、自宅での正しいホームケアにあります。「髪をどう洗うのか、どんな頻度で、何を使って洗えばいいの?」というヘアケアの基本を解説しています。
Q1. シャンプーは毎日必要なのか?
A1. 基本的には毎日がおすすめです。頭皮は脂漏部位と呼ばれ、皮脂がたくさん出る部分です。頭皮の皮脂を放置しておくとニオイの原因になるので、基本的には毎日洗うことをおすすめします。特に、若い世代は皮脂分泌が活発で、脂や汗がニオイにつながるので、その対策としても毎日洗うとより清潔に保てます。20代なら自前の抗酸化力が高いので汗臭くなるだけですが、30代半ばからは皮脂が酸化し、菌が繁殖してアブラ臭くなることもあります。「ミドル脂臭」なんて言い方もされるほどなので、毎日シャンプーするのがおすすめです。また、その方の皮脂分泌量によって変わってきますが、ニオイが気になるようなら朝晩洗っても大丈夫です。たとえば朝はシャンプー剤を少なめにする、あるいはぬるま湯で流すだけにするなどでも汗やほこりはかなり落ちます。そのかわり、夜はシャンプーを使って丁寧に洗うなどメリハリをつけましょう。
Q2. シャンプーでありがちな勘違いは?
A2. 「髪だけ」「頭皮だけ」を洗うものではありません。一時期のように"髪を洗って、頭皮洗わず"という人はだいぶ減ったように思いますが、シャンプーは頭皮の皮脂や汗だけでなく、髪についたスタイリング剤なども洗い流す役割を担っています。頭皮だけ、髪だけを洗うのではなく、両方をバランスよく洗ってください。
Q3. シャンプー剤は直接つける?泡立ててからつける?
A3. 直接だと泡立ちにくいので、まずはお湯でしっかり髪と頭皮をすすぎます。汗やほこりはぬるま湯でかなり落ちるので、髪をかきわけつつ丁寧に洗い、シャンプー剤を手にとって軽く泡立て、髪の根元につけます。さらにお湯を足して泡立てつつ、全体を丁寧に洗いましょう。耳の横や後ろはニオイの原因になりやすいので、特に念入りに洗うのがおすすめです。
Q4. シャンプーって下を向いてする?上を向いてする?
A4. 結論からいえば、どちらの向きでも洗うべきです。後頭部は洗い残し、すすぎ残しが多いので頭を前に倒してのシャンプーがおすすめですが、髪のはえぎわや耳の横もすすぎ残しの要注意ゾーンのため、下向き、上向きどちらの向きでも洗うことで全体がキレイに洗えますよ。
Q5. シャンプーはノンシリコンのほうがいいですか?
A5. 神経質になる必要はありません。シリコンは基本的に肌や毛髪の内部に浸透しないので、気にする必要はありません。毛先など、絡みやすい部分に使うと切れ毛が防げるなど、髪のためにもなってくれる成分です。ノンシリコンかどうかを気にするより、毎日のシャンプーの仕方、乾かし方、髪の扱い方を注意するほうが美髪につながります。
Q6. 保湿剤入りのシャンプーって意味ある?
A6. 保湿剤入りのシャンプーには実は意味があります。以前は洗い流すものに保湿剤は不要と考えられていましたが、同じ界面活性剤を使った洗浄剤の場合、保湿剤が入っているもののほうが髪内部の潤い成分の流出が少ないというデータがあります。また、保湿剤入りのほうが優しく作用するので、乾燥した頭皮にも安心です。保湿として働くというわけではないけれど、頭皮や髪への負担を軽減するものと考えて選んでみましょう。
美肌だけでなく、美髪を保つための参考に、ご一読ください。
雑誌『美的』2017年8月号(6月23日発売 掲載ページP100)
特集:夏だからここまで差がつく美人と非美人「"うっかり焼け"緊急レスキュー!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
≪覚えておきたい、夏の日焼け豆知識≫
日焼け止めを塗っていても焼けてしまうのはなぜか?
日焼けして赤くなる人と黒くなる人の違いは何か?
【紫外線で肌が赤くなりやすい人は要注意!】
紫外線を浴びると肌が赤くなる人、赤くなった後に黒くなる人、赤くならず黒くなる人がいます。赤くなる人はメラニン生成力が低く、肌深部がダメージを受けやすいのでより念入りな紫外線対策が必要です。ヒリヒリする程度焼いてしまったときは、『ロキソニン』などの炎症を抑える市販の痛み止めを飲むのも効果的な裏ワザです。
【日焼け止めで防ぎきれないシミもある!】
太陽光線の中に含まれる、紫外線よりも波長の長い"ブルーライト"や"近赤外線"もトラブルの原因になることが、昨今の研究によりわかっていますが、一般的な日焼け止めには波長の長い光線をカットする効果がありません。気になる人は、近赤外線やブルーライト対応と表示された日焼け止めを選ぶようにしましょう。
【日焼け止めは万能ではありません!】
日焼け止めに表記されている数値は、肌が隠れる程厚く"盛り塗り"して測定したものです。実際に皆さんが塗っている量はその1/4弱で、数値に換算するとSPF50の日焼け止めもSPF5程度の効果になります。その防御時間は、約100分です。だからこそ、こまめに塗り直さない限り、どうしても日焼けしてしまうのです。
◎朝は2度塗りを!
朝のメーク前には、出来るだけたっぷり日焼け止めを塗るのがおすすめですが、1度に塗るとムラになるので、薄く2回に分けて重ねるのがコツです。
◎日中は2時間以内に塗り直す!
UVカット効果のあるBBクリームやファンデーション、UVパウダーなら、メークの上からも重ねやすく便利です。UVミストを使うのならたっぷりと使用しましょう。
ご自身の紫外線対策の参考に、ぜひご一読ください。
雑誌『リンネル』2017年8月号(6月20日発売 掲載ページP74~79)
特集「いろいろ気になるこの季節 夏直前!自信の持てるきれいなボディに」慶田院長の監修記事が掲載されました。
〈キレイLESSON1〉
"黒ずみ"をケアして腕からのぞく肌にも透明感を
肘や膝の赤黒いくすみが気になったことはありませんか?実はこれ、日々の何気ない行動からできてしまうもの。習慣を見直すだけで透明感のある肌に一歩近づけます。
WHY?脇・肘・膝の黒ずみはなぜできるの?
A. 肌が刺激を受けることで、メラニンが生成され黒ずみに
黒ずみの原因は、肌が受ける摩擦や圧迫などの刺激にメラニンが反応したもの。日焼けにかかわる色素として知られていますが、肌の防御反応として、日差しを浴びていなくても生成されます。特に、皮下脂肪が少なくて皮膚が薄い部位は黒ずみやすく、肘をついたり、こすったりしてくり返し摩擦を加えることで黒ずむので、美白剤や保湿を併用しつつ、生活習慣も改善しましょう。
見直したいNG習慣
●頬杖をつくクセ
皮下脂肪が薄く骨が出ている部位は、圧力が加わりやすいので黒ずみやすいもの。肘をつくことが多い人は気をつけて。
●脇の肌にこすれやすい服
袖ぐりに化学繊維のレースがついた下着やノースリーブなどは、肌の摩擦が生じやすく、脇の黒ずみの原因に。
WHY?かかとのガサガサはなぜできるの?
A.日々圧力が加わることで角質が厚く硬化します
かかとは体重を支えている部位なので、圧力が加わることで角質が厚くなります。さらに、皮脂量が少ないため、保湿をしないとどんどん乾燥して硬くなってしまいます。お風呂上りには特に乾きやすいので、オイルやクリームでしっかり保湿を。
見直したいNG習慣
●過度の削り過ぎに注意
時々はやすりをつかってOKですが、一気に削ろうとしないこと。削りすぎるとさらに厚くなる場合があります。
COLUMN 実は水虫が原因かも!?
かゆみの症状がなくても水虫の場合が!
ケアしても角質が厚かったり、白い粉をふいたような状態が続く場合は、水虫に感染している場合があります。かかとの水虫はかゆみもなく、自分ではわかりにくいのですが、放っておくと足全体に広がり、においの原因にもなります。
水虫の原因菌は24時間で角質に浸透するので、毎日洗って清潔に。汗で蒸れた靴は菌の温床。こまめに靴を替えて、適度に乾燥させましょう。
〈キレイLESSON2〉
"ボツボツ肌"をケアして夏の肌見せをみずみずしく
胸元や背中があいた服を着たときに気になるポツポツとした吹き出物。きちんとケアをして、前からも後ろからも隙のない、つるりとした肌になりましょう。
WHY?背中やデコルテの吹き出物はなぜできるの?
A.毛穴の詰まりによって体にもニキビができます
ボディのニキビは大きな皮脂腺が多いデコルテや背中の上部にできることが多く、最初は小さくて白っぽいポツポツから始まりますが、悪化すると炎症を生じ赤くなります。日焼けや汗、体を洗うときのこすり過ぎなどで毛穴つまりをきっかけに、ニキビ菌が増え、炎症を悪化させる場合も多いので、肌の刺激になることは避けましょう。
【ニキビができるメカニズム】
1.毛穴入り口の角質が、日焼けや物理的刺激によって厚くなり、分泌された皮脂が外に排出されなくなります。
2.毛穴が塞がって皮脂がたまったのが白ニキビ。ニキビの原因となるアクネ菌が増殖し炎症を生じると赤ニキビに。
見直したいNG習慣
●外出時は日焼け止めを
日焼けのダメージから肌を守ろうと角質が厚くなり、毛穴を詰まらせる原因に。日焼け止めは体にも必ず塗りましょう。
●糖分の摂り過ぎは控えて
ニキビを防ぐには生活習慣も重要。糖分や油分が過多になるとニキビが増える原因になるので、食べ過ぎには注意です。
●適温で寝汗を防止
睡眠時は無理せずエアコンで温度調整を。汗で肌が荒れたり、寝苦しく質の悪い睡眠はストレスになり、ニキビの原因になることがあります。
COLUMN 二の腕のボツボツは?
ザラつきは尿素系のクリームで緩和できます。
二の腕や背中、臀部などにできるのは、毛孔性苔癬という皮膚疾患の可能性があります。ニキビ同様、毛穴を詰まって硬くなった角質が原因。角質を柔らかくする尿素クリームで保湿するとザラつきが軽減します。
この夏しっかり結果をだすなら、クリニックで行えるコンビネーション治療がおすすめ。「ケミカルピーリング」、「ジェントルレーズ照射」、「ジェネシス照射」を組み合わせることによって、ブツブツの原因である毛穴のつまりやムダ毛を解消し、白くすべすべのお肌に導きます。
〈キレイLESSON3〉
"におい"をケアしてまとう香りもさわやかに
汗&におい対策で清潔感をまといましょう
WHY?なぜ汗をかくとにおいがするの?
A.汗そのものは実は無臭。清潔に保つことが第一
汗を出す汗腺には、サラサラの汗を出す「エクリン汗腺」とワキガのようなにおいの原因となるねっとりした汗を出す「アポクリン汗腺」の2種類があります。汗の成分が肌表面の常在菌で分解されることでにおいを発し、特に脇や外陰部に多いアポクリン汗腺由来の汗は、独特なにおいがあります。アポクリン汗腺の汗が発するにおいはフェロモン。脇、外陰部、耳、乳輪周りとパーツが決まっています。
汗を除去すれば防げるので、日中はこまめに拭き取り、夜はにおいの元をしっかり洗い流しまして清潔に保ちましょう。
COLUMN 食事で内側から改善!
鶏レバーや豆類など抗酸化作用が高い食べ物を摂りましょう
体臭成分の原因である皮脂の酸化を防ぐには、ビタミンA、C、Eを含む抗酸化作用が高い食事が有効。お酒のお供には夏の定番、枝豆と焼き鳥がベストな組み合わせ!
〈キレイLESSON4〉
"うっかり毛"をなくしてクリーンな印象に
油断しているとすぐに伸びてきてしまうムダ毛の問題。最近はカミソリ以外にも、便利なセルフケアグッズが増えてきているので、参考にしてみましょう。
WHY?脱毛アイテムがいっぱい。どれを選べばいいの?
A.肌を痛める毛抜きはNG。切れ味のよいカミソリでケアしましょう。
セルフ除毛なら切れ味のよい4枚刃以上の安全なカミソリを使い、なるべく肌にあてる回数を少なくして、やさしく剃りましょう。毛抜を使っている人も多いですが、毛に栄養を与える毛細血管を一緒に引きちぎることになり、埋没毛や毛嚢炎などのトラブルにつながるので、避けた方が無難です。
【おうちでセルフケアするなら肌にやさしい剃り方をマスター】
1.ムダ毛を処理する部位は、軽く洗って清潔にしてからホットタオルなどで温める。バスルームで処理をする場合は、湯船で体を温めておきましょう。
2.シェービング専用のジェルやムースをたっぷりと塗って厚みを作る。シェービングによる肌荒れやカミソリ負けを防ぐために必ず使いましょう。
3.毛流れに沿って、上から下に向かって剃る。一気に深剃りしたり、逆剃りしたりすると、肌を痛めるので、「少し剃って刃を洗い、また剃る」をくり返すように。
4.剃り終わったらぬるま湯でよく洗い流す。肌の角質も一緒に取れて敏感になっているので、タオルでやさしく包み、しっかり水分を拭き取ります。
5.冷やしたタオルや保冷剤をタオルに包んで、剃ったあとの肌をクールダウン。ひりひり感がなくなるまでしっかり冷やすことで、炎症を防ぎます。
6.仕上げは刺激の少ないワセリンやオイルで保湿する。ローション系のクリームは除毛後の肌に浸透して刺激になる場合があるので、注意しましょう。
COLUMN 毛が薄い人ならこちらもおすすめ
電気シェーバーならカミソリより肌にやさしい
毛量が少ないという人なら、電気シェーバーが便利。乾いた状態の肌に使えるので、肌を傷つけにくく、カミソリではとらえにくい細くて短い毛も安全に剃れます。
【クリニックで行うので安全さと効果はピカイチ】
ややお値段は張るものの医療用レーザーで集中的に毛を処理できるのが利点。少ない回数で確実に減毛させることができます。冷却のガスを当てて冷やしながら照射するので、高い脱毛効果ながら痛みは軽めです。VIOなど痛みに敏感な部位は、麻酔クリームを使って痛みを和らげることも可能。医師が診察するので、肌トラブルを抱えている方も安全に治療ができます。
レーザー脱毛
冬の間はあまりきにかけていなかったものの、薄着の季節になるとやはり目立ってくるのが、露出部位のムダ毛やむくみ問題。自信をもって夏服を着るためにも、丁寧なボディケアでクリーンな女性をめざしましょう。
是非ご一読ください。
雑誌『MAQUIA/マキア』2017年8月号(6月23日発売 掲載ページP100~103)
特集「肌は魔夏に5歳年を取る"落ち肌""老け肌""シワ"を救う100問100答」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
強い紫外線の影響を受ける夏は、シミ・くすみ・たるみ・シワと、肌の加齢サインが一気に進行する季節です。夏の終わりに後悔しないように、今のうちから実践しておきたい"予防と対策"の疑問にお答えします。
Lesson1【肌体力の低下が原因、夏の落ち肌基礎知識】
Q2、夏になると肌の色がくすむ気がするのはなぜですか?
A、紫外線によるメラニンの増加や乾燥が原因です。
紫外線量と強さがピークを迎える5~9月はメラニンが増えて角質も厚くなり、代謝も落ちて、くすみがちになります。また、睡眠の質の悪さや栄養不足も原因のひとつです。
Q4、肌のゴワつきが気になります。
A、角質肥厚やインナードライ肌が原因です。
紫外線やゴシゴシと肌をこするような刺激による角質の乱れや炎症、保湿不足などが原因として考えられます。
Q7、肌の弾力が弱くなってきました。
A、暑さや紫外線などによるストレスが原因で、コラーゲンを分解する酵素の発現率がUPしたのかもしれません。
紫外線が原因で肌内部のコラーゲン分解酵素の発現率が上がっている恐れがあります。また、暑さや急激な温度変化といったストレスも、肌弾力低下の一因です。
Q11、毛穴まわりの黒ずみが悪化しました。
A、毛穴まわりのメラニンリングのせいかもしれません。
毛穴詰まりはの酸化した皮脂と角栓のほか、で生じます。紫外線の影響などで厚くなった毛穴まわりの角質からメラニンがスムーズに排泄されずないと、メラニンリングが形成されます。
Lesson2【肌の機能が一気にダウン、夏の老け肌基礎知識】
Q18、夕方になるとドンッと一時的老ける気がします。
A、表情筋が疲れてくるからです。
表情筋が疲れて口角を持ち上げる力が弱まると、口がへの字になり老けて見えます。暑さで体力を奪われる夏は、特に顕著にみえてしまいます。
Lesson3【早めケアがカギ、夏の落ち肌対策】
Q27、できてしまったシミやくすみを本気で何とかしたい!
A、フォトフェイシャルがおすすめです。
本気でケアをするのなら、美容医療に頼るのも選択肢のひとつです。最新マシン、フォトフェイシャルM22照射の施術なら痛みもダウンタイムもほぼありません。
8種類カットオフフィルター搭載、お悩みに最適なの光でメラニンによる色むら、赤みによる色むらを解消します。さらに、穏やかな熱反応でコラーゲンの再生を促し肌を活性化します。(フォトフェイシャルM22全顔照射、ケミカルピーリング、ビタミンCアミノ酸パック込み、初回トライアル30,000円)
Q30、エアコンと扇風機はどちらが肌に優しいのですか?
A、どちらかといえば扇風機ですが、当て方によります。
室内の空気を乾燥させたくないなら、扇風機ですが、どちらも直接肌に風を当てる使い方はNGです。風は壁に当てるなどして、室内の空気をうまく循環させるように使い方に工夫をしましょう。また、エアコンである程度室温を下げてから扇風機を併用すると、あせもの予防にもなります。
Q35、化粧水やシートマスクを冷やしてもいいのですか?
