雑誌『VOGUE JAPAN』2017年9月号 (7月28日発売 掲載ページP158~161)

特集「Wrinkle Remedies 今からでも遅くない!大人のシワ対策」に、慶田院長の監修記事が掲載されました。

顔の表情は大切にしたいもの。でも不機嫌にみえたり、疲れてみえたりするようなシワを残すことは、本当に勿体ない事。今や、防ぐことも消すこともできるようになったシワを、コスメと美容医療と生活習慣の見直しで解決しましょう。

【Basic Skills 深刻化する前にマークすべき、シワケアの基本】
傾向と対策さえ間違えなければ、シワは予防も改善もできる時代。とはいえケアをしているのにシワっぽい人や、気にしすぎて逆効果なケースも。これから先シワに泣かないために、基礎知識をアップデートしておきましょう。

"シワを見て森を見ず"的な膨らませる治療に依存しない
シワ治療=ヒアルロン酸注入でボリュームアップ、もちろん効果的ですがそこには盲点が。ヒアルロン酸で膨らませた部分だけ元気になっても、それ以外の肌が緩んでいたら若々しくみえません。むしろ注入部位が悪目立ちして老けてみえることも。今の主流は、ヒアルロン酸で皮膚と骨をつなぐ顔面靱帯を補強してハート型の輪郭に補正するリフトアップ治療。
靭帯の基部を補強するように入れたヒアルロン酸製剤がコラーゲン産生を促し、再生の足がかりとなります。
また、フォトフェイシャル照射などの顔全体を活性化する穏やかな治療を定期的に受けることも効果的。


ヒアルロン酸注入(トゥルーリフトTrue Lift)
フォトフェイシャルM22(光治療・IPL)

シワは目元から始まり最後に出るのは口もと。
最初にシワが目立ちやすいのが目尻、20代後半から笑ったあとに残るシワが気になる人もいます。そして額や眉間も表情のクセで早くから出やすい部位。靭帯の緩みによるたるみで徐々にボリュームが下に移動し、たるみジワでもあるほうれい線が発生し、最後にシワが出やすいのが口元です。
表情ジワにはボトックス注射が最適で、20代のうちにスタートしたい美容医療の一つと言えます。何よりもシワが刻まれる前の予防効果が高い治療だからです。
ただし、目尻と額はまったく動かないと怖い顔になってしまいますから、浅くに注射するメソボトックス注射で表情を残し、マイルドな施術にするなど、さじ加減が必要です。逆に眉間のシワは早めにしっかり消しましょう。

ボトックス注射(表情ジワ)
ボトックス注射(メソボトックス)

子ども時代に浴びた紫外線も今の肌老化=シワの原因に。
紫外線による光老化は、シミだけでなく、真皮にダメージを与えてシワの進行を早めることはよく知られています。実は子どもの頃に浴びた紫外線の量で、大人になった時の肌老化に変化があらわれます。DNAを損傷させる紫外線。子どもの頃は抗酸化力を持つ酵素の分泌が盛んですが、大人になると活性が衰え錆びやすくなり、シワのリスクが増えます。
過去は変えられないので、少なくともこれからの徹底ブロックが不可欠です。

スムージーで朝食、菜食主義の"皮膚粗しょう症"に注意。
皮膚の再生は、内臓などの組織に行き渡ったあとの余った栄養で行われます。肌の若々しさには動物性脂質やタンパク質が不可欠。栄養状態が悪いと、脂肪組織やコラーゲン線維が少なくシワシワの"皮膚粗しょう症"になりかねません。肌の材料であるタンパク質=アミノ酸が不足すると代謝が落ち弾力は一気に低下。肉、魚、豆などのタンパク質を バランスよく摂ることが大切です。野菜中心のヴィーガンにマクロビ、朝はジュースやスムーシーで、定期的にファスティング。このようなヘルスコンシャスなそんな食生活も シワのリスクを増やす恐れがあるので、注意しましょう。

【What is your wrinkle type タイプ別、最適シワケアで若返る!】
どこにどんなシワができるかは、骨格、肌質、輪郭、表情のクセ、生活習慣で大きく変わります。自分のシワのタイプを見極めて、注意すべきことと最適なケアを知れば、シワ攻略は意外に簡単!

●type1 表情豊かな彫り深顔タイプ
☑額が広く、つるんと立体的。
☑目が大きく頬骨が高い欧米的な骨格。
☑リアクションが大きく感情表現が豊か。
☑眉を上げて目を見開くクセがある。
☑無意識に眉間にシワを寄せてしまう。
▼表情ジワは30代から!早めの一手を。
欧米人のようにメリハリのある美人顔。笑う、驚 く、怒る、と豊かな表情が裏目に出るタイプです。立体的な顔立ちは、目が小さく凹凸のない和顔に比べ老化が早く、とくに注意したいのは、表情ジワ。繰り返される表情のクセで目尻、額、眉間、口周りに深いシワができやすくなっています。
まずは筋肉の収縮を緩やかにしましょう。額や眉間のボトックス注入は早めが効果的です。喫煙や日焼けによってコラーゲンの劣化が早い人は、定期的な超音波・高周波・レーザーなど医療機器照射で真皮の強化を意識しましょう。