A、冷やしての使用も問題ありません。
ローションが冷たいと立毛筋が収縮するので毛穴から少し入りにくくなりますが、角質層から浸透するので問題ありません。
Q40、汗をかくと肌が赤くなります。
A、"汗はすぐ流す"を徹底しましょう。
汗の刺激でできる湿疹「汗荒れ」を起こしているのかもしれません。汗はすぐに洗い流すか、濡れたものでふき取りましょう。また、汗を吸う綿やシルクのインナーの着用もおすすめです。
今年もやってくる熱い夏を無事に乗り切るために、是非参考にご一読ください。
雑誌『bea´s up(ビーズアップ)』2017年7月号 (7月12日発売 掲載ページP45)
「2017上半期!美のプロを夢中にさせたMYベストコスメ大発表!」に慶田院長の取材記事が掲載されました。
モデル、タレント、メイクアップアーティスト、美容家、女性医師など、美のスペシャリスト51名が、今季最も活躍したこだわりアイテムの数々を紹介する特集です。
慶田先生のセレクトはこの3品。
●ディセンシア アナヤス エッセンス コンセンレート
老化を加速させる軽微な炎症と糖化にアプローチする処方が特徴です。重くないのにしっとり感が続く使い心地もお気に入りのポイントで、顔からデコルテまで広めに塗っています。
●ヘリオケアウルトラ
話題の"飲む日焼け止め"。主成分ファーンブロック他、ビタミンD・C・E等も配合され活性酸素から皮膚と目を守ります。
体の中から紫外線などの酸化ストレスへの抵抗を高めるために年間を通して内服しています。春から秋は朝と昼に1カプセルずつ、レジャーシーンでは通常の倍量飲むようにしています。
●ヘリオケア360°ミネラル
飲む日焼け止め「ヘリオケア」から発売されたばかりのサンスクリーン剤(日焼け止め)です。紫外線A波、B波だけでなく、同様にDNAを傷つけることが分かっている抗エネルギー可視光線(400~420nmのブルーライト)、近赤外線までも幅広く防ぐ処方。抗酸化作用が高く美肌効果も◎。紫外線吸収剤を含まないノンケミカル処方で敏感肌や赤ちゃんでも安心です。おまけにオイルフリーでべとつかないので、顔から首、デコルテなど露出部位は全て、二人の娘たちも塗っています。
医師ならではの厳しい視点で、成分、処方、使用感まで選び抜いた3つのアイテムを紹介しています。
是非ご一読ください。
雑誌『VERY/ヴェリィ』2017年7月号 (6月7日発売 掲載ページP218)
特集「汗をかいた時のにおい、子供だけじゃなくて、私だった!?汗だくママの脇・頭皮のにおい撃退法!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
<脇のにおいの解決策は...30代半ば過ぎると加齢臭の危険性もあり。汗を止める・拭く。放ってキツくなる前の一手が重要>
汗は本来、無臭ですが、皮脂と混ざり酸化したり、常在菌に分解されたりすることでにおいが発生します。35歳くらいからは抗酸化力が低下し、40代以降は皮脂分泌を抑える女性ホルモンも減少し始めます。皮脂が過酸化脂質に変化しやすくなり、いわゆる〝加齢臭〟が出現し始めるのです。汗の中の乳酸が常在菌に分解されジアセチルに変わると〝ミドル脂臭〟に。皮脂分泌の多い頭皮や首などが特に臭うのですが、汗がこもりやすい脇は、強く感じることも。ワキはもともと、アポクリン汗腺が多く、ワキガとなって臭いやすい部位です。普段、汗をかく習慣のない人、油ものなどをよく食べる人はリスクも高くなります。汗を放置すると、酸化は進み、においはさらにキツくなってしまいますので、汗を洗い流す、拭くことに加え、今、出ている〝汗を止める〟制汗剤を上手に併用しましょう。
脇のにおいやすさチェック!
☑あまり汗をかかない
☑湯船に浸からない
☑ニンニク、油もの、お酒が好き
☑身体が乾燥しがち
☑運動をほとんどしない
この季節、抱っこや送迎、公園遊びでママも汗だくに!実は女性も年齢と共に臭いが変わってきます。本誌では、効き目の長い制汗剤や殺菌効果に優れたデオドランドグッズも掲載されています。
脇汗やワキガ(腋臭症)が気になる方は、ボトックス注射がおすすめです。
汗の元となるエクリン汗腺、ニオイのもととなるアポクリン汗腺両方の働きを弱めます。腋臭の軽減にも効果的。初夏から夏に大人気の治療です。
ボトックス注射(多汗症・腋臭症)
是非、ご一読ください。
雑誌『大人のおしゃれ手帳』2017年7月号(6月7日発売 掲載ページP92~95)
特集「大人のテカリに注意を!インナードライ肌 徹底メンテナンス」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
【症状・原因】40代、50代の肌は乾燥が加速、うるおって見えても実は乾燥肌!?
女性の40代、50代は体調と同様、肌にも変化が訪れる時期です。更年期を迎えて女性ホルモンであるエストロゲンが減ること、加齢により抗酸化力が弱まることが原因で肌の乾燥が加速します。エストロゲンは、肌にうるおいを与える役割があります。抗酸化力は、紫外線やストレスにより発生する活性酸素を無害化する力ですが、この抗酸化力が低下すると、肌に炎症が起きやすくなり、角層が乱れお肌は水分を抱えにくくなるため、乾燥が進みます。この世代は、肌が脂っぽくても、実は肌の内側が乾燥する"インナードライ肌"という状態に注意が必要です。皮脂が肌の保湿を担う割合はたったの3%です。肌がうるおうには、皮脂膜の内側にある角質細胞間脂質と天然保湿因子が水分を抱え込み、角層が密に積み重なった状態であることが大切なのです。
≪乾燥で角層のバリア機能が弱まる≫
さまざまな刺激から皮膚の働きを保つバリア機能の主役となるのが角層です。角層に水分を保つ働きを持つ成分がたっぷりあると、乾燥、刺激、アレルゲンなどを跳ね返しますが、成分が不足するとバリア機能が弱まり、ターンオーバーが乱れてシミ、シワなどのトラブルの原因にもなります。
【セルフチェック】「紫外線対策」「正しい皮脂ケア」が、乾燥を加速させないカギ!
◎生活習慣
肌の大敵は、肌を紫外線やストレスなどで酸化させる習慣です。酸化は炎症をきっかけに活性酸素が発生することから始まります。活性酸素を無害化する力は年齢ともに衰えてくるので、紫外線の浴びすぎのほか、ストレスの高い生活、喫煙習慣、大気汚染物質の付着などにはよりいっそう注意が必要です。また、体の内側からのケアも大切で、肌を作る栄養素、抗酸化力の高い食材を選ぶ意識を持つようにしましょう。角層が乱れる原因となる睡眠不足も厳禁です。
◎スキンケア
肌が部分的に脂っぽくなるのも、インナードライ肌の特徴のひとつです。脂っぽいからといってごしごし洗ってうるおいまで落とし、保湿ケアを控えめにするというのはNGです。洗顔後にしっかり保湿をしないとかえって乾燥し、ニキビが増えることもあります。また、大人世代は、家にいるときや曇り、雨の日などにも日焼け止めを塗るなど、UV対策は一年中するのが鉄則です。
≪インナードライ肌チェックリスト≫
当てはまるものがひとつでもあれば乾燥肌の始まり。3つ以上あればインナードライ肌といえます。
□肌表面に皮脂は出るのに顔がシワっぽい
□化粧ノリが悪い
□毛穴が目立つ
□肌がテカるのにつっぱった感じがする
□夏でもかさつく感覚がある
□時々ニキビができる
□肌が敏感で肌トラブルがおきやすい
□肌の状態が不安定な"ゆらぎ肌"である
≪インナードライ肌を招く間違いケア≫
・クレンジングは熱めのお湯で洗い流している。
⇒メイクや汚れ残りを気にして、熱い湯ですすいだり、肌を強くこすりがちですが、汚れとともに角質細胞間脂質も失うことになり、バリア機能が乱れます。
・脂っぽい部分を洗顔する際、洗顔ブラシを使っている。
⇒洗顔ブラシでごしごし洗うなど、誤った洗顔方法で肌の角層に傷をつけてしまうことがあります。水分がうまく保有できなくなるので、肌の乾燥を加速させます。
・化粧水、乳液、美容液は控えめに使っている。
⇒保湿効果をきちんと得るためには、たっぷりの量を使うことが大切です。また、水溶性の化粧水だけでは保湿は不完全、油溶性の乳液やクリームの併用をしましょう。
・シートパックは30分以上使っている。
⇒長時間使用してシートマスクが乾燥すると、角層の水分を奪ってかえって乾燥を招いたり、肌が炎症を起こすこともあります。適正時間を守ることが大切です。
・家で過ごす日は日焼け止め塗らない。
⇒洗濯物を干すとき、日ざしの入る部屋で過ごすなど、家の中にいても実は紫外線はけっこう浴びています。外出しない日でもUV対策は必須です。
【ケア】朝・昼・夜のメンテナンス習慣で 脱・インナードライ肌!
◎朝のスキンケア
脂っぽい部分もちゃんと保湿、紫外線対策も十分にしましょう。
一日の始まりである朝は、保湿と紫外線対策の鍵となります。洗顔から基本のスキンケアまで乾燥を加速させないケアを身につけたうえで、しっかりUV対策をしましょう。
1、洗顔料をたっぷり泡立て優しく洗う
朝は洗顔料を使わずにぬるま湯でさっと流すだけはNGです。夜の間に出た皮脂や汗、肌に塗ったクリームなどが酸化するため、洗顔料で優しく洗うことが大切です。洗顔料は洗った後につっぱり感がないものや敏感肌用を使い、しっかり泡立て、肌への摩擦を極力少なくして優しく汚れだけを落とします。
2、化粧水は保湿タイプを選ぶ
化粧水は、皮脂が気になっても、さっぱりする収れんタイプではなく保湿タイプを選びます。うっかりこすったりしないように素手がおすすめです。小鼻など細かい部分は薬指の腹を使って優しく塗ります。首、デコルテも忘れずに塗りましょう。
3、クリームや乳液はたっぷり塗る
中指と薬指の2本か人差し指の腹を使って、肌をこすらないように、顔の内側から外側へと広げていきます。首からデコルテにかけては指四本を使って塗ります。最後に手の平で顔を包み込み肌になじませましょう。
4、日焼け止めはSPF30~50のものを
SPFは紫外線B波の防御の強さを意味し、数字が大きいほど効果が高くなります。外出時はSPF50、室内で過ごす場合もSPF30を目安に選び、頬骨、鼻、額は厚めに塗ってしっかりカバーをしましょう。
5、ファンデーションは大きめパフに変えてみる
おすすめは、クリームファンデーションを塗った後、テカリが気になる部分に白粉を重ねる方法です。大きなパフで押さえてスタンプを押すように優しく肌になじませます。目の下、小鼻はパフを半分に折って使います。
≪食≫一日一回は発酵食品を!
腸内の善玉菌が減ると、老廃物が血中に移行しやすくなり、それが乾燥を加速させる原因になります。腸内環境を整える食品を積極的に摂るように意識しましょう。ヨーグルトや納豆などの発酵食品がおすすめです。
◎昼
皮脂ケアをこまめにして乾燥を防ぐケアを実践!
外では汗をかいたり紫外線を浴び、室内ではエアコンで肌を冷やしたり、肌にとっては過酷な環境です。ちょっとしたケアが乾燥から肌を守ります。
・メイク直しはランチ前がおすすめ
日焼け止めは、最低一日に一回塗り直しをしましょう。午前中の活動で効果が半減するお昼頃、ちょうどランチで外出する前がおすすめです。ティッシュペーパーで軽く皮脂を押さえて乾燥している部分には保湿クリームを重ね塗りし、日焼け止めとファンデーションで仕上げましょう。
・外出時は日傘で紫外線対策
外出時は、日傘を差すことも忘れないようにしましょう。紫外線は頭上から降り注ぐだけでなく、地面からの照り返しもあるので、日傘の内側は紫外線を吸収してくれる黒っぽい色を選ぶとよいでしょう。
・水スプレーでの保湿はNG
保湿目的で水だけのスプレーを顔やボディにかけたり、水蒸気を顔に当てたりするのは、かえって逆効果です。水分が蒸発するときに、肌のバリアが壊れ、乾燥が進む可能性があります。濡らしたらすばやくタオルなどで押さえます。
・冷え対策で乾燥防止
カラダが冷えることによって血流が悪くなると、肌温度が下がったり、栄養成分が隅々まで行き届かなくなったりするため乾燥の一因になります。カーディガンなどの上着やひざかけなどでカラダの冷え防止しましょう。
≪食≫レインボー野菜を摂りましょう。
トマトやパプリカ、小松菜、キャベツなどカラフルな野菜は抗酸化力が強いのでおすすめです。ただし朝は、柑橘類やキウイ、セロリ、きゅうりなど、紫外線の感受性を高める「ソラレン」が含まれているものは避けて下さい。
◎夜
肌を清潔にして保湿ケアをしっかりと!
夜は一日外気にさらされてきた肌を丁寧にいたわる時間です。しっかり保湿することが、翌朝までうるおい、化粧のりのいい肌へと導いてくれます。
・クレンジングにかける時間は1分
クレンジングは時間をかけすぎると大切な皮脂まで落とします。顔全体に塗り広げて乳化したらさっとぬるま湯で洗い流し、1分程度を目安にします。
・シートマスクは時間通りに
長時間の使用でかえって乾燥を招くこともあります。シートマスクは説明書通りの時間を守りましょう。
・ニキビがあってもクリームを
大人のニキビは、肌の乾燥が進むことで角質が厚くなり、毛穴に皮脂が溜まることも原因です。保湿ケアは欠かさずにしましょう。
・理想の湿度は60~65%
空気が乾燥していると角層から水分が蒸発し、乾燥を加速させます。肌にとって理想的な湿度は60~65%、低いときは加湿器を使用しましょう。
・お風呂上がりはすぐスキンケア
入浴後、浴室から出ると肌は一気に乾燥し始めます。その前に肌ケアを始めて保湿しましょう。また、熱すぎる湯船につかると皮脂や保湿成分を必要以上にとってしまうので、40℃くらいを目安にしましょう。
≪食≫肌作りに必須のたんぱく質
肌の再生に不可欠なたんぱく質を摂ることで、角層の乱れを防いで、肌が生まれ変わるターンオーバーを正しいサイクルへと導いてくれます。1日に必要なたんぱく質は体重50㎏の女性でおよそ60g、卵・マグロ・豚もも肉などに含まれます。
汗や皮脂が気になる季節になり、特に気づきにくくなるのが肌の乾燥です。特に大人世代は、"肌の内側"の乾きに注意が必要です。エイジングを加速させる「インナードライ肌」をきちんとケアしましょう。
是非、ご一読ください。
雑誌『Oggiオッジ』2017年7月号(5月28日発売 掲載ページ 別冊付録P26)
別冊『私に「似合う」がわかる本』
特集「〝私に似合う〟を教えてくれる!キレイを進化させるスポットList」
に肌質関連遺伝子検査『DNA Beauty』取扱いクリニックとして紹介されました。
美容のプロの間では、肌質の個人差を生み出している要因となっている〝遺伝子〟の違いを調べる検査が話題となっています。
肌質関連遺伝子検査は、口内の頬粘膜をこするだけの簡便な検査でありながら、肌質や肌老化のリスクなどを細かく判定できます。詳細な結果が2~3週間後に郵送されてくるのですが、「しみ・そばかす」「しわ・たるみ」「乾燥肌」「脂性肌」「毛穴開大」の5つのリスク比が分かりやすく示され、自身の弱点が一目瞭然です。
肌老化には生活習慣に加え、遺伝要因がかなり大きく影響します。最新のDNA検査で弱点を知れば、自身が強化するべきケアが明確になります。
いつまでも美肌でいるため、今後のお手入のヒントを手に入れましょう。
当院でお受けいただければ、担当医が詳しく解説いたします。
雑誌『家庭画報』2017年7月号(6月1日発売 掲載ページP232~233)
特集「50代からのお悩みに、もしもしビューティウェルネス相談室」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
今月のお悩み
【うっかり日を浴び、シミ、くすみが......すぐに効果の出る方法はありますか?】
エステの代わりに美容医療でお肌のケア。毎日のインナーケアで肌色に効果実感!
◎夏はシミを取り去るより肌を底上げする治療を
シミやくすみが気になるものの、夏真っ盛りの今、レーザーや光治療などの美容医療を受けても良いのかと、質問を多く受けます。Qスイッチレーザー、フォトフェイシャルやアキュチップ等の高出力部分照射で、シミをかさぶたにして取り去る治療は、真夏や南国への旅行直前は避けたほうがいいでしょう。治療による炎症後色素沈着が強い紫外線の影響で長引くことがあります。ただし、日中の外出が少ないかたは、施術後しっかり日焼け対策をすることを前提で施術することも可能です。
一方、真夏でもおすすめなのが、低出力のフォトフェイシャルやジェントルレーズなどです。マイルドな治療なので、炎症を誘発せず、光の熱エネルギーによる適度な刺激がターンオーバーを整え、コラーゲンやヒアルロン酸を生み出す線維芽細胞が活性化されるので、みずみずしくハリのある透明感のある肌になります。ダウンタイムがほとんどなく、治療直後からメイクが可能なのもうれしい点です。
当クリニックでは、フォトフェイシャルとジェントルレーズ照射にはケミカルピーリングがセットになっています。夏にたまりがちな古い角質を穏やかに除去するので、相乗効果でくすみが晴れ、繰り返すとバリアも強化されます。
◎イオン導入や点滴を組み合わせてさらに明るく
レチノールのイオン導入、高濃度ビタミンC点滴も夏におすすめの施術です。レチノール(ビタミンA)は高い抗酸化作用があり、紫外線の害を消去してくれるので、日焼けしにくい肌をつくります。イオン導入の場合、外用に比べて40~50倍の量を浸透させることができるのでより効果的です。レチノールのイオン導入時には、ビタミンCとアミノ酸の美容液導入も併用しますので、透明感とみずみずしさがよりいっそう引き上がります。
高濃度ビタミンCの点滴は、ビタミンCの血中濃度を一気に上げ、高い抗酸化作用を狙います。当クリニックでは美容目的ですので、25000mgのビタミンCを30分ほどで投与します。シミやくすみのもととなるメラニン量をコントロールして、黒いメラニンを白く還元します。また高濃度ビタミンC点滴は、コラーゲンを増加させて肌弾力を高めるという美肌効果にとどまらず、全身のストレスへの抵抗力や免疫力もアップさせます。
フォトフェイシャル、レチノールのイオン導入、高濃度ビタミンC点滴の3つの施術を一度に受けることも可能です。日差しを浴びてしまった後に明るい肌色を取り戻すのはもちろん、レジャーや旅行前に肌質を底上げしておくことでシミ、くすみをしっかりと防くことができます。紫外線の影響を受けやすい7月から9月までは、フォトフェイシャルをエステ代わりに月に一回受けるのが理想的です。高濃度ビタミンC点滴やイオン導入だけなら、1~2週間に1回のペースでお受けいただけます。ビタミンCは体にストックが効かない成分なので、定期的に十分な量を摂取するのをおすすめします。
◎リゾートでは"飲む日焼け止め"の併用を
これらの施術を受けても決して安心せず、的確なセルフケアも続けることが、シミ、くすみの再発防止になります。もちろん毎日の日焼け止めは欠かせません。特にリゾートでは、2~3時間おきに薄く塗り重ねるのが理想的です。しかし、汗で流れたり、衣類についてしまったり、日焼け止めは完璧にはいきません。『うっかり日焼け』を防止するためにヘリオケアという"飲む日焼け止め"サプリメントの併用をおすすめします。そのほか、シミ、くすみを防ぐインナーケアとして、ビタミンC、トラネキサム酸、ハイチオール、ビタミンEの内服も効果的です。
◎シミやくすみを誘発する柑橘類にご用心
塗るホームケアとしては、ビタミンA・C・Eを配合したオイルがおすすめです。これらのビタミンは"ビタミンACE(エース)と呼ばれ、透明感の高い若々しい肌を保つカギとなる成分です。顔はもちろん、首やデコルテのシミ予防にも効果的です。また、最近登場した医療機関専用美白剤『ルミキシルクリーム』も軽やかな使い心地で顔全体にのばしやすいので、人気があります。
シミが目立つ部分やレーザー、光の部分照射でシミをかさぶたにして取り去った後のケアには強力なビタミンAである『レチノイン酸クリーム』や定番の医療機関専用美白剤『ハイドロキノンクリーム』を外用します。
紫外線が強い夏のあいだは、食べ物にも気をつけましょう。柑橘類やセリ科の野菜は、紫外線の感受性を高めてしまうので、日中はグレープフルーツジュースやオレンジジュース、セロリやパクチーなどの摂取を避けましょう。抗酸化作用の高いブルーベリーやストロベリー、クランベリーなどのベリー系の果物やトマトやパプリカなどの緑黄色野菜、ビタミンAを多く含む鶏肉や豚肉のレバー、ビタミンEを含むナッツ類を選び、体が錆びない食事を心がけることも、透明感の高い肌を目指すために必要です。
家庭画報世代になったら、クリニックでの施術、ホームケア、日々の食生活と多方面からシミ、くすみに取り組むことが、いつまでも若々しい肌色、肌質を保つ秘訣です!
【肌色、肌質が若返る定期的な施術を】
◎ケミカルピーリングで古い角層をオフ
メラニンが滞ってくすんだ層をフルーツ酸でごく薄く溶かす施術。
フォトフェイシャルやジェントルレーズの施術前に組み込まれており、光やレーザーによる治療の効果を高めます。
◎フォトフェイシャルで肌全体を明るくする
最新のフォトフェイシャル機器、"フォトフェイシャルM22"を使用し、低出力の光を当てることで肌のトーンが明るくなり、繰り返し受けることでシミと赤みが薄くなります。また、肝斑が混在するシミにも照射でき効果を発揮します。スポット状のシミや赤い血管腫、赤ら顔などに部分照射をオプションでプラスすれば、より切れ味の良い治療結果に。
◇初回トライアル(全顔)30,000円。ケミカルピーリングとパック、手背の照射込み。
◎高濃度ビタミンAのイオン導入
エンビロンの高濃度ビタミンA(レチノール)をイオン導入します。レチノールのクリームを塗るより、40~50倍の浸透率があり、紫外線の影響を受けにくい肌になります。フォト◇フェイシャルM22などいろいろな施術のオプションで、1回10,000円。5回セット40,000円
◎高濃度ビタミンC点滴をプラス
内服だと、大量に摂取しても尿中に出てしまいます。点滴で、一気に血中ビタミンC濃度を上げることで、肌の隅々まで行き渡り、美白効果を発揮し、免疫力もアップします。
◇高濃度ビタミンC点滴25g初回トライアル12,000円。
【シミ、くすみの毎日のお手入れは内服薬も】
◎シミに効く内服薬と"飲む日焼け止め"を
ビタミンC(シナール )、肝斑を改善するトラネキサム酸(トランサミン)、抗酸化作用が高いビタミンE(ユベラ)、メラニン生成をブロックするL-システイン(ハイチオール)を処方します。(価格は25日分で各1000~1500円)。
飲む日焼け止め、ヘリオケア(30カプセル 6,000円)は肌と目を日焼けから守り、光老化対策の新常識に。
◎朝晩のスキンケアでもシミ、くすみ対策を
超浸透型ビタミンCローション(プロラヴィッシュローション)⇒トラネキサム酸乳液(TAエマルジョン)⇒ハイドロキノン(HQクリーム )またはルミキシルクリーム⇒最後にモイスチャーACEオイル。また、3日に1回はグリコール酸ローション(GAローション)でホームピーリングケアもおすすめです。価格は4,000~10,000円。
【複合的なシミ、肝斑、くすみにはレーザー治療】
◎シミをマイルドに消すジェントルレーズプロ
ダウンタイムのないレーザー治療、ジェントルレーズプロは顔全体を短時間で照射します。肝斑の目立たない人、くすみよりシミが気になる人、顔色や産毛、毛穴の黒ずみが気になる人におすすめです。
◇顔全体 初回トライアル25,000円。ケミカルピーリングとパック、手背の照射込み。
◎ピンポイントでシミを消すアキュチップ
濃いシミにスポット照射する光治療です。シミはいったんかさぶたになり、数日ではがれピンク色の肌が出てきます。ルミキシル、ハイドロキノン、レチノイン酸などのクリニック専用美白クリームの外用が必須です。
◇各照射治療のオプション(径5mm大)1ショット1,000円。
シミと呼ばれる状態にはさまざまな種類があり、それぞれの性質・濃さなどによって治療法も異なります。カウンセリングでは、正確な診断から導かれる、お一人お一人のお肌に最適な治療法をご案内します。
是非、ご一読ください。
雑誌『女性セブン』2017年6月8日号 (5月25日発売 掲載ページP132~135)
特集「梅雨入りカウントガウン エアコンにも、ぬいぐるみにも!放置すればアレルギーの原因にも‼布団を干してもダニはいなくならないって本当ですか?」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
この時期にカビとともに増えるのがダニ。冬の間休眠していたダニたちが、春に暖かくなって目覚め、湿度の上がる梅雨から夏に向けて活動的になります。この時期、一気に卵を産み、増殖するので、その前にできるだけダニを減らしておきましょう。
室内に多いダニは、ヒョウヒダニやコナダニで、いずれも刺したり吸血することはありません。ただし、死骸やフンがアレルギー性の喘息や鼻炎を引き起こし、直接触れると目や鼻の周り、全身の肌にアレルギー反応が出ます。症状には個人差があるので、原因不明の発疹が出たら、皮膚科に相談をしましょう。
ダニは50℃の熱を20分浴びないと、完全に死滅しません。死骸やフンは人に被害を与えるだけでなく、ダニのエサにもなるので、こまめな掃除機がけや、湿度の上昇に気をつけることがダニ繁殖の予防につながります。
本誌では、普段開けない戸棚などを開けて風通しを良くすることや、布団・エアコン・畳・ぬいぐるみなどの手入れ法、食品の保存方法なども紹介されています。
まずは巻頭の"ダニに好かれる家度"リストでダニが住みやすい環境かチェックしてみましょう。
是非、ご一読ください。
雑誌『VOGUE』2017年7月号 (5月28日発売 掲載ページP98)
特集「永遠のグラマラスたちが語る美の特効薬」に、慶田院長の取材記事が掲載されました。
何歳になっても美しく健康でありたい!古今東西、ほとんどの女性の願いである"永遠の美"の秘訣を紹介する特集です。年齢を超越して輝き続け、国内外で活躍する、40代以上のスーパーモデルや女優、著名人及び医師が、おすすめ&実践している健康かつ美しさを保つ秘訣満載の必読企画です。
【慶田院長の美の秘訣】
ほとんどの臓器とサイトカインやホルモンなどの生体調整物質はアミノ酸がつながってできているので、原料となるタンパク質を積極的にとっています。まず、アンチエイジングは錆びないことが基本です。彩りよく野菜や海藻を食べることに加え還元型コエンザイムQ10、ビタミンA・B2・B6・C・Eのサプリメントと、紫外線だけでなく酸化ストレス全般に強くなるヘリオケアも愛飲しています。また、いつもポジティブであることもストレスに強くなる秘訣です!更年期以降は、ホルモン補充療法を試すかもしれません。
「紫外線など太陽の光、タバコ、精神的ストレス、ハードすぎる運動などは全て『酸化ストレス』として錆びにつながる」ということを、慶田先生は折に触れてスタッフや患者様たちにお話ししています。現代社会では、精神的ストレスは避けることのできないものですが、当院はいつも笑いが絶えない楽しい職場です。院長はジャズダンスで心身のデトックスをしていますし、スタッフも見習って運動習慣をつけています。ワクワクするイベントを企画したり、日常の中で癒しの習慣を取り入れたり、口角を上げてご機嫌に過ごすこともアンチエイジングに役立つ特効薬かもしれません。
是非ご一読ください。
飲む日焼け止め『ヘリオケア』で酸化ストレスに負けない体を手に入れる
雑誌『&ROSY/アンド ロージー』2017年7月号(6月23日発売 掲載ページP132)
特集「ムレやすくなる夏は、よりいっそうご用心!女の気になるニオイを消去!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
<35歳を過ぎたら女だって注意が必要!ご存知!?女を襲う3代異臭>
「加齢で臭うのは男性だけ」なんて思っていませんか? 実は女性も、女性ホルモンの低下とともに体臭が変化。&ROSY世代が注意すべき『加齢臭』『ミドル脂臭』『疲労臭』を特集しました。
=ニオイのもとは"汗と皮脂"生活習慣の見直しで対策を=
40代頃から皮脂分泌やニオイを抑える女性ホルモンが減り始めるため、&ROSY世代は体臭が変化しやすいとき。男性は皮脂量が多いためニオイが目立ちやすいけれど、女性も原理は同じです。体臭のもととなるのは汗と皮脂。汗は本来無臭ですが、汗腺機能の低下で高濃度になると"臭い汗"に、また、雑菌や垢と反応することでもニオイが発生します。皮脂は酸化が主な原因。1番の対策は、体を清潔に保つことや食生活の改善など基本的な生活習慣の見直しです。
=大人はワキから上のニオイに注意!
●ミドル脂臭
汗・皮脂が多く、菌が繁殖しやすい頭部や耳周り、首の後ろで多く生成され"枕のイヤなニオイ"になるもの。30~40代半ばで強さのピークを迎える廃油のようなニオイで、原因物質は汗に含まれる乳酸が分解される過程で発生する『ジアセチル』。
●加齢臭
頭皮や耳の後ろの脂っぽさと青臭さが混ざったニオイで、原因物質は『2-ノネナール』。中高年の皮脂に含まれる脂肪酸が分解され、過酸化脂質に変化することで発生するもの。若い人の皮脂には脂肪酸が少ないため「中高年特有のニオイ」と言われている。
●疲労臭
原因となるのは、体内でたんぱく質が分解された時にできるアンモニア。本来は肝臓で分解・無毒化されるが、疲れやストレスが溜まると肝機能が低下し、尿として排泄されずに体内に蓄積。それが汗として出るためにニオイのもとに。
=加齢臭・ミドル脂臭の予防法=
☑抗酸化作用のある食べ物を摂る
オススメはビタミンA・C・Eやポリフェノールを含む食材。その代表は緑黄色野菜やナッツだが、苦味やえぐみ、色が濃いものが抗酸化力高め。
☑衣類に水スプレーをして干す
もっとも簡単なのはスプレーボトルに水を入れただけの"水スプレー"。衣類に吹きかけて風通しのいい場所に干しておくだけで消臭効果あり。
☑うなじや耳裏をしっかり洗う
皮脂や汗の分泌が激しくニオイが発生しやすいのに、このパーツは意外に「きちんと」洗っていないもの。ふわっと通りすぎず意識して洗浄を。
=疲労臭の予防法=
☑ゆっくりと入浴をする
汗腺の機能を高めるには入浴が1番。同時にストレス解消もできる時間なので、好きな香りの入浴剤などを選びリラックスして過ごして。
☑有酸素運動をする
入浴同様、定期的に血流を良くすることで"質のいい汗"を出せる環境をつくること。老廃物を溜め込み、汗の濃度を高めないよう意識。
☑肝臓の機能向上をはかる
オルニチンやクエン酸を含む食材を摂りつつ、疲れやストレスを溜めこまないようにする。適度な睡眠と飲酒もニオイ対策に。
湿気や汗のせいで、自分や他の人のいろんなニオイが気になる季節です。女性も"体臭ケア"を抜かりなく。本誌では、頭皮から足裏パーツまで、各々の専門家がニオイの原因や対処法を解説しています。ニオイ払拭企画でさっそくニオわない夏を迎えましょう。
気になる臭いは「ボトックス注射」がおすすめです。
ボトックス注射(ワキ・多汗症・腋臭症)
是非、ご一読ください。
雑誌『美的』2017年7月号(5月23日発売 掲載ページP203~210)
特集「顔の寝グセひどくなる前に!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
朝起きたら、昨日はなかった法令線のシワがくっきりしていた、目元や頬がむくんでパンパン、枕の跡が消えない...そんな朝トラブルの経験はありませんか?今回の特集では、これらのトラブルをまとめて〝顔の寝グセ〟とネーミング。顔の寝グセは、睡眠中に肌がなんらかのダメージを受けたサインです。ならせば直る髪の寝グセとは違って、〝今朝のだけのこと〟で片付けられません。繰り返すうちにダメージが蓄積されて、いずれ元に戻らなくなってしまう危険性もあります。
寝るときの姿勢や寝具、就寝前後の習慣など、寝グセの原因をイチから見直して、定着化を防ぎましょう!
Study編
寝る間にはなかったはず?のシワ、法令線、むくみ、ゆがみ、etc....
寝方が原因の顔の寝グセを徹底解明。
〈放っておくと手に負えなくなる!怖いぞ!「顔の寝グセ」の未来予想図〉
20代前半くらいまでは、枕の跡などがついてもすぐに戻っていることが多かったはず。実は顔の寝グセは、年齢と共に戻りづらくなります。ここに示すようなエイジングトラブルの進行を加速させる要因にも!
●シワ(目尻など)
潤いやハリの低下した肌は、枕やシーツの跡がつきやすく、シワのように見えます。毎日繰り返していると、それは既に跡でなく、シワになっている可能性が。
●たるみ
肌のたるみは、コラーゲン線維などの真皮組織のダメージや、じん帯の伸びが大きな要因。肌を枕で圧迫する寝方は、たるみを定着させる一因に。
●首の横ジワ・二重あご
枕が高く、頭を前に傾けた姿勢が続くと、首やあご下に横に走るラインができます。毎晩のように繰り返すうち、そのラインが深まって、消えなくなります。
●むくみ
夜に塩分、アルコール、甘いものをとりすぎると、翌朝、顔がむくみがち。睡眠中に動かないので、余分な水分が顔に集まっている状態です。
●ゆがみ
いつも同じ向きに寝ていると、顔にゆがみが生じます。片側で歯を食いしばる、片側だけで咀嚼する、歯ぎしりするといったクセがある人も要注意。ゆがむ前の予防が肝心です。
●法令線
法令線の目立ちは、たるみ現象のひとつ。年齢と共に、頬をもち上げる表情筋が緩んでくると、さらにくっきり!解消が難しくなります。
●シミ・くすみ
就寝中、枕やシーツに無意識に肌をこすりつけていることは意外に多いもの。摩擦を繰り返すうちに、ダメージが蓄積されてシミやくすみの要因に。
●眉間のシワ
日中のストレスは、就寝中の寝顔にも影響があります。しかめっつらでいる時間が長いと、眉間にシワが寄ったままになってしまいます。
さらに肌のエイジングで寝グセが戻らなくなる!
●コラーゲン線維が減少・劣化した肌は、枕の圧に耐えられない
加齢や紫外線、乾燥などの影響で劣化した肌は、睡眠中の枕の圧を跳ね返すパワーが不足している状態。法令線やたるみなどの寝グセが深刻化しやすくなります。
●肌に圧力をかけ続けると、顔のじん帯が伸びてたるみやすい!
皮膚はその奥の筋膜と、骨につながるじん帯で支えられています。枕に肌を押しつける、こすりつけるなど、皮膚を引っ張るような寝方は、じん帯を伸ばし、肌のたるみを後押しします。
寝グセがつく肌は、既にエイジングが始まっている!
顔の寝グセの直接的な原因は、枕に肌を押しつけるような寝方にあります。うつぶせ寝や横向きを長時間続ければ、必然的に寝グセのリスクが高まることに。ただし、元気なコラーゲンがたっぷりでピンとハリがある若い肌なら、たとえ枕で圧迫された状態が続いても、ほとんど寝グセはつきません。実はくっきり寝グセがつく=肌のエイジングがスタートしている証拠なのです。しかも、枕で肌がこすれるなどのダメージが積み重なると、肌のバリア機能が低下して、ますますエイジングが加速します。
〈顔の寝グセの要因は 肌を長時間圧迫する寝方&体や心のコリ!〉
あお向け寝にこだわりすぎると、睡眠の質が低下!
顔に寝グセをつけないためには、肌に枕に触れないあお向け寝に変えるべき?
「答えはNO!」
楽な体勢でなく、無理にあお向け寝を強いてもストレスに。実際ずっとあお向けで寝ているより、寝返りでちょこちょこ大勢を変える方が、寝グセ予防にもなります。ストレスは、眉間のシワや食いしばりなど、睡眠中の表情に影響大!また、肌の乾燥も、衣類と同じで〝折りジワ〟が入りやすくなるので要注意です。
●さらに3つの不足が決定打!
寝返り不足
入眠姿勢はうつぶせ寝でも横向け寝でも、その後、寝返りを繰り返せば、肌への圧迫は長く続きません。
リラックス不足
体や心がリラックスできないと、睡眠中も表情がこわばったまま。毎日のように続くと、眉間のシワがくっきり。眉や輪郭もゆがんできます。
潤い不足
乾燥は、肌のハリを支えるコラーゲン線維の劣化を促し、寝グセをつきやすくします。また、保湿不足の肌は、枕の生地がこすれる刺激に弱くなります。
●顔の寝グセを定着させないためには...
Point1
寝返りしやすい寝具にチェンジ
枕やマットレスが柔らかすぎると、体が沈んで寝返り不足になります。また、寝具の幅が狭い、寝具を壁にくっつけている、パートナーやペットと同じ布団など、スペースに余裕がないのも寝返りを減らす原因です。
Point2
体の柔軟性を高めて寝返りをスムースに!
体が極端に硬かったり、腰痛のある人は、寝返りの動作にひと苦労で、無意識にも寝返りの回数が少なくなりがちです。就寝前に体を温める、軽くストレッチをするなど、体の柔軟性を高めておけば、寝返りはよりスムースに。
Point 3
就寝前に体や心のコリをほぐす
湯船にゆっくりつかって、1日の疲れや緊張をほぐすことは、良質な睡眠のために欠かせない儀式ひとつ。体が芯から温まると、体の柔軟性を高めておけば、寝返りはよりスムースに。
Point4
寝る前の肌に潤いをたっぷり補う
睡眠中は肌が再生する時間帯。睡眠前に、潤いをしっかりチャージして、枕の圧や摩擦に負けない肌を作っておきましょう。ビタミンCやアミノ酸など、コラーゲンの再生を促す成分を補うのも大切。
Point5
むくみや小ジワ、法令線など、昨夜にはなかった寝グセを見逃さないように。見つけたら放って置かず、すぐに蒸しタオルでスチーム、軽くマッサージするなど応急処置を施しましょう。
実践編①
自分に合う枕、美しい寝姿勢を維持できるマットレス、もちろん寝返りを打てるサイズ感も大事です!