●type2 目が大きい痩せ顔タイプ
☑目が大きく、上まぶたがくぼみやすい。
☑こめかみや頬骨の下がこけてきた。
☑顔全体に脂肪が少なく、細面。
☑目の下の凹み、たるみが気になる。
☑体も痩せ型で体脂肪が少ない。
▼しぼんだ肌のシワシワ感を払拭!
目が大きく顔の細い女優顔。もともと卵型の輪郭が、加齢や偏食で肉が削げ落ちて細面に。脂肪組織が少なく、細胞を代謝させる栄養も不十分で、密度が低くスカスカな"皮膚粗しょう症"になりがちです。その結果、頬全体に風船がしぼんだような無数のちりめんジワが発生。まずはタンパク質を多めに摂り、スキンケアで肌に栄養補給をしましょう。
美容医療では引き締めや部分的なボリュームアップはNG。 柔らかいヒアルロン酸を顔全体に細かく散らして注入し、肌に厚みを出し輪郭補正を。まぶたがくぼみ、目の下にもたるみジワができやすいので、リッチなアイケアもマストです。

●type3 脂肪たっぷりたるみ顔タイプ
☑丸顔で頬の肉付きがいい。
☑二重顎、輪郭の崩れが気になる。
☑食べること、飲むことが大好き。
☑口角が下がってきた。
☑運動習慣がなく姿勢に自信がない。

下がった頬が、ほうれい線を深くする。
おばさん印象の象徴、ほうれい線。骨格の個性 や表情筋の収縮で若い頃から目立つ人もいますが、40歳前後から深く長くなるなら、頬のたるみが原因です。弾力組織の劣化だけでなく、靱帯組織が伸びて頬の脂肪を支えられなくなると、たるみが発生します。脂肪からエラスチンを分解するサイトカインが出るという報告もあり、皮下脂肪が多いとほうれい線のリスクも増えます。さらに進行すると、マリオネットラインも伸びてブルドック顔に。
肌を根本から引き締めリフトアッフするケアに加え、糖質や脂肪の多い食生活と運動不足を改善しましょう。

<ほうれい線の種類をチェックしましょう>
肌たるみ型はまず照射治療で靱帯を引き締めて。筋肉型は顔ヨガなどの運動は逆効果。すべてのタイプはヒアルロン酸注入も視野に入れましょう。
・ 上を向くと消える、肌たるみ型
・ 鼻の横の骨が凹む、骨凹み型
・ 笑うと口角が食い込む、筋肉型
・いくつかが重なった、混合型

●type4 炎症を繰り返す乾燥肌タイプ
☑水分不足の乾燥肌で、皮膚が薄め。
☑美容オタクでケアの時間が長い。
☑色白で紫外線を浴びると赤くなる。
☑筆圧が強め。強いマッサージが好み。
☑拭き取りクレンジングを愛用。

刺激を減らせば、シワも減るはず。
小さな炎症を繰り返すとダメージが蓄積しシワが増えます。その原因は、まず日焼け。そして、日常のささいな刺激です。日焼けして赤くなる→白く戻る、を繰り返すと、肌が硬くごわつくようになり 修復力が低下。また、美容コンシャスほど、肌を触りすぎてダメージを与えがちです。アイメイクやクレンジングで力を入れすぎるなど、摩擦の刺激でもシワは増えます。とくに皮脂腺の少ない目周りや、首は炎症性の浅いシワができやすいもの。適切な保湿でバリア機能を整えて。肌を再生モードにスイッチし、自前のバリア成分やヒアルロン酸量を増やすフォトフェイシャルM22照射や極水光プラス(ダーマシャインで注入する水光注射)もおすすめです。極水光プラスは非架橋のヒアルロン酸2.0mlに、トラネキサム酸、極上美肌メソカクテル(FACE ANTIAGING XTRA)2.0mlを贅沢に混合した「美肌成分の極み」を真皮内に直接注入することで、肌質改善と保湿効果、シワやハリの改善効果、老化肌の改善効果をもたらします。

極上美肌メソカクテル(FACE ANTIAGING XTRA)は9種類の機能性ペプチド、28種類のアミノ酸、16種類のビタミン、3種類のミネラル類、2種類の補酵素、保湿成分等がブレンドされた高級メソカクテルです。抗酸化作用、抗炎症作用、コラーゲン線維・エラスチン線維の保護・増生作用、ターンオーバー促進作用、メラニン生成抑制作用、血流改善作用、生体機能調整作用などで健康的な肌再生に役立ちます。夏のお疲れ肌のリセットにも、部分的なちりめんジワだけでなく、刺激に負けない健康的な肌質にレベルアップする施術として、慶田イチ押しメニューです。

フォトフェイシャルM22照射
水光プラス


タイプ別のケアで、シワに悩まない若々しい笑顔をキープしましょう。
特に、美容医療の進化は目を見張るものがあります。銀座ケイスキンクリニックの施術は、周囲に気づかれない変化を積み重ねて、肌質ごと若返らせるナチュラルな仕上がりにご好評いただいています。
当院HP内で『シワを解決する治療一覧』を詳しくご紹介しています。

是非ご一読ください。

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