寝返りしやすい寝具にして、肌や首への負担を軽く!
枕が高すぎると、首のシワや二重あごの原因になります。のどが窮屈に感じる程高くて硬い枕に寝ると、瞬く間に首にシワが出現。毎日使い続けるのは、自らの首のシワや二重あごを定着させるようなもの。
また、低すぎると顔のむくみの原因に。頭を低くしすぎていると、寝返りが減って血流が滞りがちで、むくみやすくなります。水分やアルコールをとりすぎた翌朝、顔がむくんでいるのも枕の低さも一因の可能性があります。枕やマットレスは、しっかりフィッティングし、ご自身にあったものをチョイスすると良いでしょう。
そこでもう一つ気をつけたいのが、ピローケースの素材です。
●睡眠中に肌が当たってもダメージの少ない素材選びを!
ゴワつく、硬い、しわしわ...、そんな枕カバーは即チェンジ!
肌に触れる枕カバーがゴワついていると、肌のバリア機能が壊れる要因に。ゲージの細かいガーゼやコットン、つるんとしたシルク、ふわふわのタオルなど、肌あたりの優しいものを選びましょう。こまめに洗濯することも大切です。
実践編③
緊張やストレスが残ったままでは、睡眠中の表情も固いまま!
就寝前に体や心のコリをほぐしてリラックス
睡眠の質が低下すると、寝グセのつきやすい肌に!
緊張やストレスは、眠りの質を低下させる要因です。睡眠中は肌の再生タイム。深く、質の高い睡眠がとれていなければ、そのリズムが乱れ、元気な肌を保てません!コラーゲンを生成する力も衰えるため、顔の寝グセがつきやすくなってしまいます。就寝前は、ゆっくりお風呂に入る、スマホをオフにするなど、心身ともにリラックスモードへ切り替えて、睡眠の質を高めましょう。
また、ストレスを抱えたまま眠ると、睡眠中もしかめっ面になってしまって眉間にシワが寄ったり、口角が下がったり...。歯ぎしりや食いしばりをするタイプの人は、左右の筋肉がアンバランスになって、骨格がゆがんでいる可能性があります。
そのほか、夜遅い時間の食事も睡眠の質を下げて、むくみやすくなるので気をつけましょう。
睡眠前のリラックス三原則
多忙な1日を過ごした後の緊張やこわばり、ストレスを、夜まで引きずらないことが大切!就寝前は、副交感神経を促すようにリラックスモードに切り替えて、安らかな眠りを!
① お風呂は湯船にゆっくりつかって、芯から温まる
夏でもシャワーでだけですまさず、湯船にしっかりつかりましょう。体が芯から温まると、体も心もほぐれます。血流がアップしむくみも予防。
② デジタルデトックスで交感神経をダウン
スマホやPCなどのブルーライトは、脳を刺激して睡眠の妨げに。まずはベッドにスマホを持ち込まないことが、質の高い睡眠への第一歩です。
③ 緊張や悩みなどは頭から切り離して眠る
ベッドで明日の仕事の予定など、緊張するようなことを考えていると、睡眠中の難しい表情に。目を閉じたら、なるべく無心を心掛けて。
⇒体や心がほぐれると睡眠中の表情も和らぐ
リラックスは眉間や目尻のシワ、ゆがみなど、顔のこわばりから生じる寝グセの予防に。
Clum
首のコリはセルフで即効マッサージ!
胸鎖乳突筋をほぐせば楽に!
首コリは耳下から鎖骨、肋骨につながる筋肉「胸鎖乳突筋」の緊張が主な原因のひとつ。ここを上から下へ、軽くマッサージすると、スーっと楽に。
実践編④
睡眠中の肌のこすれは圧に負けないためにナイトコスメで保湿&肌再生をサポート!
肌リズムに合わせたケアで、肌の寝グセをブロック!
肌表面に潤いの膜を作れば、枕の跡はつきにくいはず。夜のお手入れはたっぷり保湿が基本です。さらに、コラーゲンの働きをサポートする成分のチャージも忘れずに!また、肌には日中は外部刺激と闘い、夜は休息&再生するというリズムがあります。夜の肌には夜用コスメを使うのがおすすめ。
食いしばりや歯ぎしりが強く、大きく発達してしまう咬筋にボトックスを注射し、過剰な筋肉の収縮を弱める小顔矯正治療があります。咬筋の収縮を抑えることで、噛み締め癖や歯ぎしり癖の改善効果もあるのでおすすめです。表情ジワや、咬筋のボトックス、シワについてHPで詳しく紹介しています。
お悩み別:「シワ」
ボトックス注射(エラ修正、小顔)
ボトックス注射(表情ジワ)
是非、ご一読ください。
雑誌『anan』No.2054(5月24日発売 掲載ページP36~43)
特集「SOS!夏のダメージを徹底防御!夏の肌と髪Q&A」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
【肌トラブル編】
Q、汗、皮脂、角質、ホコリ...。肌にたまった汚れを落としたい!
A、汚れの原因別に落とすアイテムを選びましょう。
ちょっと油断すると、すぐに毛穴が黒ずみ、ザラついてしまう夏の肌。おもな原因は、汗や皮脂の量が増えることです。さらに、紫外線に当たることで肌の抵抗力が落ちて、トラブルにつながりやすくもなります。気を付けるべきは、刺激を与えず丁寧に汚れを落とすことです。洗顔する前に肌に蒸しタオルを当てると毛穴が開くので、汚れが落としやすくなります。小鼻などの黒ずみが気になる人には特におすすめです。
◎皮脂が原因の小鼻の黒ずみは、酵素の力で分解しよう!
小鼻の黒ずみの正体は、古い角質や皮脂が酸化してできた「角栓」です。タンパク質や皮脂を分解する働きのある、酵素が入った洗顔料を使うのがおすすめです。酵素の力で毛穴の詰まりが改善し、使い続けることで黒ずみが目立たなくなります。
Q、冷房の効いたオフィスで1日過ごすと、肌が乾燥しカピカピになってしまいます...。
A、水分を蒸発させないスキンケアステップを取り入れましょう!
気温が高く、汗や皮脂が多く肌がベタつくので自覚しにくいけれど、実は夏の肌は乾燥しがちです。冷房や紫外線の影響で、肌表面は脂っぽい人でも、水分量は少ないという傾向にあります。そのまま乾燥が進んだ状態になると、バリア機能が低下し、くすみやごわつき、肌荒れなどのトラブルを起こしやすくなります。肌の奥まで潤わせるために、アイテムの重ね使いなどで、こまめに保湿するよう心がけましょう。
◎さらさらタイプの化粧水でパッティングして、肌温度を下げる。
ブースターが浸透したら、さらさらタイプの化粧水をつけて軽くパッティングし、汗が出ないよう、タオルで巻いた保冷剤を首周りに当てておくのがおすすめ。肌温度が下がりやすく、汗で化粧品が流れにくくなります。
◎ベタつかずに使いやすい、ジェルやクリームで水分を閉じ込める。
ただでさえベタつくから化粧水をつけて終わり!なんて、もってのほかです。水分を閉じ込めるためにも、クリームやジェルは必ず使いましょう。軽いテクスチャーのものを選べば、心地よく効果的に肌を整えることができます。
Q、夏はおでこやあごにブツブツが大量発生!ニキビができない方法を知りたい。
A、原因は過剰な皮脂です。内側、外側からのケアで乗り切りましょう!
暑い季節が近づくとともに増えがちなニキビ、原因は酸化した皮脂と毛穴のつまりです。気温や湿度の上昇のほか、暑さが体にストレスを与えることでホルモンバランスが崩れることも影響します。また、皮脂が毛穴に詰まって時間が経つと、炎症を起こしてニキビになります。ビタミンB群とビタミンCの不足も皮脂が過剰分泌される原因のひとつです。サプリメントで補いましょう。
●夏のニキビの原因かも?
□小鼻を触るクセがある。
□指で角栓を押し出してしまう。
□夏は食欲がないので、主食しか食べない。
□イベント続きで夜更かししがち。
肌への物理的な刺激はもちろんNGですが、栄養バランスの偏りや不規則な生活なども皮脂の酸化と毛穴のつまりの一因になります。
皮脂ニキビ対策1「毛穴を引き締め、皮脂が詰まらない環境に。」
◎"週1のスペシャルケア"で、毛穴をお掃除!
毛穴に詰まった皮脂を無理やり指で押し出すなんて、もってのほかです。肌を摩擦することで角質が厚くなり、さらに皮脂が毛穴から出にくくなってしまいます。おすすめは、やさしく皮脂汚れをオフできるマスクやピーリングクリームを週1~2回、ホームケアでいつも清潔な毛穴に!
皮脂ニキビ対策2「ビタミン補給で皮脂コントロール!」
◎普段の生活に取り入れるなら、"サプリ&お茶"。
食事で摂る栄養が偏ると、毛穴つまりの原因になります。特に必要なのは、ビタミンB群とビタミンCです。食事バランスに気を付けるのはもちろんサプリメントなども併用もおすすめです。いつも飲んでいるコーヒーなどをビタミンが摂れるお茶に変えてみるのも手です。
≪できてしまったニキビは、クリニックでプロにお任せしケアを!≫
できたニキビを気にして、自分で触りすぎると悪化する危険があります。プロに頼るのが安心です。赤みを抑える美容液の導入や、肌に刺激を与えずに毛穴の大掃除をするなど、自分では決して叶わないクリニックでのケア、肌のターンオーバーを促せば、ニキビ痕の予防になります。
『ニキビ治療』
【ボディ編】
Q、ノースリーブや水着になった途端、黒ずみやボツボツがあらわに...!
A、家での地道なケア+いざというときはクリニックへ!
お悩み①ひじ、ひざ、かかとの角質による黒ずみ
ひじ、ひざ、かかとなどの黒ずみは、角質の肥厚と乾燥によるものです。
解決法⇒たまった角質をケアし保湿しましょう。
お悩み②おしり、ビキニラインのこすれによる色素沈着
座ったときに体重がかかるおしり、ショーツでこすれるビキニラインなどは、色素沈着が気になる部位です。
解決法⇒クリニックでは『肌の漂白剤』ともいわれるハイドロキノンクリームを処方しています。
解決法⇒クリニックでケミカルピーリングを受ければ、メラニン系の黒ずみだけでなく、角質肥厚による黒ずみも改善し、つるりんヒップに。
『ケミカルピーリング』
お悩み③二の腕、背中の肌表面のボツボツ&ザラザラ。
二の腕や背中にできがちな、ボツボツ&ザラザラは、毛穴の角化異常のひとつで、毛孔性苔癬といって、剥がれ落ちるはずの古い角質が毛穴の中に詰まって角栓となった状態です。角栓の先端部が表皮に飛び出て、ブツブツができることで、肌表面がザラザラになってしまうのです。セルフケアできる医薬品のほか、クリニックでの治療も取り入れて、すべすべ肌を目指しましょう。
解決法⇒ターンオーバーを促進させる。
解決法⇒クリニックでマシンを使った集中治療
『毛孔性苔癬集中治療』
美白効果・ザラつき改善・毛穴のつまり改善効果の高い「ケミカルピーリング」、美白効果・脱毛効果の高い「ジェントルレーズプロ」、ザラつき改善・キメを整えるロングパルスNd;YAGレーザーの「ジェネシス」の3つの治療を同じ日に施術することで、効果的になめらかな肌に導くことが出来ます。
お悩み④デコルテ、背中の過剰な皮脂によるボディニキビ
デコルテや背中の上部は体の中でも皮脂が多い場所です。それだけにニキビができやすいのです。
解決法⇒ニキビ予防効果のあるミストでスキなし!
また、過剰な皮脂のコントロールに、ビタミンB群とビタミンCを摂り皮脂分泌をコントロールしましょう。
是非、ご一読下さい。
『読売新聞』(2017年5月16日発売 12面 掲載ページP15)
特集「Woman メイクと服で肌を守る」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
紫外線の量は4~9月までが多く、1日分の半分以上は午前10時~午後2時に降り注ぎます。
紫外線B波は肌表面のシミや皮膚がんの原因となり、A波はさらに肌の奥に届いてシワやたるみを引き起こします。紫外線のダメージは後々になって出てくるので、必ず1年を通して紫外線対策をしましょう。対策の第一は、日焼け止めですが、服装にも気をつけることで、紫外線対策の効果をアップさせることができます。
まず、日焼け止めは、額・両頬・鼻・顎の5箇所にのせて均一に塗り広げます。耳や首の後ろなど塗り忘れがちなので、注意してください。体に塗る際は手に取らず、直接肌の上にのせることで、広い範囲もムラなく塗れます。
服を選ぶときは、ぜひ紫外線をカットする視点で選びましょう。最も防ぐ色は黒。素材は
ポリエステルやビニロン、羊毛が望ましく、目の詰まった織り方なら80%はカットして
くれます。ただし、こうした服は暑くなりがちで、熱中症も気になります。最近はUV(
紫外線)カット加工された服も多いので、こうした服を活用するとよいでしょう。外出の際は、日傘や十分なつばの長さがある帽子も用意すれば、より安心です。美容はもちろん、火ぶくれを起こし、皮膚がんの原因にもなるなど、紫外線には健康にも悪影響を及ぼします。
日頃から意識しておくことを忘れずに。
雑誌『VoCE/ヴォーチェ』2017年7月号(5月23日発売 掲載ページP111)
特集「みんなのリアルな疑問にアンサー!本当に知りたかった美白Q& A101」に慶田院長監修の体験取材記事が掲載されました。
「悩み別・美容医療にチャレンジ!」編
短時間で悩みを解決したいのならドクターに委ねるのも手です。
Q.ポツポツと薄いシミが顔のアチコチに、色むらも気になり、どうしたら?
(体験者は、色白肌だが、よくみると学生時代、陸上部で日焼けをしたツケがシミに)
A.カサブタにならない光治療で顔全体のシミをまるっと消去!
毎日素肌で10分間紫外線を浴びると、20歳ごろには薄いシミ(日光性色素斑)が出てくるといわれ、ちょうどアラサーはシミが目立ち出す頃です。色白肌の方が色黒肌よりハイリスクで、シミが出来やすいのです。シミは薄いうちから対処するのが吉。フォトフェイシャルM22は、穏やかな光が、黒、赤、どちらの色むらにも反応し、シミとともに産毛も減るので透明感がアップします。カサブタなどのダウンタイムがないのも魅力です。
照射を体験された方のご感想は、「痛みというより、我慢できる程度の軽い熱感としての刺激。3回で多くのシミが消えてトーンアップしました!」と効果をしっかり実感いただきました。
最近ではフォトフェイシャル(IPL)の照射で、遺伝子レベルで若返りのスイッチが入り、アンチエイジング効果が高いという論文が相次いで報告され、フォトフェイシャルを定期的に受けている方は肌質が若いということが実証されてきました。
当院では、フォトフェイシャル以外にもシミ治療として、メラニンを多く含む部位に作用するレーザー治療、ジェントルレーズ照射なども定番治療です。
皮膚科専門医が、正確にシミの種類を見分け、様々な原因にあわせて患者様にベストなシミ治療計画をご提案いたします。
『シミ治療』について
是非、ご一読ください。
雑誌『etRouge』No.13(5月19日発行 掲載ページP55)
ボディメイキング特集:背骨よければすべてよし。「美の仕事に携わるプロたちに聞きました。カラダ、動かしてますか?」に慶田院長のアンケート記事が記載さてれました。
Q.いま何か運動していますか?している場合はその頻度も教えて下さい。
A.ジャズダンスを週1回、ピラティス(個人指導)月3~4回しています。
Q.なぜその運動を(気に入って)続けているのですか?理由や目的を教えて下さい。
A.ジャズダンスは大学の頃から20年継続しています。好きなジャズミュージックに合わせて体を動かすことは最高のストレス解消法です。体を絞り引き上げる動きが多いのでスタイルも良くなったと思います(当社比。笑。)また、ダンサーは皆若いので、気持ちと体型が見た目年齢に寄与する割合は高い気がします。ピラティスは腰痛対策に3年前から始め、グループレッスンも受けましたが、マンツーマンとは効果が全然違います。骨格の安定性や脊椎の動きが改善し、体幹が安定することで、腰痛は半年でほぼ感じない程度になりました。さらにジャズダンスのパフォーマンスも上がり、ピルエットターンをダブルで綺麗に回れるようになりました。
Q.学生時代にしていた運動(クラブ、サークルなど)があれば教えてください。
A.大学で硬式テニス部でした。公式戦には1試合も出られませんでしたが、根性が付いたと思います。
何歳になろうとも、肥満やたるみを阻止して理想のボディに近づきたいと願うのは女性の本能のようなものです。
様々なエクササイズや食事療法、サプリメントを試し、迷い、断念してはまた新たな方法を模索する日々に終わりはありませんが、美の仕事に関わるプロの実践していることはいずれも参考になります。是非ご一読ください。
当院では二の腕、下腹、ウエスト、ひざ周り、脚など、どうしても脂肪が落ちにくい部位痩せに、ダウンタイムが短く身体への負担の少ないスマスアップ照射と脂肪溶解メソセラピーを組み合わせた痩身治療をおすすめしています。慶田院長も自身で何度も試し、効果実感しています。
なお、日経et Rougeは、読者登録をすれば無料で皆さまのお手元に届きます。次号は2017年9月22日発行です。
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雑誌『美ST』2017年7月号(5月17日発売 掲載ページP204)
特集「話が盛り上がる!SNS映える!気を使わせない!キレイになれる!Under¥2,000美容好きさんの"とっておき"プチプレ」に慶田院長のアンケート記事が掲載されました。
人間関係を円滑にする手土産や、相手に気を使わせないお例の品。オシャレなあの人はどんなものを選んでいるのでしょうか?
≪慶田院長のおすすめ!≫
◎デロン、ボディバター(アサイー&クコ)¥1,500
2香りがよくて保湿効果も高く、女性ウケ№1です!
ダンスのレッスン後にシャワールームで使うたび、必ず「いい香り! 何?」と聞かれます。香りがフルーティーで爽やかなので香水よりもつけやすいかもしれません。全身に塗るのもしっとりしておすすめです。大好きなものは自信をもって差し上げることができますね。
≪貰って嬉しかったもの!≫
◎水谷商店、いわし削りぶし(60g)\300
友人からいただいてから、ファンになった品で、毎朝食べていています。おひたしやサラダ、卵ごはんなど、混ぜても、かけても、何をしても美味です!
友人や仕事仲間、ママ友にちょっとした贈り物をする機会は結構多いものです。
相手に負担を感じさせない価格で必ず喜んでもらえるプチプレの参考に、ご一読下さい。
雑誌『bea's up/ビーズアップ』2017年6月号(5月11日発売 掲載ページP50~53)
特集「思い込み、勘違いテク&ケアを今こそ見直し 美容のウソ・ホント133ANSWER」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
夏のかん違いケアは老け肌の原因!お悩み別初夏のスキンケアのウソ・ホントを慶田院長がお答えしました。
お悩み1【日焼け】
紫外線が本格化するこの季節。油断していると、あっという間にシミ予備軍が発生します。紫外線を確実に防いで、シミやソバカスのない美白肌を目指しましょう。
"UVケアアイテムは重ねた方が、効果がさらに期待できる"
◎ホント
重ねれば重ねるほど塗りムラも防げるので、UVカット効果が高まります。
汗で流れたら台無しなので、化粧直しはマストです。
"高SPF値の日焼け止めは肌への負担も強い"
×ウソ
数値より成分が重要。成分が合わない場合かぶれることもあります。
数値ではなく、成分が肌に合うのかどうかが重要です。
"高SPF値の日焼け止めなら塗り直しは不要"
×ウソ
数値にかかわらず、小まめな塗り直しが必要です。時間がたつと粒子が凝集したり、汗で流れたりします。高SPFでも塗り直しは必須です。
"同じ条件で日に当たっても日焼けしやすい人としにくい人がいる"
◎ホント
スキンタイプによって個人差が激しくあります。日本人の肌は大きく3つのタイプに分かれます。タイプ1は紫外線ダメージを受けやすいなど、自分のスキンタイプを見極める事も大切です。最近では遺伝子検査で自分のタイプを調べることもできます。
≪日本人のスキンタイプ≫
タイプ1:肌色が白い。紫外線に当たるとすぐに赤くなってほとんど黒くならない。紫外線のダメージを受けやすい。
タイプ2:肌色がオークル。紫外線に当たると赤くなってその後黒くなる。
タイプ3:肌色がダークオークル。紫外線に当たるとほとんど赤くならず黒くなる。紫外線に比較的強い。
"日焼け止めを塗るよりも日傘を差した方が、UVカット効果が高い"
×ウソ
照り返しをするので日傘だけでは不十分。特に首筋、デコルテは要注意です。物理的ブロックとして日傘は有効ですが、日焼け止めは必ず塗って。顔だけでなく、首・デコルテも忘れず塗りましょう。
"色白の人はシミができやすい"
◎ホント
メラニン活性が低いので若いうちからシミができやすいです。メラニン色素は天然の紫外線吸収剤です。色白の人は、このメラニン色素の活性が低く、紫外線の影響が若いうちから出やすいため、シミになりやすいのです。
"唇もUVダメージを受けやすい"
◎ホント
UVカット効果のあるリップアイテムでダメージを防ぎましょう。UVダメージを受けると、乾燥しやすくなり、シミも発生します。
"30代になるとシミができやすくなる"
△場合による
過去に浴びた紫外線の影響が蓄積されて、シミができはじめます。平均的な肌質なら30代になるとシミが目立ってきます。できてしまったシミはクリニックで治療できます。ケミカルピーリングとジェントルレーズまたはフォトフェイシャル治療が有効的。
※シミ治療
"日焼けした後は美白コスメにすぐ切り替える"
×ウソ
まずは肌を鎮静させ、落ち着いたら美白ケアを始めます。日焼け直後はバリア機能が落ちているので、しっかり保湿をしてください。美白はその2週間後くらいから始めます。
"日焼け止めの塗り直しはメイクが崩れるのでしなくてOK"
×ウソ
汗や皮脂で効果が弱まります。必ず塗り直しを!化粧を崩さず、塗り直しができるスプレータイプの日焼け止めがオススメです。
"1日中家にいる日は日焼け止めを塗らなくてOK"
×ウソ
室内でも紫外線の影響を受けます。必ず日焼け止めを塗って下さい。窓際でも屋外の8割程度の紫外線量があります。ブルーライト、赤外線もガラスならほぼ透過するため、日焼け止めは必須です。
お悩み2【毛穴・ニキビ】
紫外線と皮脂・汗の分泌で毛穴やニキビも夏は悪化の傾向に。ついついさっぱり&落とすケアに走りがちだけど、やり過ぎると逆効果に!
"夏は毛穴が開いて目立ちやすい"
◎ホント
気温、UV、エアコンなど夏は毛穴が開きやすい環境です。紫外線による角質肥厚やエアコンによる乾燥なども影響していると考えられます。
"ニキビが気になる時は、スクラブ洗顔で念入りに洗う"
×ウソ
スクラブが刺激になることもあります。低刺激のソープがオススメです。スクラブの刺激で角化が悪化する可能性があるので注意しましょう。
"夏はニキビができやすい"
◎ホント
皮脂や角質肥厚によりニキビができやすい環境です。夏は紫外線による角質肥厚などで角層が厚くなりやすく、毛穴が詰まってニキビができやすい季節です。
"ニキビ痕には美白コスメでのケアが有効的"
△場合による
色素沈着のニキビ痕には◎。クレーターには効果がありません。炎症後の色素沈着には有効ですが、クレーターのような凹みには効果がありません。
"毛穴の黒ズミは汚れ以外に日焼けの可能性もある"
◎ホント
メラニンの影響で黒くなることもあります。落とすケアでなくならない場合は美白ケアを試してみましょう。紫外線でメラニンが増えると、毛穴の入口エリアがリング状に黒ずみます。
"冷水で洗顔した方が毛穴が引き締まる"
×ウソ
引き締まって見えるのは一瞬です。冷水である必要はありません。寒冷刺激で立毛筋が収縮し、一瞬締まって見えるだけ。普通の水でOK。冷水で洗顔すると皮脂を落とし残す恐れも。すすぎには33〜36℃のぬるま湯を使うのがベストです。20回はすすぎましょう。
お悩み3【ベタつき・メイク崩れ】
気温の上昇とともに気になってくるベタつきやメイク崩れ。プロが指南するケアとは?
"スキンケアはヌルつきがなくなるまでしっかりなじませる"
◎ホント
スキンケアを重ねる時はしっかり浸透させるのが基本です肌にヌルつきがある状態ではなく、前のアイテムがしっかり馴染んでから重ねましょう。
"夏はベタつくので乳液、クリームはつけない"
×ウソ
水分蒸発を防ぐため油分はマスト。さらりとした使い心地のものを選びましょう。軽い使用感のもので良いので、夏でも乳液やクリームは使うべきです。
"夏はベタつきが気になるからオイルクレンジングを避ける"
×ウソ
クレンジングは汚れを落とすものなのでベタつきは関係なし。気になるのであればジェルやミルクタイプもオススメです。乳化して洗い流されてしまうものが肌に残ることはないので、問題ありません。
"夏は汗や皮脂が気になるから洗顔を2回する"
×ウソ
1回で十分です。洗い過ぎは肌の保湿力を低下させる恐れもあります。汗はぬるま湯で落ちますが、皮脂を落とすには洗浄剤が必要。洗顔料を使って優しく洗ってください
お悩み4【乾燥・ごわつき】
UVやエアコンにより想像以上に夏の肌は乾燥状態。角層が乱れごわつきがち。正しいケアで滑らか肌を手に入れて。
"梅雨は湿度が高いので乾燥しにくい"
◎ホント
水分が蒸発しにくいので、乾燥しにくくなるのは確かです冬よりも乾燥しにくいのは事実といえます。
"夏は角質がたまりやすい"
◎ホント
UVの影響やターンオーバーの乱れで、角質が肥厚しやすくなります暑さで睡眠の質が落ちたり、エアコンによる乾燥なども角層のターンオーバーを乱す原因になります。
"シートパックはピーリングの後にした方が効果的
◎ホント
余分な角質をオフした方が浸透しやすくなります。ただし刺激の強いマスクは避けるのが無難です。
"夏は冬よりも乾燥しにくいので、保湿を控えめにしても良い"
×ウソ
保湿は1年中必要。夏はエアコンやUVの影響で乾燥しやすくなります。汗が蒸発する時、肌は過乾燥に傾きがちに。保湿ケアは一年中必要です。
美容のためにやりがちな"あるあるネタ"を皮膚科専門医の視点でバッサリ判定してみました。せっかくの知識も間違っていたら意味がありません。正しいアンサーがキレイの近道に!思い込みや勘違いテク、ケアを見直しましょう。
是非、ご一読ください。
雑誌『saita・咲いた』2017年6月号(5月7日発売 掲載ページP153)
特集「顔、全身のUV対策から夜の保湿ケアまで!美白気合い度別!この夏日焼けしない15の暮らしのケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
肌老化の主な原因は、紫外線など「光」によるもの。ということは、日に焼けなければ肌老化にブレーキがかけられ、白さをキープできます。そこで、暮らしの中の対策方法を15項目ご紹介しました。
<今すぐケア!肌老化の原因の8割は紫外線によるものです!>
健康のためにも光対策は万全に!
老化のスピードを早め、見た目印象をより老けさせてしまう主な原因が"太陽の光"。中でも圧倒的に害が大きいのは、紫外線B波とA波です。
B波は肌表面のシミや皮膚がんを、A波はシワやたるみを引き起こします。これらの光は肌に当たると遺伝子を傷つけ、細胞レベルでイレギュラーを起こします。南国の強い光はハイリスクですが、日常の肌が赤くならないレベルの光でも影響は積み重なり、老化が進行します。
でも、光対策を万全にすれば、シミやシワなどのダメージを8割防げるということ。
肌年齢をかなり若くキープでき、長期的には光発がんの予防にもつながります。美容だけでなく、健康のためにも日々のケアで光老化を防ぎましょう。
=紫外線が肌に与える影響=
紫外線A波は真皮まで届き、肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲン線維を変形させ、シワ・たるみの原因に。紫外線B波は表皮に作用して、黒い色素「メラニン」を大量に生成さしてシミに。さらにDNAに直接吸収されて傷をつけ、皮膚がんの原因にもなります。
=美白気合度★=
「とりあえず顔は守りたい!今すぐ始める紫外線ブロックワザ」
最優先はやっぱり顔まわり。メイク&ファッショングッズでしっかりガードしましょう。
1.朝はUV下地をミルフィーユ塗り
日焼け止めは"1つ塗ったから大丈夫"ではありません。下地→ファンデーション→パウダーと、何層も重ねると崩れにくく、焼けにくくなります。特に最初に塗る下地は薄く重ねておくとUVブロックのいい土台に。
●UV下地の塗り方6ステップ
下地=土台をていねいに作ると、UVブロックの強度とメイクのキープ力が高まります。
① まずはたっぷり3点置き
手のひらに広げてからだとムラになりやすいため、多めの量をダイレクトに額と両頬へ置くと良いでしょう。
②外側へまんべんなく広げる
額はT字を描くように、頬はあごを含め放射状に外側へ、ムラができないよう塗り広げましょう。
③首とデコルテも追加して
首からデコルテの面積は顔より広いので、十分量をしっかり広げます。
④いったん、ティッシュオフ
テッシュを軽く肌に押し付けて余分な油分を取っておくと、メイク崩れを防止できます。
⑤焼けやすい部分を重ね塗り
頬や鼻筋など顔の中の高い部分、特に光が当たりやすい部分に、さらに下地を薄く重ねます。
⑥リップにもUVクリームを
唇は意外にシミができやすい場所。紫外線をブロックするリップクリームを塗ると万全です。
2.紫外線よけに粉ファンデを持参
日焼け止めは"塗り直し"が必須条件。ただ、顔はメイクをしているので上から塗り足すことを推奨しています。ふだんの外出ならファンデーションの粉をスタンプ式に重ねるだけで十分効果があります。
余分な皮脂をティッシュオフしたら、粉ファンデをスポンジにとって肌にポンポンのせてください。
3.大きめサングラスで目をガード
肌だけでなく、実は目も紫外線でダメージを受けています。外出時はサングラスをかけましょう。コンタクトならUVカット仕様のものを。サングラスは大きめサイズを選べば目周りのシミやシワを防げるので一石二鳥です。
4.つば広帽子で顔全体に影を作る
顔に光を当てないためには、やっぱり帽子が一番です。おすすめは、つばが10cm以上あるハット型のもの。焼けやすい顔の横側や首の後ろまでしっかりカバーできます。かぶったらつばの角度は少し下へ向けるのがコツです。
=美白気合度★★=
「手足も全部日焼けしたくない!服や小物で全身を徹底ガード」
顔だけ白くて他は真っ黒......にならないよう、手軽にできる全身UVブロック法を伝授。
5.服を着る前にハダカで日焼け止め
"肌が出ているところだけに塗る"という概念をいったん消し、肌が露出する服を着る時は、服を着る前に全身に日焼け止めを塗りましょう。ボディクリーム感覚で塗っておくと、デコルテなどの日焼け痕を防げます。
●忘れやすい3大パーツは
デコルテ、首、足の甲
焼けやすいのにUV対策を怠りがちなのがこの3パーツ。手足の甲は1度塗りではなく、最後にもうひと塗りのダメ押しを。
6.ポリエステル黒服で紫外線の通過をブロック!
服選びで紫外線の通過度合いは変わります。ナイロンやポリエステル糸で密に編まれた素材の黒い服は、UV加工なしでも紫外線を8割以上カットします。白っぽい色の服を着るならUV加工された服を選びましょう。
同じ繊維・太さ・編み方で比べた場合、UVブロック率は色で変化します。生地は編み目が細かいものほどブロック率が高くなることが研究でもわかっています。
7.素足よりUVストッキング
気がつけば"ひざ下だけが日に焼けて黒い"なんてことありませんか?
UVカット加工ストッキングと日焼け止めと組み合わせるのもおすすめです。
8.くもりの日も必ずUV日傘
天気が悪ければ紫外線も無視してよいほど少ない、というのはウソ。紫外線は曇っていても晴れの日の8割、雨で3~4割降り注いでいます。日傘は常にさしましょう。
9.ブルーライトカット眼鏡で目の日焼け対策
実は、老化の敵は紫外線だけではありません。ブルーライトも紫外線同様の酸化ストレスを誘導し、光老化を促すことが分かっています。体内リズムを狂わせてうつや肥満、不妊などの害を起こすといわれます。スマホやPCを使う際は注意しましょう。
10.外出中は3時間に1回日焼け止めを塗り直し
日焼け止めがその効果を発揮しているのは3時間くらいです。汗や服などの摩擦で時間が経つとどんどん取れてしまうので、外出のたびに塗り直すことを心がけましょう。
11.家の中でもブロック!カーテン&窓フィルム
窓際にいれば日なたの8割くらいの紫外線に当たることになるので、部屋の中にいても日焼けはします。窓ガラスは紫外線を透過させるため、UVカットフィルムを貼る、UV加工付きのカーテンを選ぶなどで対策を。
=美白気合度★★★=
「浴びても黒くなりたくない!夜のスキンケア&食事で日焼けをなかったことに!アウトドアやリゾートなど、1日中外にいた日は帰宅後のスキンケアで美白を死守!」
12.コットンパック保湿で日焼けダメージを鎮静化
日焼けによるダメージをなかった事にはできませんが、その後のケアで早くリカバーできます。日焼け直後の肌は水分と油分バランスが大きくくずれ、敏感な状態になっているので、肌に優しいさっぱり系のローションで肌を落ち着かせながら"水分補給の道"を作ってから保湿をすると良いでしょう。
13.ハイスペック美白美容液も味方に!
日々進化を遂げている美白美容液は、紫外線による色ムラをいち早く修復したり、シミをできにくくしたりしてくれます。美白のためには保湿とビタミンCなど抗酸化成分の補給が大切。季節問わず心がけましょう。
14.カラフル野菜で抗酸化力UP
食品に含まれるビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは、抗酸化作用のあるビタミンエースと呼ばれます。紫外線を浴びて増加した体内の活性酸素の除去を助け、シミ・シワ・たるみの防止に役立ちます。中でもビタミンAは、体内で紫外線吸収剤の働きをしてくれるのでシミ対策に効果があるといわれています。
●ビタミンACEをまんべんなく食べて
・ビタミンA
紫外線の盾になって細胞が傷つくのを防いだり、皮膚や粘膜のターンオーバーを正常に保ったりする働きも。緑黄色野菜のほか、レバーやうなぎにも含まれる。
―良質な油と一緒に―
ビタミンAはそのままだと吸収率が10%なのに対し、油と一緒だと80%までアップ。キャロットラペなどにすると効果大。
・ビタミンC
コラーゲンを生成し、肌にハリや弾力をもたらす働きも。赤パプリカなどの野菜やフルーツに多く含まれる。水溶性で熱に弱いが、ゴーヤは加熱しても壊れにくい。
・ビタミンE
血行促進作用で肌代謝をアップ。メラニン色素を含んだ古い角質をスムーズに落とす働きも。ナッツ類やツナ、卵などに含まれる。
・ビタミンACEをすべて含む夏野菜
3種のビタミンは、同時に摂取すること抗酸化力を発揮。トマト、かぼちゃ、ピーマンは特にバランスよく含むので積極的に食べて。
15.糖化を防ぐ食べ方で白さをキープ
肌全体が茶や黄色にくすんでくるのは、過剰な糖がタンパクと結びついた"糖化"のせい。1度起こると元に戻せないので、血糖値を急激に上げない食べ方が重要です。野菜→タンパク質→炭水化物と、GI値の低いものから順にゆっくりと食べましょう。
まずは「ベジタブルファースト」を徹底。野菜の中でも根菜類は炭水化物の部類に入ります。タンパク質は豆→魚→肉の順番で食べて。
●白より茶の食材を選んで
炭水化物は、精製された白いものより未精製のものがおすすめ。食物繊維が多く含まれているので消化吸収に時間がかかり、血糖値の上昇がゆるやかに。糖化を防ぎます。
●サプリで日焼けストップ!
塗る手間が省けて塗り忘れの心配もない「飲むだけ」の日焼け止めで全方位紫外線をブロック!クリニックでは「ヘリオケア」の取扱いがございます。
朝昼1カプセルずつ飲むだけ。シダ由来のファーンブロック、ルテイン、ビタミンEなどを配合しています。
最優先はやはり顔周り。メイクやファッショングッズでしっかりガードしましょう。日差しが強くなる季節は、抗酸化力の高い食品をたっぷりとり、インナービューティーも積極的に。
是非、ご一読下さい。
雑誌『&ROSY』2017年6月号(5月23日発売 掲載ページP153)
特集「2017年夏、"大人の女"に"ムダ毛"はいらない!」の記事内にオススメのクリニックとして当院が掲載されています。
今シーズンの流行ファッションはオフショルダー、抜き襟、肩出しなど肌露出が高めです。毎年、薄着の季節になると決まって「なんとかしなくては!」と感じるものですが、特に今シーズンは流行の観点からも"ムダ毛ケア"なしには過ごせません。
ファッショントレンドに合わせて、うなじ~背中、わき、腕・脚、手足の指、デリケートゾーンのパーツ別に、ベストなケア方法が紹介されています。
◎うなじ~背中
自分で見づらいパーツだけに産毛放置率が高い部位です。背中や肩を出すデザイントップスが春から流行し、なかでも前後のギャップが魅せどころの抜き襟シャツや、露出度が高いわりに嫌味じゃないオフショルダーは取り入れやすく、購入された方も多いのでは?今年はバックスタイルにも気が抜けません。手が届かずに放置しているうなじ~背中は要注意です。
自分で直視できないパーツなので、人に剃ってもらうことをオススメします。もし自分で剃る場合は、剃りムラや剃り残しがないように合わせ鏡で確認しながら、柄の長いシェーバーを使用するなど工夫し、刃の当たる角度が深くならないよう気を付けましょう。
※自分では見えない部位を完璧に仕上げるのなら、定期的にクリニックでのレーザー脱毛を受けましょう。プロに任せるのが賢い選択です。
◎わき
すでにクリニックやエステサロンで脱毛済みの方も多いパーツですが、「最近1~2本見つけた!」という声も聞きます。ノースリーブニットなどは、コンサバ感とヌケ感のバランスの良さに、シンプルで出番も多めのアイテムですが、手を大きく上げるとわきが丸見えです。以前脱毛済みでも注意が必要なのです。
≪エステサロンの「光脱毛」とクリニックの「レーザー脱毛」の違い≫
・光脱毛:複数の波長を含んだ光で穏やかに減毛。エステの機器は弱いので1部位の脱毛効果が得られるまで、およそ2~3年と長くかかります。施術はエステティシャンが行うので、色黒肌や男性のヒゲではヤケドなどのトラブルも。
・レーザー脱毛:メラニンの黒い色素に吸光度の高い単一の波長が作用する医療用レーザーを用いるので、医師の診察と管理のもとで行われます。毛と毛を作る器官へ集中的に熱を集めて照射するので減毛率が高く、厚生労働省は医療機関での施術を薦めています。
◎腕・脚
広範囲だからこそ、うっかり剃り残しなどが目立ちやすい要注意パーツです。流行の裾広がりのシルエットが美脚効果抜群のフレアスカートですが、裾からのぞく脚に目が行きます。きちんと処理しているつもりでも「どうしてここだけ!?」と、処理漏れも頻出する部位のため、デイリーケアは甘く見ず念入りに!油断大敵の"シェービング法"を見直しましょう。
・ついついやりがちなお風呂場での「泡でムダ毛処理」は絶対ダメ!!
石鹸には角質のバリアを角質細胞間脂質を溶出させてしまうため、カミソリを当てると肌へのダメージは数倍に。面倒でもシェービング剤や保湿剤を使用しましょう。
・どこの部位でも、カミソリは毛が生えている方向に沿って軽いタッチで動かします。逆方向に剃ったり、同じ部位に連続で刃を当てると肌を痛める原因になります。
※正しく剃っても、ある程度は肌に負担がかかっているので、冷却後、刺激の少ないオイルやクリームもので保湿をしましょう。
◎手足の指
面積は狭くとも目立ち度はトップクラスなパーツです。何かを差し出したり、人と対面したりしているときの手元は、自分が思うより見られているものです。指先が目立つリングの重ね付けや、ヌーディーサンダルなどでは確実に目が行ってしまいますね。細かい部分だからこそ要チェック!他のパーツ同様、毛流れに沿ってシェービングしましょう。
◎デリケートゾーン「V・I・O」
季節関係なく気にはなるけどアクションしづらいパーツです。最近では人気の脱毛部位ではありますが、まだまだ未処理の方も多いのが現状のようです。これからの季節は、水着になる機会も多くなるからこそ、これを機会にケアを始めましょう。
V:前から見える部位の三角地帯。レーザー脱毛する際は両サイドや上部分を減らして面積を小さくするのがオススメです。
I:自分ではほとんど目にすることがない、股の間の部分。ここを減らすと蒸れやニオイ防止にもなります。
O:お尻の穴のまわり。Iの延長上に生えていることが多く、つるりとさせれば衛生的。
※デリケートゾーンのセルフ剃毛は目視が必須です、少しずつ丁寧に剃って下さい。力を入れて剃ると肌を傷つけてしまう可能性があります。こちらもクリニックでのレーザー脱毛でプロに任せことをおすすめします。火傷しやすい部位なので、エステではなく医療機関にご相談を。
当院でレーザー脱毛に使用するジェントルレーズ(Gentle LASE)は、レーザー照射の直前に冷却ガスが表面を冷やし、安全で確実な減毛効果に定評があります。痛みに弱い方にもオススメです。
『医療レーザー脱毛』
是非、ご一読下さい。
雑誌『MAQUIA マキア』2017年6月号(4月23日発売 掲載ページP106~115)
特集「今年は、美肌ファースト目線で守って防ぐ 悩み別美白&UVのギモン100問100答」で慶田院長の監修記事が掲載されました。
さまざまなジャンルの美容のプロがお答えするコーナーで、慶田院長は、皮膚科専門医として最新の美白&UVについて解説しました。その一部を当院の関連施術、用語集とともにご紹介します。
〈今年の傾向&対策をお伝えします! 美白トレンド編〉
Q,今年の美白はどうアプローチするべき?
A,白肌ケア+αが美肌への近道です。白くなることだけを追求するのではなく、今年は素肌そのものがキレイと印象付ける美白&UVケアを実践しましょう。
睡眠、食事、運動、そしてスキンケアでトータルなケアを心がけで。
〈肌トラブル別に解決策を伝授 お悩み別美白編〉
●美白+くすみ
Q,UVケアをしても美白ケアをしてもくすむのはなぜ?
A,くすみの原因は紫外線だけではない。くすみとは、紫外線などの酸化ストレスによるメラニン生成で顔の明度が落ちること。紫外線の蓄積による影響の他にも、乾燥・血流不足などによる角質層の状態が悪いとくすんで見えます。角層の水分量低下や肌荒れによる肌理の乱れ、角層の重層化、メラニン量の増加、加齢による明度の低下などの様々な要因が複雑に関連して引き起こされているのです。
関連リンク:用語集「くすみ・茶ぐすみ(メラニン代謝)」
●美白+毛穴
Q, 毛穴も美白もアプローチできる成分は?
A, レチノールやAHAはターンオーバーを刺激して毛穴にも美白にも◎
医療機関で行う「ケミカルピーリング」は、年齢と共にターンオーバーがとどこおり、くすんでしまった肌に刺激を与えることで、溜まったメラニンを排出し、透明感のあるみずみずしい肌を再生することができます。ホームケアでレチノール化粧品を使うのも有効ですが、クリニックで行う「高濃度ビタミンAのイオン導入」なら外用の40~50倍の浸透力で肌力アップが即効叶います。
ケミカルピーリング(メディカルピーリング)
レチノイン酸クリーム
関連リンク:エンビロン モイスチャーACEオイル
Q, 毛穴が気になるからピーリングをよくするけど、夏の間にやっても大丈夫?
A, UVケアをしっかりすればOKです。ピーリング後はよりいっそう日焼け対策が必要だと心得ておきましょう。飲む日焼け止め「ヘリオケア」で、内なる抗酸化力をアップしておけば安心。
関連リンク:ヘリオケア(飲む日焼け止め)
Q, 毛穴の開きも紫外線が影響?
A, 紫外線の影響は大!紫外線が当たると角層が厚くなるため、毛穴がより開いてみえます。毛穴のためにも、UVケアを徹底しましょう。紫外線の害を受けにくくする「高濃度ビタミンC点滴」も夏の人気メニューです。
関連リンク:高濃度ビタミンC点滴(メガビタミン点滴)
●美白+ゆらぎ肌
Q,炎症が起きている部分のシミがどんどん濃くなった!
A, 炎症を繰り返すほど、メラニンの生成を誘発させます。つまり炎症がなによりも肌をくすませ、シミが濃くなったり増える原因に。ニキビや日焼け、肌荒れなどによる炎症は早めに対処しましょう。炎症が酷い時は、皮膚科専門医を受診し、長引かせないようにしましょう。
Q, アトピー肌のくすみ、レーザーで消える?
A, アトピー性皮膚炎を繰り返すと、メラニンが真皮に滴落し、さざ波上に黒ずむ難治性の「ダーティネック」やダーティースキンと呼ばれる状態になります。「ジェントルレーズ」などの低出力レーザー、「フォトフェイシャルM22」照射などが有効です。皮膚炎のコントロールもしながら、慎重な照射設定ができるから、皮膚科専門医に相談しましょう。
関連リンク:ダーティーネック
●頑固なシミ
Q, 妊娠中にできたシミ、出産しても消えません。
A, 消えるシミと消えないシミがあります。妊娠中の肝斑は消えることが多いですが、中にはそのまま残ることがあります。元々日焼けしやすい人、肌が浅黒い人は注意しましょう。妊娠~授乳中でも受けられる美白治療ジェントルレーズ、フォトフェイシャル照射、美白剤もあります。
関連リンク:肝斑
Q, シミ取りレーザーをしたら、永久にシミは消えるの?
A, 残念ながら、再発することも。永久ではありません。過去に繰り返し受けた紫外線の影響で、シミを誘発するスイッチが常にオンの状態になります。結果、同じところに再発しやすいのです。
〈紫外線も大気汚染も徹底ブロック!最新UV効かせワザ編〉
Q, 大気汚染ってそんなに肌に良くないの?
A, 肌の微小炎症を引き起こして老化&トラブルの元に。ドイツの研究では、空気が汚れた地域に住む人はシミが多いという報告があります。大気汚染から肌を守ることは、世界的な関心ごとになっています。
Q, スマホの見過ぎもシミになる?
A, ブルーライトの刺激が脳のストレスに。目からの刺激で脳が興奮状態になり、睡眠の質がダウン。肌の修復機能が落ちて、シミに繋がる可能性があります。
Q, 紫外線を浴びるとシミ以外に何が起こる?
A, たるみ、くすみ、乾燥ほか免疫力低下を引き起こします。微小炎症で細胞の核が傷つき、ターンオーバーなどの本来の機能が損なわれてあらゆる肌老化が起こります。免疫力が落ちるので、感染症も起こしやすくなります。
Q, 赤ちゃんの時から紫外線対策は必要?
A, 赤ちゃんこそマスト。細胞分裂が早く、特に短時間に大量の紫外線を浴びた場合は、発ガンリスクも大人より上がります。ベビー用の日焼け止めを活用しましょう。
Q, 紫外線を浴びて何分後から日焼けは始まるの?
A, 一瞬浴びただけでも炎症のスイッチはオン!微かな赤みが出るまではおよそ20分。でも炎症のスイッチはすぐに入りますし、紫外線ダメージは蓄積されて、ある時点で、コップの水があふれるようにシミになります。
〈ボディ&髪 美白・UVケア編〉
Q, 髪の紫外線対策は?
A, 日焼け止めスプレー&帽子、日傘でブロック。帽子や日傘で物理的に遮断するのが、最も確実です。
Q, 爪にも日焼け止めって必要?
A, UVカットできるハンドクリームでOK爪自体はすでに死んでいる組織なので、紫外線の影響はありませんが、爪の付け根にある爪母はUVカット効果のあるハンドクリームなどでしっかりブロックしましょう。
〈小技・ウワサ・小悩み解消 美白・UVのよもやま相談〉
Q, 解答陣の美白&UV術を知りたい
A, 一年中最高値の日焼け止めを塗り、なるべく地下や日陰を歩きます。下地→ファンデーション→パウダーと重ねると焼けにくくなります。特に焼けやすい部位は、下地も薄く重ね塗りしておきましょう。
Q, 美白肌になれる美容医療は?
A, 特におすすめなのが、最新の光治療「フォトフェイルM22」。フォトフェイシャルは、3~4週に1度、真夏も照射できるので、肌力アップの強い味方です。
Q, 肝斑も美容医療でなんとかできる?
A,肝斑用のレーザーと導入、内服を組み合わせています。
トラネキサム酸やビタミンC、Eなどの内服と塗り薬で肌を落ち着かせてから、肝斑用のトーニングというレーザーや低出力のフォトフェイシャル照射を行います。
Q, シミのできやすさは遺伝でしょ?
A,遺伝もあるけれど、後天的な要素も大いに関係。
シミができやすい肌かどうか、肌が持つ抗酸化力などは、遺伝子と関係があります。でも、UVケアや毎日のお手入れ方法など、後天的な習慣も大きく影響します。
Q, 目からの紫外線でもシミは作られる?
A, 目への刺激でもメラニン生成はスタートする可能性が。
紫外線から守れ!という信号が目から脳へ届くことでも、メラニンの生成のスイッチが入ると言われています。これはあくまで、マウスでの実験のため、ヒトではどうかは確実性がありません。少なくとも、目は確実に光老化するので、サングラスで守りましょう。ヘリオケアやポリフェノールたっぷりのお食事で抵抗力を高めるのは目にも吉。
Q, 妊娠・出産でシミが増えた気がします
A,ホルモン(プロゲステロン)状態の変化でメラニンが増えやすくなります。
30代はシミ年代ですし、出産自体が体に負担がかかること。ホルモンも免疫もバランスが崩れ、その影響がシミとして現れることも考えられます。
ただ白い肌ではなく、色ムラや毛穴が目立たない、透明感のある肌こそが真の美肌と言えます。最近は、『質の高い白肌』への意識が高まっています。最新の光老化や美白に関する研究結果も、日々更新されていますので、知識もケアもリニューアルして夏を迎えましょう。
是非、ご一読下さい。
雑誌『家庭画報』2017年5月号(4月1日発売 掲載ページP222~223)
特集「50代からのお悩みに、もしもしビューティウェルネス相談室」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
今月のお悩み、【シミのような、ポツポツが、首やフェイスラインにできて気になります】
当院でもご相談が多いお悩みです。これは実はシミでは無く、皮膚の良性腫瘍の場合がほとんどです。
腫瘍には種類があり、各々の治療法が異なるので、必ず皮膚科専門医を受診してくださいね。
◎美白ケアで消えないシミは脂漏性角化症の可能性大
コメカミから耳の前、首すじやデコルテにできるポツポツ。シミのようでありながら立体的に盛り上がって意外と目立つのが気になりますよね。
シミ(老人性角化症)と勘違いしやすいのですが、実は脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)の可能性が高いのです。早い方だと20代終わり頃から現れ始め、50歳を過ぎると男女を問わず8割以上の方に現れます。数は個人差が大きく、少ない方で2~3個、多い方では100個以上に及ぶこともあります。時間が経つとともに大きくなり、日本人は黒く目立つケースが多いのが特徴です。
脂漏性角化症は老人性イボとも呼ばれ、加齢による老化現象です。首のイボはアクロコルドンと呼ばれ、いずれも良性の皮膚内腫瘍です。シミだと思って美白ケアをしてもよくはなりません。CO2レーザーを照射し、皮膚表面を削り取る施術をおすすめします。施術による出血はなく、すりむいたような傷ができ、1週間前後で新しい皮膚ができます。赤みも1~2か月で消え、ほんのりピンク色にきれいに治ります。数が多い場合、サイズが大きい場合は、2~3回に分けて施術を行います。脂漏性角化症の保険治療では液体窒素による凍結療法が主流ですが、施術後に輪ジミのような色素沈着が残りやすく、見た目の美しさを優先するなら、CO2レーザーの照射をおすすめします。
脂漏性角化症の原因には、遺伝や紫外線などもあります。海のレジャーに親しんでいる方の背中に多く見られ、手の甲などにできやすいことからもわかるように、紫外線で誘発されるので、施術後の再発防止のためはもちろん、普段から日焼け止めをこまめに塗り、予防することも大切です。
◎まぶたや額などに出る白いポツポツは稗粒腫
まぶたや頬、額に出る、小さな白い粒のようなポツポツ。これは稗粒腫と呼ばれ、角質が入った袋状の良性腫瘍です。湿疹やかぶれ、小さな傷などが誘因となり、真皮内に小さな嚢腫ができます。治療は、注射針やCO2レーザーで皮膚に穴を開け、袋ごと押し出し除去します。施術の傷口が閉じるまでの期間は、注射針で穴を開けた場合は1~2日、レーザーで開ける穴も小さいので2~3日でふさがります。稗粒腫は皮膚の浅いところにできた角質の塊です。塊さえ取り出してしまえば、なめらかな肌を取り戻せます。
◎目の下のポツポツは汗管腫の可能性も
脂漏性角化症や稗粒腫より割合は少ないものの、目の下に集中して肌色のポツポツが出ている場合は、汗管腫の可能性もあります。汗管腫はホクロと同様、真皮内にできる良性腫瘍です。エクリン腺という汗腺由来のもので、主に目の下やまぶたにポツポツと集中して出ます。数が多い場合1度に取り去ることが難しく、目立つものからCO2レーザーで腫瘍を削り平にしていきます。
同時に当院では、小さなドット状に照射するフラクショナルCO2レーザーを併用して肌を再生させる治療を併用します。これを1~2か月ごとに、3~4回繰り返すことで、凹凸がなめらかになっていきます。施術を受けるごとに赤みが1~2週間ほど続くのですが、目の下は施術の傷跡の治りがよく、傷口さえ閉じればメイクでカバーできます。フラクショナルCO2レーザーによりちりめんジワも解消されるので、若々しい目元が復活します。
◎ポツポツがなくなると肌は一気に若返る
ポツポツの悩みは、年齢が年齢なだけに、できても仕方ないと諦めてしまいがちですが、取り去ることによぅて、驚くほど若々しさが復活します。肌の若々しさの決め手は、色ムラのなさ、凹凸のなさ、整ったきめと水分量にかかっています。ポツポツというでっぱりは、存在するだけで老けた印象に見えてしまいます。脂漏性角化症のように黒さが目立ったり、数が多かったりすれば、ほかの部分の肌がどんなにきれいでも、年齢を感じさせてしまうのです。残念ながら大きく育ててしまうと一度取っても再発の可能性はありますが、肌がなめらかになる喜びは代えがたいです。再発した場合も、またCO2レーザーで処置すれば良いので簡単です。悩んでいるのなら、思いきってとってしまうことをおすすめします。その際、重要なのは診断です。成熟世代の場合、脂漏性角化症、稗粒腫、汗管腫などのポツポツは、一般的に見分けるのが難しく、皮膚科専門医による正しい診立てが欠かせません。また、これらはシミ(老人性角化症)や肝斑などと併発することも多く、ときにメラノーマなどの皮膚がんの場合もあります。治療が数回にわたるケースもあるので、信頼できる医師のもと、治療計画をきちんと立てましょう。
《腫瘍の種類と治療法》
・脂漏性角化症⇒CO2レーザー
表皮内腫瘍、黒ずみ、凹凸などを伴う、フェイスラインや目の下頬、背中などに頻発します。
・アクロコルドン⇒CO2レーザー
真皮内腫瘍、肌色の小さな突起、首や脇の下など関節部に見られます。
・稗粒腫⇒針で穴を開けて粒を出す、CO2レーザー
真皮内腫瘍、ころっとした粒状、目まわりや額、首などに見られます。
・汗管腫⇒フラクショナルCO2レーザー+CO2レーザー
真皮内腫瘍、目の下やまぶたにみられます。
・細胞性母斑(ホクロ)⇒CO2レーザー
真皮内腫瘍
・メラノーマ(悪性黒色腫)⇒手術
皮膚がん、専門医が診察し疑いがあれば全摘し病理で確認します。
《脂漏性角化症の治療例》
ぼんやり茶色くシミのように見えますが、実は脂漏性角化症で、CO2レーザーで脂漏性角化症を蒸発させ、皮膚表面からごく浅く削り取ります。
《検査で初めてわかるポツポツの正しい診断》
一般人の目にはシミやニキビと同じように見えるポツポツ。正しい診断こそが、適切な治療への第一歩です。ダーマライトやダーマスコープなどで皮膚の状態を詳しく検査することで、ときにホクロのがん、メラノーマや基底細胞癌が見つかり、早期発見、早期治療に繋がります。
ポツポツとともにシミや肝斑を併発している場合は、フォトフェイシャル(IPL)を併用して治療を進めます。銀座ケイスキンクリニックでは、ルミナス社の最新マシン、フォトフェイシャルM22を使用し、シミだけでなく、術後の赤みや、毛細血管拡張症、赤ら顔も同時に改善させ、色むらのない美肌に肌質を変えていく治療が好評です。
是非、ご一読くださいませ。
雑誌『VOCE(ヴォーチェ)』2017年6月号 (4月23日発売 掲載ページP211~217)
特集「ムダ毛、におい、ざらつき、黒ずみ、セルライト ちょっと恥ずかしいボディのお悩み、一気に解決」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
〈お悩み1 剃っても、抜いても、どんどん生えてくる...ムダ毛〉
Q.脱毛法は何がいいの?
A.毛抜きはトラブルの元。カミソリ処理がベター
セルフ脱毛でオススメなのはカミソリ。切れ味のよい3~4枚刃のレディースシェイバーを使ってやさしく剃りましょう。毛が薄く肌が弱い人は刺激の少ない電気シェイバーを使うといいでしょう。避けたいのは毛抜きでの処理。毛の栄養となる毛細血管を引きちぎり、埋没毛や毛嚢炎などトラブルの原因になります。
・カミソリが苦手なら...除毛クリームなどを活用しましょう!
剃るのに抵抗がある人は除毛クリームという手も。肌の弱い人は荒れることもあるので、パッチテストなどをして確認をしてから使いましょう。
Q.正しいムダ毛処理法は?
A.ふわーっと優しく刃をあてる
毛を剃るときに皮膚自体を削ってしまうことも多いので注意しましょう。特に皮膚の柔らかい、わきやVIOライン(ビキニライン・外性器周り・肛囲)は皮膚をしっかり伸ばして、毛の流れにそって、ふわりとやさしく刃をすべらせるように剃りましょう。何度も同じ場所を剃らないようにすることも大切です。
POINT1
皮膚をしっかり伸ばす
脚や腕などはそのままでも大丈夫ですが、皮膚のやわらかい部位、シワが寄っている部位は皮膚を伸ばしながら剃ると良いでしょう。VIOラインは皮膚を引っ張るように、わきならひじを上げて皮膚を平らに伸ばして剃りましょう。
POINT2
毛の流れに沿って剃る
毛は生えている方向に向かって、かみそりをすべらせるように動かして剃りましょう。何度も同じ場所に刃をあてないように、少しずつ小さくカミソリを動かして、剃るのがコツです。
Q.処理後の肌荒れが気になる!
A.ビフォー、アフターのケアを念入りに!
BEFORE
シェービング用のジェルやフォームを活用
刃の滑りをよくするため、脱毛前には脱毛用ジェルやフォームを付けましょう。石けんよりも肌にやさしい専用の滑剤を使用しましょう。
AFTER
オイルを塗ってしっかり保湿する
脱毛後はぬるま湯でよく洗い流したら、肌に負担の少ない保湿力の高いオイルやクリームなどで、しっかり保湿。
Q.毎日剃ってもいいの?
A.剃りすぎは肌荒れの原因
できれば週に1~2回程度に
剃るたびに、角層を削り、皮膚バリアを壊してしまうので、剃る間隔はできるだけあけたほうがいいのです。でもムダ毛が気になる夏なら、週に1~2回以内にするのが理想です。
〈こんなんじゃ、肌みせできない!ざらつき・黒ずみ〉
Q.お尻や腕etc.どうしてざらつくの?
A.刺激から体を守るため、角質が厚くなるから
ざらつきは肌の乾燥や衣服のこすれなどの刺激から角質を厚くして肌を守ろうとする、一種の防御反応です。ざらつきがひどいと黒ずんで見えることも。角質のキメが整うとざらつきもなめらかになってきます。肌のターンオーバーを促すために、肌への刺激を極力避けましょう。
Q.ざらついた部分のケア法は?
A.スクラブはNG。泡洗浄と週1~2回のピーリングでケア
ゴシゴシとボディタオルで洗う習慣が、逆にざらつきを悪化しているケースも。石けんの泡でなでるように洗えば十分です。ボディソープを肌に原液のままつけると乾燥しやすくなるので注意しましょう。また、スクラブは肌への刺激が強いのでざらつき肌にはNG。ピーンリング剤を使ったり、酵素系洗顔料の泡をつけて2~3分放置しておいたりするのがよいでしょう。
Q.乾燥とざらつきって関係ある?
A.ざらつきに乾燥は大敵!入浴後の保湿ケアを忘れずに
肌が乾燥するとバリア機能が低下するために、角質が厚くなり、ざらつきの原因に。そのため、乾燥対策は入念に行ないましょう。保湿にはオイルよりも保水効果の高いボディ用乳液やクリームがおすすめです。お風呂場に保湿剤を置いておき、入浴後30分以内に肌がしっとりするほどたっぷり塗りましょう。
Q.ざらつきには種類があるの?
A.できる部位によってタイプが違います
ざらつきはできる場所によって症状が違って見えます。例えばお尻は座りっぱなしの刺激によって角質が厚くなってごわついたり、ひじやひざは角質が厚く黒く見えたり。ざらつきやごわつきなどの肌トラブルは、外部からの刺激の多い場所に現れるので、そういう部位は特に乾燥対策に力を入れましょう。
ざらつきの種類
●上腕の外側
毛穴が赤茶色になってボツボツして見え、触るとざらつきを感じるトラブルが多い。保湿しても消えない場合は東洋人に多い毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)かもしれません。難治性のため、医療機関での治療がおすすめです。詳しくは当院HPをご覧ください。
●お尻
お尻は座ったときに体重がかかります。イスや床などとの摩擦、圧などの物理的刺激で、角質が厚くなりざらつきやすい部位です。お尻もしっかりと保湿をしましょう。
●ひじ・ひざ
脂肪の少ない関節部は物理的な刺激がダイレクトに伝わり、角質が厚くなりやすい部位です。ひじや膝をつく習慣がある人は黒ずみも起こしやすいので注意しましょう。
●背中
手が届きにくいので、お手入れが行き届かず、角質が厚くなりやすく毛穴が詰まりやすい部位です。また、体の中では皮脂分泌量も多く、ニキビも好発します。。
=背中、腕の赤茶色のざらざらブツブツ毛孔性苔癬かも=
東洋人の若い世代にできやすい皮膚の疾患
東洋人の若い世代に多い毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は、毛穴の角化異常症のひとつ。体質的に毛穴の角質が厚くなりやすい人に生じ、角栓が毛穴につまって、赤茶色のブツブツができます。不潔にしていると誤解して洗いすぎると、ざらつきと同じで逆効果になります。セルフケアでは治りにくいので、皮膚科医に相談しましょう。
できやいのは、二の腕や背中の上の方、時にお尻にもみられます。美容皮膚科ではケミカルピーリングで角質を薄く溶かし、毛穴のつまりを解消。産毛と黒ずみ、赤みを解消するレーザーを2種を照射して、黒ずみや赤茶色のブツブツを改善させます。5~6回で肌がなめらかに白く変わっていきます。
〈汚れに見える色素沈着をケア 黒ずみQ&A〉
脱毛をしっかりしているのに、毛が残っているように不潔に見えちゃう黒ずみ。
肌への色素沈着を抑えて、キレイな肌色にする方法は?
Q.どうして肌が黒ずんで見えるの?
A.肌への過剰な摩擦でどんどん黒くなる!
わきやVラインなど、黒ずみが気になる場所は、摩擦がくり返されているところ。Vラインやバスト下の黒ずみが気になるなら、縫い目のない、やさしい素材の下着を選びましょう。わきの黒ずみの多くはセルフ脱毛が原因。何度もカミソリで肌をこすったり、毛抜きでの脱毛の繰り返しは黒ずみの原因になるので注意しましょう。
部位別黒ずみの原因
●わき
剃毛による摩擦が誘因となり、メラニンが増え、毛穴に皮脂がつまると、黒ずみが生じます。レーザー脱毛は黒ずみもケアできるので、気になるなら検討してみてください。
●Vライン
もともとの肌質に加え、下着による擦れが原因。締め付けが強かったり、ケミカルレースがあたることで刺激を受け、メラニンが増えたり、角質が厚くなったりして黒ずみます。肌の浅黒いタイプは黒ずみが目立ちやすいので注意しましょう。
●ひじ・ひざ
ひじやひじを机や床につくなど、刺激を受ける頻度が多いと角質が厚くなり、やがて黒ずみになります。ひじやひざをつかないようにすると緩和されます。
●乳首
摩擦刺激よりも、性成熟期はホルモンの関係で黒くなりやすい部位です。特に、妊娠出産後は驚くほど黒くなることもあるが、しばらくすると落ち着きます。
Q.乳首の黒ずみはピンクになるの?
A.ピンクは妄想。日本人は薄いベージュ~ブラウン
東洋人の乳首は薄いベージュからブラウン色が標準。乳首がピンクはただの妄想です。外性器周りや乳首はホルモンの関係で黒くなりやすい場所です。特に女性ホルモンの分泌が盛んな20~30代は一番濃くなりやすいのです。それでも気になる人は、レーザーと美白剤のコンビネーション治療で黒ずみをトーンアップすることは可能です。
Q.黒ずみは消せるの?
A.セルフケアなら時間をかけて、クリニックのレーザーなら5~6回で薄くなる
まずは、黒ずみの原因となる肌への摩擦を避けましょう。そして、ざらつき対策と同様にこすり洗いは厳禁です。ピーリング剤や酵素系洗浄料を使ったり、ピーリング効果のあるレチノール入りのクリームを黒ずみに塗るのもいいでしょう。セルフケアは焦らず、毎日のケアをさぼらないことが大切です。クリニックのレーザー治療の場合は、だいたい5~6回で黒ずみが薄くなってきます。
関連リンク
レーザー脱毛:産毛も黒ずみも改善
ケミカルピーリング:美白とキメの改善効果が人気
ジェントルレーズ:黒ずみケアの定番。安心の効果。
=クリニックの処方箋=
メラニン生成過程をブロックし、ターンオーバーを活性化しましょう
医療機関のみで扱うメラニンを作りにくくする美白剤としては「HQクリーム」(高濃度ハイドロキノンクリーム)と「ルミキシルクリーム(ハイドロキノンと同様の効果)」が必須です。さらに、メラニン排泄を高めるレチノール配合化粧品の併用で、すでにできてしまった黒ずみも改善します。抗酸化作用が高く保湿効果もあり、ボディにも使いやすい価格なので、当院では「エンビロン モイスチャーACEオイル」が人気です。
関連リンク
院内調合オリジナル化粧品について
Q 黒ずみ、ざらつき、脱毛etc.並行輸入のボディ用クリームって効くの?
A ほとんどが白人用なので気をつけて!
ネットで購入できる商品はほとんどが欧米製。白人用に作られている場合が多いので、日本人にはあまり向いてないものも混ざっています。配合されている成分も日本の規約とは違うので、買うなら自己責任と心しましょう。
=プロの手を借りて黒ずみケア!「銀座ケイスキンクリニックの治療体験記」=
黒ずみもざらつきも、短い時間で、素早くキレイになるとウワサのクリニックのレーザー治療を体験いただきました。
体験されたのは、富樫佑香さん
15年ほど前に脱毛は済んでいますが、時々1本だけ生えてくる毛が気になり、わき全体が透明感なく黒ずんでいることをお悩みでした。
カウンセリング後、まずは肌のざらつき、毛穴のつまりをとるケミカルピーリングを施術。次に美白・脱毛効果のあるレーザー「ジェントルレーズ」ときめを整えるレーザーピーリング「ジェネシス」の2種類のレーザーを照射して、肌をなめらかにしていきました。
2回で肌のざらつきが気にならなくなり、3回で赤みが目立たなくなり、5~6回で肌に透明感が出て、黒ずみがなくなってきます。医療用の美白剤の併用も効果アップに役立ちます。
ビフォアーとアフターのわきの拡大写真を見比べてみると、黒ずみ部分が白くなり、しわに沿った黒ずみも薄くなりました。ご本人も、肌のざらつきもとれ肌が見違えるほどキレイになり、施術翌日のつるつる感は感動もの!と、ご満足いただきました。
是非、ご一読下さい。
雑誌『JJ』2017年6月号(4月23日発売 掲載ページP173)
特集『美容界のプロから老化に怯えるJJ読者へ 20代で始める!未来につながる「予防美容」』で慶田院長の取材記事が掲載されました。
「ジャンル別 スペシャリストのおすめ予防医療」のコーナーで、皮膚科専門医として、エイジングケアについて紹介しました。
〈DNA検査で自分の弱点を知ればケアの方向性も明確に。〉
肌老化には、生活習慣に加え、遺伝要因が大きく影響します。最新のDNA検査『DNABeauty』で自分の肌の弱点を知りましょう。おのずと、自身が強化するべきケアがわかるはず。当院の最高顧問、東京女子医大皮膚科川島眞教授監修の肌質関連遺伝子検査は、昨年秋の話題となりました。当院でお受けいただければ担当医が解説いたします。
自分を知るひとつの軸として、取り入れてみてくださいね。
関連リンク:肌質関連遺伝子検査(DNA BEAUTY)
〈外からのケアは洗浄・保湿・光対策が命。〉
優しく洗う・水分を与える・紫外線から守るという基本のケアを積み重ねていきましょう。実はスキンケアというのは、サランラップ1枚にも満たない薄い角質層をケアすることなんですよ。
〈インナーケアは食事・睡眠・排泄・運動・ストレスコントロールの5本柱。〉
この5本柱はどれかひとつが欠けてもダメ。すべてがバランスよくできていることが健康と美肌の基礎になります。美しい人に堕落感や生活が荒んだ感じがしないのは、これが理由だと思っています。
〈25歳なら美容医療とスキンケアの使い分けを。〉
25歳のお肌にレーザーを照射すると50代より反応がよく、効果や若さをキープする年月も長くなります。わたくしはこの現象を、「投資に対する利回りの良さ」と表現し、患者様もご納得されます。もちろん、成熟世代も効果は十分あるので、物足りない場合は繰り返し治療を受けてください。必ず変わってきます。25歳のするべき投資は、ホームケアとして、ちりめんジワ対策としてレチノール入り化粧品を使い、定期的な美容医療を受けていただくのが一番賢いと思います。頻度は年に2~3回でも十分です。
人の生き方は肌に表れ、見た目が若い人は内臓も若いという事実もでてきています。
JJ世代では、まだ老化を身をもって感じることはないけど、5年後10年後の自分のイメージに不安を感じていませんか?時々高い化粧品や高い服を買ってモチベーションを上げるのと同じように、スペシャルケアとして美容医療を緩やかにスタートしましょう。まずは、肌質を整えて透明感をアップさせる低出力のレーザー『ジェントルレーズ』や、光治療『フォトフェイシャルM22』照射から始めるのがおすすめです。
関連リンク:
ジェントルレーズ
雑誌『美ST』2017年6月号(4月17日発売 掲載ページP162)
特集『美容やダイエットが続かないのも、何をやっても変われないのも頭の中の問題でした「やる気スイッチ」見つかる"脳だま"美容』に慶田院長の監修記事が掲載されました。
美容やダイエットが続かない...そんな三日坊主の原因は、脳内にあるかもしれません。今回の特集では、脳のクセを知ってうまくだませば、美容習慣が身に付くことを提唱。
美容科学・脳内科学・メンタリズムなど様々な専門家が、脳をだますHOW TOWについて解説しています。
脳科学的には、目標を具体的にイメージすることで、脳が刺激を受け、「やる気スイッチ」を持続しやすい状態を作り出すことが可能になります。また、40代を過ぎると前頭葉が衰え、感情のコントロール力が低下してしまいます。日々のイライラや不満は、シワやたるみとなって顔に刻まれていきます。口角の上がった愛され顔になるには、イキイキした表情が大切。小さなことは忘れて、機嫌よく過ごすことが、実は効果的な美容法なのです。自分の考え方のクセを知り、「絶対にこれ」と思い込まずに、気持ちにゆとりを持つことが大切です。
慶田院長は、表情ジワについて解説しました。
『感情を整えれば眉も、シワも、輪郭も見違えます 脳をだまして愛される顔に!』
【眉を寄せるような表情グセが、シワや輪郭を変える要因に】
シワやたるみ、輪郭の変化は、顔面靭帯の衰え、皮膚のたるみ、脂肪の減少、骨の萎縮や移動といった加齢現象に加え、日ごろの表情グセなどによって作られます。眉間を寄せるクセがあると、鼻根筋に縦ジワが入り、いつも怒っているように見られてしまいます。噛みしめるクセがあると咬筋が発達して顔の輪郭が四角く大きくなってしまいます。また、自分では気づかない人が多いのがアゴにできる梅干しジワです。口を尖らせたり、顎に力を入れたりすることでこのシワは寄り易くなります。
鏡の前や写真撮影などで決め顔を作っているときには表れませんが、日ごろの表情や顔の筋肉の使い方が思わぬ老け顔を作っています。シワを予防して深くしないためにはボトックス注入がおすすめです。これに加えて、自分の表情グセを知って、繰り返さないことも大切です。
・施術別 ボトックス(表情ジワ)
・お悩み別 シワ
是非、ご一読ください。
雑誌『&ROSY/アンド ロージー』2017年5月号(3月23日発売 掲載ページP96~104)
特集「たゆまぬ予防とケアが必須です 35歳からはにごり肌を"ブライトニング"」
に慶田院長の監修記事が掲載されました。
大人の肌色の変化、その原因は根深く、かつ複雑です
「昨日寝不足で顔色が悪い」「洗顔を適当にしていたら肌の透明感がなくなってきたかも」。そんな、若いころの一時的な"くすみ"とは違い、なんとなく日々肌がどんよりして、調子が出ない感じ。化粧水で潤しても透明感が出ないし、明るく軽やかな春の服も決まらない...。そんな大人が感じている肌色の変化を、&ROSYでは"にごり肌"と命名。
その原因について、皮膚科専門医の慶田院長が解説しました。
紫外線はもちろん、ハードワークによる疲れや日々のストレス、加齢による代謝の低下など、30代後半の肌は様々なことでダメージを受けがち。悩みのタネである肌色の変化にも、いくつかの要因が考えられます。
具体的には、「まずは、紫外線などによって肌の中で褐色のメラニン色素が過剰に作られた"メラニンにごり"。冷えや体調不良で血行が悪くなり、肌に栄養が行き届かない"血行不良にごり"や、肌の乾燥や代謝の乱れによって肌表面にくすんだ古い角質が滞る"角質肥厚にごり"も、この世代は多いですね。さらに40歳前後になると、肌の奥にあるコラーゲン線維が過剰な糖によって黄ばむ"糖化にごり"も気になり始めます」
少し聞いただけでも、普段の生活に思い当たる節がありませんか? 大人の肌では複数のにごりが折り重なっているケースも多々。自分はどの"にごり肌"なのかを把握して必要なお手入れを取り入れ、曇り空を晴らすように肌の"ブライトニング"を始めましょう!
<解決すべきは"にごり肌">
そもそも"にごり肌"って何?
「肌が常にどんよりとして色だけでなく、見た目全体に悪影響を与えている状態」
加齢によって様々なダメージが積み重なり、慢性的にどんよりとにごっている肌。透明感がないので年齢より老けて見え、ナチュラルメイクが思うように仕上がらず厚塗りになりがちです。また、ファッションにも色濃く影響してしまいます。淡いパステルカラーやベージュ、グレーなどでは肌色がよりにごって見え、どんより疲れた印象に。つい、パッキリとした色の服ばかり手に取るようになったら、"にごり肌"が進行している証かも......!
< "にごり肌"の中では、こんなことが起こっている!>
肌は表皮とその奥の真皮の2層に分かれていて、真皮の最も表面を「角層」と呼びます。それぞれ、にごっているときの状態を解明!
●角層
水分をサンドイッチ状に挟み込みながら細胞が重なり、肌を外敵から守っている部分。角質細胞の接着が悪いと、水分を抱え込めず透明感が失われます。乾燥や代謝の乱れによって角層が厚くなると、その分肌はにごって見えます。
●表皮
紫外線などの刺激を受けると、表皮最下層の「基底層」にあるメラノサイトでメラニン色素が作られ、表皮細胞へと受け渡されます。メラニンが過剰に作られ続けると、シミや表皮のにごりにつながります。
●真皮
肌の奥で、コラーゲンやエラスチンといった線維が弾力を支えている部分。これらの線維に糖が結びつく(糖化)と、線維の弾力が低下し薄茶色になり、なんとなく黄ぐすんだにごり肌になります。
その他、体内のトラブルも"にごり肌"の一因に!
●血管
ストレスや冷えなどによって血管が収縮すると、新鮮な血液が肌の毛細血管まで届かず、血行不良によるにごりが発生。肌に栄養が行き渡らないので、放っておくと乾燥やたるみなどの原因にもなり、さらににごり肌が悪化します。
●腸
腸内環境の悪化により便秘になると、血中の腐敗産物が増え、それによる悪影響で肌が乾燥しやすくなることが分かっています。すると、角質肥厚で肌がにごり、ニキビや肌あれの原因にも。便秘は肌にも百害あって一利なし!
●神経
ストレスの肌への影響に直接関わっているのは、自律神経。過剰なストレスを感じると自律神経の「交感神経」が優位になり、代謝が乱れ、皮膚温も下がって肌に悪影響。ストレスをなくすのは無理でも、減らすことを意識して。
<35歳以上の私たちはこの4大"にごり肌"に注意して!>
●メラニン
紫外線や外的刺激が引き起こす
01.メラニンにごり肌
【こういう状態】
☑肌が浅黒くくすんでいる
☑シミや、頰のモヤモヤした肝斑が目立つ
外歩きが多かったりアウトドアスポーツが好きだったりと、紫外線を浴びている人に多い"メラニンにごり肌"。
紫外線から肌の細胞を守る傘の役割を持つメラニンが過剰に生成され続けている状態です。紫外線を浴びた記憶は肌の中に残るので、昔アウトドアスポーツをしていたという人も要注意。また、両頬にモヤモヤと左右対称にある『肝斑』も、同じくメラニンの過剰生成。原因は紫外線ではなく、ホルモンや物理的刺激などによる炎症の一種です。
●血行
血液の循環不良が主な原因
02.血行不良にごり肌
【こういう状態】
☑顔色が青白く、元気のない印象
☑下まぶたをめくると粘膜が白っぽい
美肌にとって最も大切なのは、体内から届く栄養です。太い血管から毛細血管を通して肌に受け渡され、肌の再生や生き生きとした顔色を作る源となります。ストレスや冷え、睡眠不足などによって血行が悪くなると、肌に栄養が届かず、青白いにごり肌に。また食事の栄養が不足していたり、生理が重かったりすると貧血になり、肌の調子も悪くなります。
"あっかんべー"をして下まぶたの粘膜が白っぽかったら、血行不良や鉄欠乏性貧血の証。
●角質肥厚
乾燥や紫外線などによる
03.角質肥厚にごり肌
【こういう状態】
☑肌に触れるとゴワゴワ、キメも粗い
☑透明感がなく、メイクのノリが悪い
肌表面にある「角層」は、角質細胞が層状に重なったもの。その内側の生体を紫外線やホコリなどの外敵(アレルゲン)から守る、大切なバリアです。表皮の生まれ変わる過程で水分を保持する成分が作られないと透明感が低下し、必要以上に厚くなってしまうと、にごり肌の原因になります。肌が乾燥していたり、強い紫外線を浴び続けたりすると、古い角質を留めてバリア機能を強化しようという力が働き、角層は重層化します。すると、肌はくすんでしまうのです。
●糖化
体内の糖が肌の中で悪さをする
04.糖化にごり肌
【こういう状態】
☑肌色が黄色っぽく、不健康な感じ
☑ハリや弾力もなくなってきた
30代後半〜40代になり、代謝機能が低下してくると、少しずつ気になり始めるのが"糖化"。体内の過剰な糖がタンパク質に結びつき、変性させる現象です。肌の中では、真皮の弾力を支えるタンパク質=コラーゲン線維に糖が結びつき糖化最終産物(AGEs)となり、古びた輪ゴムのように弾力のない線維へと変性します。同時に色も黄~褐色に変わってしまします。いわゆる老化であり、一度糖化してしまうとお手入れでは元に戻すことができないので、予防が肝心です。
<ブライトニングの基本をおさらい 4大にごり肌の原因と対策>
35歳以上の4大にごり肌、あなたはどれに当てはまりましたか? それぞれのにごりの解消法について、さらに詳しく知っていきましょう。複数のにごり肌に心当たりがある人は、できることからなるべく多く取り入れてみて。
紫外線や外的刺激が原因
01.メラニンにごり肌
肌が浅黒く、シミが目立ったり、頰に左右対称にモヤモヤした肝斑がある"メラニンにごり肌"。紫外線はもちろん、最近は大気汚染や物理的な刺激によってもメラニンが増えることが分かっているので、インドア派も要注意!
●原因
1紫外線が最大の敵!
最も注意すべきは紫外線。たとえ日焼け止めをつけていても、塗る量が薄すぎたりくずれて薄くなっていたりすると、紫外線が肌を刺激し、メラニンの生成が促されて肌がにごった印象に。まずは紫外線をしっかり防ぐことが大切。
2ブルーライトもメラニンの生成を促す
一般的にほとんどの日焼け止めは、400nmより短いUVAとUVBしかブロックしません。実は400~420nmの短波長のブルーライトは、紫外線同様メラニンの生成を促します。
3炎症によってもメラニンが増える
こすったりニキビをつぶしたりといった刺激は、肌の炎症につながり、防御反応としてメラニンが生成されてしまいます。肌を優しく扱うことが、にごりの防止になるのです。
・摩擦
化粧水をつけるときコットンで拭き取ったり、ゴシゴシ洗顔したりという動きがNG。
・合わない化粧品
気づかず使い続けていると、肌に合わない成分が刺激となって炎症を起こし、メラニン生成を誘発します。
・ニキビや湿疹、傷など
強い炎症によってメラニンが過剰に生成され、ニキビ痕や黒ずみとして残ってしまいます。
・大気汚染
花粉やPM2.5などの大気汚染物質が肌の微炎症を引き起こすことも分かっています。
●対策
メラニンの生成を抑制&スムーズな排出を促して
スキンケアでは、美白有効成分が入ったコスメを日々のお手入れに取り入れ、過剰なメラニン生成を抑えつつ、メラニンの排出を促しましょう。肝斑には、トラネキサム酸を配合した内服薬が有効的です。
通常メラニンは表皮の最下層にあるメラノサイトで作られて表皮細胞に受け渡されますが、強い炎症をおこすと真皮に落ち込んでしまう場合があります。こうなるとコスメや薬での改善は無理。美容医療の力を借りましょう。
≪フォトフェイシャルM22≫
最新の光治療『フォトフェイシャルM22』照射が効果的。肌のターンオーバーを活発にし、真皮の線維芽細胞の働きを活性化させる光治療。続けることでシミや赤ら顔も徐々に薄くなり、肌質がアップします。銀座ケイスキンクリニックではケミカルピーリングもセットで、ドクター照射のため、美肌効果が高いと評判です。
HPリンク フォトフェイシャルM22
血液が巡っていない!
02.血行不良にごり肌
顔色が青白く元気がなかったり、下まぶたをめくると粘膜が白っぽかったり。血行不良や貧血などにより、毛細血管にまで栄養が行き届かないことが原因です。肌は生死に関わる臓器ではないため、体調や栄養不良を反映しやすいのです。
●原因
1女性に多い、隠れ貧血にも注意
偏った食生活を続けていたり生理が重かったりすると、貧血に陥りやすいもの。自分では気づかない"隠れ貧血"の場合もあるので、定期的に"あっかんべー"チェックを。
2血行不良
ストレスや冷えで血行不良になるのはもちろん、体の筋肉量が少ないと、血液を循環させるポンプが弱いので循環が滞りやすくなります。運動やストレッチをする習慣のない人は要注意。
●対策
1体を動かして血液循環。ストレッチでもOK!
デスクワークが中心の人は、お茶を入れるついでに肩を大きく上げ下げしたり、肩甲骨を寄せたりするストレッチを。通勤で早歩きするだけでも血行アップにつながります。
2温めて血行促進
背中やお腹など、体幹部を温めると全身の血流が効率よく促されます。慶田先生は蒸気の温熱シートを愛用しています。
乾燥や刺激に要注意
03.角質肥厚にごり肌
乾燥肌でにごりが気になる、さらに肌に触れるとゴワゴワするなら、角質肥厚に陥っている可能性が。刺激やストレスなどによっても悪化するのでご注意を。とはいえ厚くなった角質を無理に落とすのは逆効果。優しいケアを心がけましょう。
●原因
1保湿不足
夜は化粧水だけつけて寝てしまった、乾燥肌なのにクリームを使わない、など、お手入れで与える潤いが足りないと肌が乾燥に傾きます。すると肌がバリア機能を保とうとして角質肥厚に傾きます。
2強すぎる洗顔
乾燥肌でも皮脂や化粧品の油分が酸化すると刺激になるので洗顔は必須。でもゴシゴシこすり洗いはバリア破壊の原因になるのでNG。同様に、洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料も×。
3紫外線
初夏〜夏の強い紫外線を浴びると、肌は角層を厚くすることで内側を守ろうとします。これは日焼け止めをつけていても起こる自然現象なので、夏場はどんな人でも角質肥厚を意識して。
4油抜き食生活
過剰な油脂や酸化した油を避けるに越したことはないのですが、油を極端に減らすと肌の潤いの元が補われず、乾燥肌を招きます。肌の材料となる、タンパク質が少ない食事もNG。
5睡眠不足・ストレス
このふたつは、すべての肌トラブルにつながるといっても過言ではありません。ターンオーバーがうまくいかなくなり、肌の潤いバランスや代謝も乱れて角質肥厚の原因に。
6便秘
直接的な原因ではありませんが、便秘になると血中の腐敗産物が増えて肌が乾燥することが分かっています。角質肥厚を起こし、さらには毛穴が詰まって乾燥ニキビの原因にも。
●対策
正しい洗顔で古い角質を優しくオフ
しっかり泡立てるのがコツ
洗顔は泡が命。泡のひとつひとつに古い角質や汚れを吸着させて落とすので、よく泡立てましょう。洗顔料の実使用量が減り、肌への負担も減ります。
デイリーには通常の洗顔料でOKですが、週に1〜2回、酵素など古い角質の結びつきを緩める成分が入った洗顔料を取り入れると、肥厚した角質を優しくオフできます。
丁寧保湿でターンオーバーを正常に
たっぷりの潤いで角層を柔軟に
肥厚した古い角質を優しく自然に剥がすのに、何より効果的なのは保湿ケア。化粧水や美容液は手で優しく、たっぷりなじませて。
良質な美容液や化粧水などで潤いをたっぷり重ねることで、古い角質も自然に剥がれやすくなります。
体内の糖が原因
04.糖化にごり肌
30代後半以降に見られる糖化にごり肌は、いわゆる"黄ぐすみ"。肌のコラーゲン線維に体内の不要な糖が結びついて黄色っぽく変化。一度糖化してしまうと元に戻すことは難しいので、日常生活でできるだけ糖化を防ぐよう心がけましょう。
●原因
コラーゲンに糖が結合、変性させる
肌奥の真皮層で弾力を保っているコラーゲン線維。それに糖が結びつくと「AGEs」(糖化産物)という物質に変化します。色は黄ばみ、古びたゴムのように弾力がなくなって、大人の肌を老化させる大きな原因に。
●対策
ベジタブルファーストの食事
体内で急激に血糖値を上げないことが、糖化の予防になります。食事は"葉野菜→豆→魚→肉→根菜類や主食"の順に食べ、血糖値の上昇を穏やかにしましょう。
美容医療に頼るという手も
糖化したコラーゲンをどうにか元に戻したい場合は、肌をリニューアルする感覚のレーザー治療が効果を発揮します。
≪フラクショナルCO2レーザー≫
炭酸ガスレーザーを小さなドット状に照射し、ダメージを極力抑えながら新しい肌の再生を促す治療。6〜10回で新しい皮膚が再構築され、ピンキッシュなベビースキンに生れ変わります。
HPリンク フラクショナルCO2レーザー
UVケアはブライトニングの基本です
紫外線を浴びると肌の中で活性酸素が発生します。その活性酸素がメラニンの生成を促したり、肌を乾燥させたり、コラーゲン線維の分解を促したりという"悪さ"をするのです。メラニンにごり肌や角質肥厚にごり肌を防ぐにはUVケアが欠かせないのですが、それ以外の様々なトラブルを未然に防ぎ、ブライトニングケアの効果を発揮させるためにも、UVケアは基本中の基本!
<もはやただの日焼け対策にあらず!「マルチプロテクター」でにごり肌予防>
ブライトニングを目指すならもうひとつ、必ず取り入れたいのが今年大豊作の「マルチプロテクター」。紫外線はもちろん、赤外線やブルーライト、大気汚染もカットする、にごりのない肌のための基本中の基本です。選び方、使い方をしっかりおさえましょう。
なぜUVケアだけじゃダメなの?
マルチプロテクトのきほんの"き"
赤外線ってそもそも何? ブルーライトや大気汚染も肌に悪いの......!?
そんな素朴な疑問にお答えしました。
Q今、なぜマルチプロテクトなの?
Aエイジングの要因の約80%は環境であるという事実が!
遺伝子研究により、肌のエイジングサインの約80%は、紫外線や赤外線、大気汚染といった環境によって引き起こされていることが明らかになりました。空気中のチリやホコリが肌に刺激を与え、酸化の一因となることがわかっています。美肌の鉄則は守りです!
肌に影響を与える主な光線
●UVB
紫外線の中でも波長が短く、肌の表皮に影響を及ぼす。UVBの刺激によって表皮のメラニン生成機能が活発になり、日焼けやシミ、くすみの原因に。
●UVA
紫外線の中でも波長が長く、肌の奥まで届いて真皮に影響を及ぼす。コラーゲンやエラスチンといった線維を変性させ、弾力を失わせてシワ・たるみの原因に。
●ブルーライト
人の目で見ることができる「可視光線」の中でも、最も波長が短い光。太陽光に含まれるものは肌に影響が強い。PCやスマートフォンなどのLEDディスプレイの波長は眼を傷害します。
●赤外線
紫外線より波長が長く、肌奥の皮下組織や筋膜にまで到達。エネルギーは弱いものの太陽光線の約50%を占め、肌にじわじわとダメージを蓄積させ、たるみと赤ら顔の原因となります。
大気汚染も肌に刺激を与え、酸化の原因に!
チリやホコリ、排気ガスなどは肌内部に活性酸素を発生させ、肌の酸化を引き起こすことがわかっています。にごりにつながる肌あれや乾燥、代謝の乱れを招き、毛穴やシワを目立たせます。
Q.「SPF」と「PA」ってどういう意味?
A.紫外線から肌を守る指標です。
SPFとはSun Protection Factorの略で、UVBの防御値を示すもの。50+が最高値です。PAとはProtection Grade of UVAの略。+の数で示され、4つがUVA防御指標の最高値。
Q.SPF・PAが最高値のものを選ぶのがベスト?
A.適材適所で選びましょう。
日焼け止めは肌の健康を守るために欠かせないものですが、紫外線吸収剤が合わないは肌の負担にもなるので、シーンに合わせて使い分けましょう。日常生活ならSPF30、PA+++程度のもので充分です。
Q.プロテクターを塗るコツは?
A.使う量が大切!少ないと表示通りの効果が発揮されません。
日焼け止めの数値は、1平方㎝あたりに2mg、つまりかなり厚塗りした状態のもの。実際にはその1/4程度しか使っていないと言われ、すると効果も激減。しっかり量を取り、まんべんなく塗りましょう。額、両頬、鼻、顎と顔の5か所においてから塗ると塗り忘れ防止に。二度塗りが肝心です。
Q.プロテクターを怠るとシワができるって本当?
A.UVAがシワの原因になります!
肌の奥に到達するUVAは、コラーゲンやエラスチンといった弾力線維にダメージを与え、機能を低下させます。UVケアをせず無防備に過ごしているとシワ・たるみの原因になります。
UVAは波長が長く、肌奥の真皮まで到達。ヒリヒリ日焼けの原因になるUVBに比べて実感しにくいのですが、活性酸素を発生させ、コラーゲンやエラスチン線維にじわじわとダメージを与えます。
Q.プロテクターは朝しっかり塗れば大丈夫?
A.日中、必ず塗り直しをしましょう。
プロテクターやUVカット効果のあるベースメイクを塗っていても、くずれれば効果は減っていきます。肌を守るためには必ず塗り直しを。お直しには重ねやすいスプレータイプも活用して。
Q.去年の日焼け止めって使っていいの?
A.開封したら速やかに使い切って。
よい状態で使うためにはシーズン内で使い切るのが理想。プロテクトの研究や技術もどんどん進化しているし、大切な肌を守るためには最新のものを使うのがベスト!
ニュアンスカラーのトップスを着ると顔がくすんで見える、「疲れてる?」と聞かれる回数が増えた......。それは、加齢に伴う肌色の"にごり"が原因かもしれません。紫外線がますます強くなるこの時期、自分にぴったりのブライトニングケアをスタートしましょう!